金鯱賞
※レース後の寮にて
ふぇ〜んと英雄
「だぁぁぁぁ!!!!くそぉぉぉ!!!あと少しだったのにぃぃぃい!!!!」
「うるさい」
「うるさくて結構!!!オレの重賞2勝目且つG1舞台への大事なレースだったんだぞ!!」
「勝ったところで君は疲れやすいから回避の可能性もあったんだろ?レースの内容自体は良いものだったんだからそんなに叫ばなくてもいいじゃないか」
「けどよぉ…」
「それに、君にしては頑張っていたし俺だって見てて悔しかったよ」
「え?」
「…次は勝てるさ、しっかり休んで疲れを溜めないようにするんだな」
「…………」
「?…おいフェーンどうした?」
「ふふふふふふふふフーシュが俺を褒めた!?!?!あの常時塩対応のフーシュが!?!?」
「…わるいか?」
「いや全然悪くないです!!むしろ嬉しいっつーかなんつーか…!!!」
「わかったならその口閉じて早く寝たらどうだ」
「いーーーーーーーやもっと褒めてもらうね!!!あと5個は言わないと寝てやんねぇからな!」
「はぁ…めんどくさい……」