関係性補足説明
※①出会い、②体の関係になった経緯、③付き合い続ける理由、④価値観の4点から考察しています
※最新刊sbsのネタバレを含みます
※気をつけたつもりですが妄想と原作描写の線引きが曖昧になってるかも…日頃から現実とニセルフィが曖昧なので仕方ないね…
※他CPを否定する意図は一切ありません
※一部アホエロを含みます
①出会い
関連スレでも触れましたが、コビーは一方的にニセルフィのことを知っています。シェルズタウンで暴れまわる姿を見てルフィファンのコビーですら脳裏に「もしルフィさんだったら」と思い浮かべるほど動揺していました。「ルフィ激似の海賊が」「民間人に甚大な被害を出して」「それを見ていることしかできなかった」ことは恋愛感情に発展するかはともかく、優しく責任感が強いコビーに大きな影響を与えるに十分だったのでは?
ルフィに救われた人間がルフィそっくりの男を救うのってエモいな~と個人的に思ったので掘り下げました。
ニセルフィのシェルズタウン強襲事件は許されることではありません。とはいえコビーはどちらかというと自分自身に怒りが向くタイプであり、アルビダにもノータッチなところを見る限り復讐鬼にはならないんじゃないかな…このマイナススタートからでも何とかなるんじゃないかな…と一縷の望みをかけました。
そこである程度強くなって夢を叶えたところで再度出会ったらどうなるか?を考えました。相手が弱ければ弱いほど怒りは収まるはずです。
その際コビーに映るニセルフィは燻っているかつての自分であり、ルフィに出会わなかった世界線の自分なのかもしれません。
コビーはとことん社会的で光属性なのでニセルフィを更生させることでかつて彼を前に何もできなかった自分を清算するのではないでしょうか?また、「ルフィにそっくりの人間が哀れに生きている」視覚的情報に否応なく心が引っ張られてしまうのではないかと考えました。コビーはたとえ恋愛感情はなくても助けることに関してはぐいぐい来そうですよね
②体の関係になった経緯
このニセルフィはビッチ個体なので突然世話を焼いてくるコビーに「何こいつ?利用してやろ」と、とりあえず企むと思います(ニセルフィにとっては初対面)
彼の場合まず身体で懐柔することを考えるでしょう。また若く精悍な海兵を誘惑する欲望もあるはずです。おそらく彼らは初体験の前にこのような会話を交わしたのではないでしょうか
ニセルフィ「一発ヤろうぜ~」
コビー「僕はそんなつもりじゃない!!そんなことしなくていいんです…!」
(海軍という権力に怯えているのか…と勝手に同情)
ニセルフィ(あ~そんな感じか)とすぐ切り替える
ニセルフィ「おれ今までまともに身体重ねたことなくて…頼むよ一晩でいいんだ 温もりがほしい 横たわって女のことでも考えてればいいんだ」
コビー「でもそんな不誠実なこと…」
ニセルフィ「助けると思ってくれ おかしくなりそうなんだ お前に断られたら別の男に雑に抱かれてくる」
コビー「分かりました…でもこれっきりだと約束してください 友達と一緒に訓練したりおにぎりを食べたり…身体以外でも温もりは感じられます ゆっくり知っていきましょう」
ニセルフィ「かかったな!スパイダー騎乗位をくらいやがれ!!」
コビー「うわああああああ!??」
当然コビーは怒りますが、かわいそうに。恩人と同じ顔をした男が自分の上でいやらしく腰を振る視覚的暴力により、性癖にヒビが入ってしまうに違いありません……ニセルフィはコビーとのセッに満足したので「これは人助けなんだ」と言いくるめて定期的に抱かせるように仕向けそうです…そしてずぶずぶへ…どうしようもない子の面倒見てると愛着湧くしね…愛と甲斐性が海より大きいコビーがサンクコストバイアスかかったらまじでやばいぞ
③付き合い続ける理由
ぶっちゃけこのカプコビー側に全然メリット無いですが、台風みたいなニセルフィに振り回されるうちにこれくらい何も考えず気楽に生きていいんだ…と心が傾き始めたらいいなと願っています。
コビーの周りには励まし上手が無限にいると思いますがみんな輝いて成長しているからコビーは「僕も負けてられないぞ!!」の方向にしかいかないのではないでしょうか。立ち直り方がこの一種類しかないのって個人的には結構危険だと思います。ダメな自分を認めることができないからです。コビーはある日突然鬱になりそうという偏見があります。
だからニセルフィみたいなどうしようもないけど馬鹿で楽しいタイプはコビーにとっては珍しい種類の癒しになり得ると考えられます。話を聞いて慰めてくれる同僚もいいけどただ飲みに連れ出してくれる中学時代の頭の悪い悪友…みたいな 家帰ってきたらウレション漏らしてお出迎えする一生お手を覚えない雑種犬みたいな……そのためSS内のコビーはニセルフィの性質を受け取り少しズル賢くなっています。
一方でニセルフィも海賊から家庭にシフトしてるのでコビーの献身は報われているのです。
ただ、このCP正当性の主張には致命的なデメリットがあります。それは
「ルフィ激似スパイダー騎乗位」のリスクが高すぎるということです。
よく考えたらまともな光属性の人たちに励ましてもらっていざ心折れたら守ってもらったらそれでいいのでは…?ニセルフィと一緒にいたらダメな自分は認められるけどどんどんダメになりそうなんだよな でも仕方ないんだ。人の性癖を壊すのが性癖なんだよ……
④コビーの価値観
SSの中でコビーがニセルフィを囲っていますが、これは自分がコビーの”守り方”がルフィと全く違うのではないか…という考察から生まれました。ルフィも仲間を守りますがそれは保護そのものよりも、自身の自由や仲間の自由を尊重した結果だと考えられます。ワノ国では自分が守るだけじゃなくて彼らの持続的な自由につなげるために叱咤して立ち上がらせる描写が見られました。また彼は人間のプライドや役割分担を理解した上で介入の程度を決めています(ヤマトに対してモモはプライドが高いと指摘している)
一方コビーは守ることそれそのものに重きをおいているように見えます。自己犠牲精神がさらに強いような…ルフィ以上に相手を危機から遠ざけますが、それは全部先回りして自分が持っていくことで相手の自主性を阻害しているともとれます。例えばひばりのくまちゃんもルフィだったら「お前の大事なもんなんだろ!!一緒に行くぞ」と同行して邪魔な敵を排除しつつくまちゃん自体はひばりに見つけさせそうというか…今までの冒険を見る限り最後の一押しを相手に委ねる救い方をしているので…コビーのやり方ではひばりは怖い思いを一切しないけどくまちゃんを自力で見つけ出す感動は味わえません。
こう書いてしまうとコビーの守り方が劣っているように見えてしまうかもしれませんが、自分はコビーの方に強く強く共感できます。平和な世界に生まれた前科歴もない一般人なのでどうしてもね…どうせこの世はそれなりに平和でそれなりに傷つくんだから自分は大切な人を100パーセント守りたい。自主性よりも絶対的な保護者がいるという安心感と心の形成を重視したいのです。
そして秩序側に属していることも囲い込みに影響していそうです。私たちの社会は秩序と不自由の等価交換です。それを公共の福祉と呼びます。コビーがそれに自覚的かどうかは分かりませんが「海軍(という組織に)入って」「偉くなって」「悪い奴を取り締まる」という夢からは全体的に不自由さが漂っています。
ですからコビーにとって真に怖いのは不自由ではなく暴力なのでは…?と私は考えました。また、ニセルフィはホンモノになりたいだけなのでコビーが守って結果的に束縛したとてその夢とかち合うことはないのではないでしょうか
頂上戦争の惨状をはっきりと見たコビーが、大切な何かが多少強くなってはばたいて死ぬことを恐れ、弱いまま安全なところに留まるのをつい願ってしまっても仕方ないと私は思います。
とにかく二人が互いに影響し合って救いあって依存しながら人生を楽しむバリエーションを増やしてほしい…その願望で作り上げられた幻影なのです。あとスパイダー騎乗位で10代の性癖がめきょめきょになってほしい シコれるので