鎧武 妄想2話③

鎧武 妄想2話③

2スレ目の4

西のステージ__


ステージ上でダンスアピールをする『チームバロン』


駆紋戒斗


ザック


ペコ


その他複数のバロンメンバー



歓声を上げる赤い服とタオルのファン__


そこに黒の革ジャンを着た集団が乱入してくる



初瀬「...ダサい踊りはそのくらいにして、俺達に場所を譲ったらどうだ?」


戒斗「......」


ザック「レイドワイルド...!」


初瀬「ザック、お前最近随分調子に乗ってるみたいだけどな...

ダンスに華が無いのは相変わらずみたいだな」


ザック「何ぃ!...っと...」



戒斗、ザックを制しつつ



戒斗「...デカい口を叩くには、それ相応の力がいる...お前達にそれがあると?」


初瀬「...試してみるかい?」(ヒマワリLSを取り出す)



戒斗と初瀬、ステージ外の広場で相対する



初瀬「......」(初級インベスを召喚)



戒斗、LSを3つ取り出す



初瀬「!...一度に3体だと...!?」



戒斗、初級インベスを3体召喚


バトルスタート!/



初瀬「ハッタリだ...行けー!」


戒斗「...フン」



戒斗、初瀬の実力を見切り、圧倒する



初瀬「な...おい!?」


戒斗「.......」(やはり、この程度か...)

YOU WIN!/



初瀬のLS、戒斗の元へ飛ぶ


初瀬「く...」


戒斗「...デカい口を叩いて良いのは、俺達の方らしいな...失せろ!負け犬...!」


初瀬「!...行くぞ...どけ!」


初瀬とチームメイト、ギャラリーを押し退けながら退散する



少し遠巻きの広場__


ギャラ1「あーあー、最近バロンばっか目立ってつまんないよな...」


ギャラ2「ここってこの間まで『鎧武』のステージだったじゃん...」


ギャラ1「そうそう。あっちの踊りの方が華があって好きだったんだけどな。

    花形のダンサーは抜けちゃったけど、ダンサーのレベル皆高いし...

バロンは固いっつーか...」


ギャラ2「元々地味で、伸びがイマイチだったチームでしょ。

    今のリーダーになってマシになったとは思うけど、

    正直インベスゲームで目立ってるだけって言うか...」



戒斗、ギャラリーを睨む



ギャラ2「...あ」


ギャラ1「い、行こうぜ...」



ザック「...しけた連中だな」


ペコ「『鎧武』とか、もう流行んねーっての!」


戒斗「...目障りだな」


ザック「あ?」


戒斗「もう一度挑んでくるなら良い...

だが、叩き潰しても、泣き声だけが小うるさい...

そんな弱者共に、ここで居場所はない...!」


戒斗、鎧武のガレージへ向かう

示し合わせて同行するザックとペコ




街の中__


己詩「...裕也...」

己詩(街の行きそうなところ当たっても、やっぱりいない...ホントどこに...?)


~♪スマホ着信


己詩「?リカ?珍しいね?どう...」


リカ「己詩さん...!助けて...!バロンの連中が...!」


己詩「えっ!?」


リカ「あいつら、いきなりやって来て...私達のプレーヤーパス寄越せって...!」



己詩、ガレージへ



舞「冗っ談じゃないわよ!何っ様のつもりよ!!」


戒斗「...タダで寄越せとは言っていない。勝負をしろと言っている。

   もしお前達が勝てば、西のステージは返してやる...あと」



戒斗、パインLSを取り出す



戒斗「このクラスAの錠前もつけてやる」



舞「......」



戒斗「断る理由はないはずだ。

もう崖っぷちのお前達に、

這い上がる最後のチャンスをくれてやろうって言うんだからな」


光実「でも...プレーヤーパスのやり取りなんて認められるわけありません...!

それがなかったらこの街のステージで踊れなくなります...!

いくら何でも横暴で...」


戒斗「今、お前達に踊れる場所などない...!」


光実「...っ?!」


戒斗「ステージで踊れもしない連中がつるんで、

   ダンスチームを名乗るなど、滑稽も良いところだ...目障りだから失せろ」


チャッ「そ、そんな...」



戒斗、舞に迫りつつ



戒斗「どうなんだ...?

今のお前達に、戦って居場所を守るだけの力と覚悟はあるのか!?」



ニヤつくザックとペコ


ペコ「コイツらが、ちゃんとロックシード持ってるわけねーじゃん!(笑)」


ザック「もう自分で殴りかかるしかねーんじゃねーか?」



舞「...ッ!!」




ガレージのドアが開き__




己詩「ロックシードなら持ってるよ!」(駆け寄ってくる)


舞「!己詩?!」


戒斗「あいつは...?」



己詩、イチゴLSを取り出す



戒斗「!クラスAの錠前だと...?貴様、一体何者だ?」

己詩「私が代わりに相手になる...!文句ないでしょ...!」


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