酔ったペンギンとやさしいワイヤー
・ワイヤー視点
・少しだけエロがあります
・閲覧注意
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「お兄さん大丈夫?さすがに飲みすぎだよ!」
「らいじょうぶれすってばぁ。そんなにしんぱいしないでくらさいって」
ある日、停泊していた島で暇だったので深夜に町をぶらついていたら、酒場の近くに小さな人だかりがあるのを見つけた。何を騒いでいるのかと思って近づいたら、少し前まで一緒にワノ国にいたハートの海賊団のペンギンが、酒場の店主に支えられていた。
声をかけるか悩んだが、『知り合いだし、ほったらかしもなんかな』と思い声をかけてみることにした
「すいませーん。そいつおれの知り合いなんですけど、どうしました?」
「知り合いなの!お願いだから、このお兄さん連れてってくれないかな」
「なんかあったんですか?」
「それが実は・・・」
酒場の店主が言うにこいつは、夕方ごろこの酒場にやってきてから浴びるように度数が高い酒だけを飲み、今一人で酔ったまま帰ろうとしているから止めていたそうだ
『連れ帰る義理もないが、今は丁度暇だし別に連れ帰るぐらいならいいか』
そう考え、酔いつぶれたペンギンを連れ帰ることにした
「わかりました。そいつ連れて帰りますね」
「ありがとうございます!じゃあおねがいしますね」
他の人が道を開けてくれたので、ペンギンのところに近づく
「おいお前、おれ覚えてるだろ」
「えっと・・・だれらっけ?」
「はあ、酔ってるからだろうけど・・・おまえ飲みすぎだろ」
「らから、よってないってら」
「はいはい、帰るぞー」
酔ったせいで自分のことも全く覚えていないペンギンをお姫様抱っこし、いったんその場から離れることにした
ハートの船に行こうにも、『この』状態のこいつが道案内できるはずもない
自力で探すにも辺りは真っ暗闇だ
そんなわけで、近場のホテルに連れていくことにした
連れていく間も「おにーさんられらっけー」だの「ろこいくのー」だのいろいろ煩かったが、無視してホテルに向かった
ホテルの部屋に着いたら、ペンギンをベッドに座らせ冷蔵庫の中にあった水を渡し、飲ませる
それから自分もベッドの隣に座って休憩していたら、突然キスをされた
しかも舌を入れてきた
水音が静かな部屋に響く
長いキスだった
息が切れてきたころにようやく離れていった
何の事かよく分からず数秒間動けずにいたらペンギンが口を開いた
「ちょっとムラムラしちゃって・・・なんとかしてくれないか?」
そういうペンギンの股間に目をやると、こんもりとして今にも弾けそうだった
やれやれ
刺激的な夜になりそうだな