金の玉、ギンギンの棒

金の玉、ギンギンの棒



5.

「さあ、心ゆくまでまぐわいましょう」

そう言って泉から浮かび上がった女神は静かに男の前に降り立ち、男の穿き物に手を掛けようとすると、男がそれを制止する。

「いえ、今日は俺にご奉仕させてください」

「えっ」

そう言った男は女神の返答を待たずその口を塞ぐと、優しくも大胆に女神の口内を犯していく。

「んっ、んむっ、あっ」

女神は抗議しようとするが、口を塞がれた上に情熱的なキスの快楽に息つく間もなくそれは叶わない。

そのうち脱力し崩れ落ちそうになった女神を優しく支え、いつの間にか敷いていたマットに寝かせ、男は服を脱いでいく。

「んんっ、あっ、あんっ、んあっ、あんっ、ああんっ、いやっ、あはぁ、あんっ」

そうして全身を愛撫され喘ぐ女神の眼前にたまたま金の玉とギンギンの棒がやってきたとき、女神の体が咄嗟に動いた。

「(このままやられっぱなしではいられません!)」

「うっ!」

女神がギンギンの棒を掴み素早く扱き、男の菊門に指を入れたことで男はたまらず動きを止める。

「い、いけませんぜ女神様っ!そこは不浄の穴です!おやめください!」

「ふふふっ、わたしは水を司る者。この程度で穢れなどしません」

狼狽える男に対しそう不敵な笑みを返した女神は、そのまま棒と菊門を責めると素早く起き上がり、逆に男を組み伏せた。

「さあ、今度はわたしの番ですよ」

妖しくも獰猛に微笑むと、女神は充分に濡れそぼった秘所に男を導いた。

「ああんっ!」

「うっ!」

既に充分な水気を帯びていたそこはすんなりと男の逸物を迎え入れ、あっという間にその先端は尊き最奥へと辿り着く。

「ああっ!これっ!これです!これが欲しかったのぉっ!」

挿入するや否や女神は即座に腰を上下させ、夢中で肉棒の快楽を貪ろうとするが、これでは男は堪らない。

「ぐっ…ぐうっ…うぅっ!」

それなりに多い人数の女を経験してきた男を持ってしても、複数の名器を一つに合わせたようなその極上の具合のよさに、気を抜けば即座に暴発しかねない。

「ああっ!あんっ!いいっ!もっと!もっと!」

かつて木こりがそうしたように男も必死に歯を食いしばって耐えるが、性器へ供される快感、見目麗しき美女が自分の逸物に善がり狂う姿に満たされる征服欲。

その全てが極上の快楽になってあまり長くは持ちそうになかった。

「あっ!中で…大きく…イきそうなんですか!?だめっ!もう少しっ!もう少しだけっ!」

「あと、少しですからっ…!わたしもっ…!一緒にっ…!」

敬愛する女神の要望に応えようと気力を振り絞るが、もう限界だと思ったその瞬間。

「ください!あなたの精子!いっぱい!わたしの中に!ください!」

きゅうっと締めつけが強くなり、女神が深く腰を押しつけ、女神の最奥と男の先端が甘く絡み合う。

「ああぁーっ!」

「ぐぐぅっ!」

女神の絶頂とほぼ同時に許しを得た男の欲望も爆ぜ、これまでの人生において間違いなく最大と言えるその滾りの奔流は。

しかしその悉くが女神の秘宮にごくごくと飲み干されていった。

女神が力なく男の胸に倒れ込み、その豊満な乳房が押しつけられ、黄金に輝く長い髪が心地よく体をくすぐった。

「はあっ…はあっ…」

息を切らせながら自分の上でぐったりする女神を見つめつつ、いまだ硬いままの半身とそれを包み込む女神の温かさを感じながら。

もう少しだけこのままで…と欲張りな男は愛しき女神を優しく抱いた。

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