酒池肉林を享受する相剣龍

酒池肉林を享受する相剣龍

ベリーメロン




「龍淵様、お待ちしておりました」

「今宵より、私たちはアナタのチンポケースとなる」

「どうか、哀れな子羊らをご指導ください」


 露出だらけに改造されたドラグマ式の婚姻衣装。

 それを身に纏うのは三人の聖女だ。

 一人はエクレシア。アルバスという下らない子供の女にはもったいない器量を持つ、可憐な乙女。

 二人目はフルルドリス。最強の聖女にして、最強の騎士。相剣へと亡命してきた際に、薬で懐柔したのはなんと愉しかったとか。

 三人目はクエムというのが真の名だったか。アルバスセイントを名乗るこの女は、アルベルという道化の餓鬼が執着していたが、今ではこうして堕ちきっている。


 龍淵は何か妙な違和感を抱きつつ、それがどうしたと高笑いして彼女たちの目の前に立つ。

 三つ指をついて平伏する三人に、豪快な笑いを飛ばしながらその肉の槍を見せつけた。


「んんっ……れろ♡」

「龍淵殿の逸物……いつ見ても……んっ♡」

「はむ……れろぉ♡」


 恍惚とした表情で自分から舐め始める女たち。

 それをそのまま寝室へと連れ込めば、子種を宿させる準備が始まる。

 まずは生意気な強者気取りのフルルドリスからだった。


「んぉぉおおおおっ♡りゅ、龍淵殿っ♡ああっ♡ぐぅっ♡」


 だらしなく叫びながら犯される女騎士。あれほど気高く美しかった女すら、今こうやって腰を振るえば獣のような雄叫びを上げている。

 何度も何度も最奥を抉るように腰を突き立てれば、危険日の子宮へ膨大な量の精液が流し込んでいく。


「んあっ♡ひうっ♡りゅーえんさまぁっ♡」


 次に犯すのはフルルドリスが妹のように可愛がるエクレシア。白く無垢だった聖女は、今こうして龍淵の上で腰をくねらせながら淫らに踊っている。

 これを今は亡き馬鹿者共に見せてやれば心底面白いものが見れただろうに。

 邪悪にくつくつ笑う龍淵は、聖女を完全なるメスにするべく精を流し込んだ。


「んんっ♡ふあっ♡龍淵さまっ……はうっ♡」


 次に犯すのはクエムだ。何を考えているのかわからない、髪も肌も白かった彼女を龍淵は汚し尽くすように獣のように犯していく。

 後ろから両腕を引っ張ってやれば、より深く剛直が入り込むのだろう。小柄な身体を震わせながら、喘いでいる。

 澄まし顔は蕩けきり、快楽によがる様は痛快だ。


 それを夜通し行い、龍淵は彼女たちの胎に、世界の覇王となった自分の子種を何度も注いでいく。

 全ての実権を自分が握るのだと言わんばかりに。





 そうして数ヶ月も経過すれば、再び聖女たちは龍淵の前に集っていた。


「りゅーえんさまぁ……ぶじはらみましたぁ♡」

「ご褒美をいただけないでしょうか♡」

「身重な身体でも、満足させると約束しよう♡」


 膨らませた腹を見せつけつつ、雌と成り果てた聖女たちは龍淵にしなだれかかっていく。

 すっかり膨らんだ腹を撫でながら、願い通りに龍淵は彼女達を犯し始めた。

 この状態の妊婦をさらに犯すという背徳感。子を殺してしまうかもしれない危険すら、今の彼らを止めることはない。


「ああっ♡おなかひびいてっ♡あかちゃんがっ♡」

「んほっ♡りゅうえんどのっ、おまちを、つよ、あひっ♡んぉぉおおっっ♡」

「んあっ♡かりもののからだですのにっ♡ひあっ♡」


 獣のように犯す龍淵と、淫らに犯される聖女たち。

 それなのに何かが違う。何かが足りない。それを追い払うように龍淵はさらなる快楽へ没頭していくのだ。














――――そう!これこそが儂の野望だ!あの糞餓鬼共も全て押し退け、女共をモノにする!それが…………


 されど何故満たされない。本当に自分がやりたかったのは何だ。誰と共に、どう生きたかった。わからない。思い出せない。

 自分が見ているものは本当に現実なのか。もはやそれすらも掴めない。

 夢の中ですら、自分が本当に見たい都合の良いモノを見ることさえ叶わない。


 そんな中で、空から聞こえた一つの声がある。


――師父、これで終わりです……どうか安らかに……


 命も、尊厳も、名前も、目的すらも、全て失くした哀れな竜頭蛇尾の動く遺骸。

 それを貫いたのは二人の少女の一撃だった。



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