鎧武 妄想5話②

鎧武 妄想5話②

2スレ目の4

チームバロンガレージ内


ザック「...よし、1,2,3,4,5,6....」

ペコ(リズムに合わせて踊る)




城之内「........」(憮然としつつ)


戒斗「『鎧武』の新しいアーマードライダーにLSを奪われたと...」


城之内「あんたの代わりに戦って来たんだけど...文句あんの?」(引き攣った笑顔)


戒斗「...無様だな」


城之内「!...新しい錠前くれよ。いくらでも用意するって約束だろ...!」


戒斗(ドングリLSを渡しつつ)「支配者...か。やはり然程面白いものではないな」


城之内「はあ?だったら何で連合チームなんか...?」


戒斗「今のこの状況が気に入らないからだ」


城之内「...?」


戒斗「この間まで、このストリートでは誰が強く、

誰が弱いのかはっきりしなかった...

ダンスチームの実力評価に実態は伴わず、

   結局技術より場当たりで注目を集めた奴や

   暴力が幅を利かせていた... 最悪だった...!」


城之内「.......」(心当たりがありそうに)


戒斗「ネット(BEAT RIDERS HOTLINE)でランキングが導入されてから

ダンスの技術が 可視化し、評価されるように取り上げられ、

インベスゲームが流行してからはより広い範囲で

   それが行われるようになった。

大分マシにはなったが...まだまだだ」


城之内「.......」


戒斗「だから連合を組むことで枠組みを作った」


城之内「枠組み?」


戒斗「そいつが弱者か見極める枠組みだ。枠に収まっているならそれで良い。

だが、枠に収まらずはみ出した奴らは...ただの弱者じゃない...

今は弱いってだけだ」


城之内「!.....」


戒斗「『チーム鎧武』...確かに、見所がある連中だよ。特にあいつ...」


城之内(それってさぁ...)怒


戒斗「だからこそ、俺と戦うことになる...!」




ドルーパーズ店内___


初瀬「...で、錠前はどうなった?」(パフェ食べつつ)


城之内「.....ほい」(ドングリLSを見せる)


初瀬「ちゃんと貰えたのか!なら連合チームってのも悪くねぇな!」


城之内「初瀬ちゃんまでそんな事言っちゃうの?ガッカリなんですけど...」


初瀬「あん?」


城之内「これってさぁ...

要するに俺達はバロンより格下で、

相手にならないって言われてるって事じゃん」


初瀬「...は?」


城之内「錠前渡せば、俺達は飼い犬みたいに大人しくなるって事。

初瀬ちゃん、それで良いのかい...?」


初瀬「良いワケねぇだろ!!あの野郎...!」


城之内「やっぱさ、俺達駆紋戒斗と対等にやり合う算段が必要...だよね?」



シド「.........(ニヤ)」



街の公園___


舞、ダンスの練習中に己詩がやって来る



己詩「舞!やっぱココだった...」


舞「...己詩?もう大丈夫なの!?」


己詩「ねぇ...ミッチのこと...」


舞「あ...うん。あたしもびっくりした。新しい戦極ドライバーなんて何処で...?」


己詩「そうじゃなくて、あのベルトは危ないって言ったでしょ!

どうして止めないの!?」


舞「...そりゃ、ホントはあたしが戦わなきゃいけないってわかってるよ。

でもミッチは...自分が戦うって決めてきてたの。だったら止めれないよ」


己詩「でも...!」


舞「己詩」


己詩「?」


舞「あたしは、プロダンサーを目指してる」


己詩「...うん。知ってるよ。その先の夢も...それは...」


舞「あたしはその為に踊ってる。

ミッチもきっと踊る理由がある。

だから何があってもダンスは辞めないし、辞められない。

自分がなくなっちゃうから」


己詩「.........」


舞「あたし達は自分の為に踊ってるの。

  それを実現する場所を守るために、

戦わなきゃいけないなら、戦う。自分の為に。

だからミッチがそう決めたなら、あたしは止められない」


己詩「........」


舞(己詩には、多分まだわからないけど...)スマホ着信


舞「ん?チャッキー?もしもし、どしたの?」


チャッ「舞、大変!バロンの連中がミッチに挑戦するって!」


己・舞「!?」


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