鎧武 妄想3話①
2スレ目の4前回のあらすじ
鎧武クッキング パイン添え
配信番組『BEAT RIDERS HOTLINE』内___
サガラ「ハロォーーー!!沢芽シティ!andビートライダーズの諸君!
DJサガラの生配信へようこそ!
先週から沢芽シティのストリートは!サプライズの連続だZE!」
映像内で、アーマードライダー鎧武が、インベスゲームで戦っている
鎧武「イェーー!皆、ありがとーー!!」
サガラ「ランキングでドン底だった『チーム鎧武』が、
まさかの助っ人参入で怒涛の快進撃!!
群がる強豪を片っ端から押し退けて、バロンにも迫る勢いだZE!!」
チーム鎧武、ランキング9位から5位へ
サガラ「向かう所敵なしの『アーマードライダー鎧武』!まさに風雲児...!
自らバトルに参加する、新しいインベスゲームのスタイルに!
コレからも!目が離せない!!」
己詩の自室___
己詩「あれ...?確か防虫剤と一緒にココに...あ!あったぁ!...いだ?!」
己詩、青のパーカーを見つけ、勢い箪笥に頭をぶつける
第3話「衝撃!ライバルがバナナ変身!?」
沢芽市内
私立天樹高等学校
特進クラス教室___
光実「.........」(勉強中)
女生徒1「ねえ、観た?昨日ネットでさあ...」
女生徒2「うん、何かのゲームで、鎧来て殴り合うヤツがでできたって...」
女生徒1「インベスゲームだよ。あんなのの何がいいんだろ?」
女生徒2「将来の事何も考えてない子達の遊びでしょ...気楽よねぇ...」
光実「.......(チラ見)」
男生徒「そういう君達が何か考えている様には見えないな。
あんな連中の低俗な遊びに、時間を費やしている時点で、
君達自身の程度も似た様なものだろう」
女生徒「..........」
男生徒「...すこしは呉島君を見習え。なあそう思うだろ?」
光実「...競争相手の君達と話す事なんてないよ。それこそ時間の無駄だからね」
男生徒「ふ...確かに」
放課後__
光実「........よし!」(路地裏に隠れ、青パーカーに着替える)
光実、ミッチとなりストリート方面へ___
光実「...♪」
己詩「あ、ミッチー!」
光実「!己詩さん...!」
己詩「ジャーン!久しぶりに着てみた!どう?」(青パーカー姿)
光実「取っておいてくれてたんですね!」
己詩「流石に捨てれないよー。思い出もあるし」
光実「己詩さんが戻って来てくれれば、心強いです!」
己詩「まあ裕也の穴埋めをしなきゃだし...ホント何やってんだろね?あいつ」
光実「ホントに己詩さんは凄いです。
ダンスも誰より動けて、インベス相手でも自分で戦うなんて...
僕にはきっと無理ですし...」
己詩「私は変なベルト、うっかり付けちゃっただけだよー(笑)。
それに、ミッチもこないだバロンの連中相手に、
舞守って頑張ってたじゃん!」
光実「いえ...僕なんて、結局相手にされませんでしたし...
もっと己詩さんみたいに強かったら...」
己詩「...そんなに大事なんだ、チームの事...」
光実「...!はい!僕にとって、大事な人も時間も全部、あそこにあるんです」
光実(僕自身の全てが...)
己詩「そっか...!よし!行こ!」
光実「はい!」
2人の足元で、小さく裂け目が開き、森でインベスが蠢いている__
『チーム鎧武』ガレージ内__
『BEAT RIDERS HOTLINE』をガレージ内TVで見る『鎧武』メンバー
リカ「いや〜、凄かったね!昨日の己詩さん!」
チャッ「違うでしょ!『アーマードライダー鎧武』!でしょ~」
ラット「俺も変身!してみたいな~」
舞「.........」(悩)
チャッ「?舞、どうした?浮かない顔して」
舞「いや...皆わかってる?己詩はただの助っ人だよ?」
リカ「?それが?」
舞「己詩だって忙しいんだから、おんぶに抱っこみたいな状況はダメってこ...」
己詩「ヤッホー!!皆!Got it move~♪」
光実「(笑顔)」
舞「..........」(茫)
一同「あ、己詩さん!」
己詩「おつかれ~。あ!こないだのゲーム、もう配信され...」
舞「...己詩」
己詩「ん?どしたの、舞?そんな我慢してピーマン食べた時みたいな顔して...」
舞「...ちょっとこっち来て」
己詩「?」
光実「...舞さん?」
ガレージ外駐車場___
舞「その格好...チームに戻るつもり?」
己詩「おう!だって...」
舞「バイトは...?」
己詩「え、辞めてきたけど?」
舞「..........」(頭を抱える)
己詩「んぇ?さっきからどしたの?」
舞「どしたの?じゃないわよ!!何であんたはそう極端なのよ!!」
己詩「しょうがないじゃん。今は私が何とかしないと!チームの為にも!」
舞「チームの為って...前辞めた時、それで自信無くしたの忘れたの!?」
己詩「でも...」
舞「でもじゃない!...己詩はそれで良いの?本当に?」
己詩「...正直お店には迷惑掛ける事も多くて...
あのままで、ちゃんと私大人になれてるか不安だったんだ」
舞「.......」
己詩「でも、こないだチームを守る為に戦って、
舞達の笑顔見た時、凄く嬉しかったの。
何か、久しぶりに地に足着けれたっていうか、
自分の居場所がある感じがして...」
舞「己詩...」
己詩「だからコレが、今私の一番やるべき事かなって!」
(己詩「ごめん、舞。またあんま再生数稼げなかった」)
舞(...正直、不安だけど、でも...)
舞「...わかった。じゃあ止めないけど...あんまり無茶しちゃダメだよ!」
己詩「私も、もうそこまで自分のこと考えないなんて事ないよ!心配しすぎ」
遠目に見守るメンバー___
チャッ「舞も素直じゃないなー」
リカ「ある意味一番嬉しいくせにねー」
ラット「前はああ言ってたけど、寂しそうだったもんな」
光実「うん、本当に良かった...」
チャッ「まあ、舞も自分の事棚上げすること多いし、
何だかんだで似たもの同士だよね」
リカ「そうそう!己詩さん達にばっか構ってないで、自分も恋愛すれば良いのに!」
チャッ「いやー、物心ついた頃からあの2人がいたら、
よっぽどの相手じゃないと厳しくない?」
ラット「それは言えてっかも!その辺の奴じゃピン!とき難いつーか...
なぁ、ミッチ」
光実「うん!ははは!..............だよ、ね」