鄭視点

鄭視点


※濁点喘ぎ、結腸責め



俺のサーヴァントであるアーチャーはその顔立ちの美しさから赤坂の女人達からは竹笛の君と呼ばれている。召喚されて間もない頃に初めて見た時は乱世にこのような佳人が存在していたとは……と深くと感銘を受けたものだ。

一見儚げな雰囲気を纏う彼も一度戦闘が始まると弓を手に怪異や浪人達を炎で蹴散らしていく。

時には剣と槍を手に立ちはだかる敵を華麗に倒していく様のなんと勇ましいことか。

このように非の打ち所がない御仁に見えるがそんな彼も夜の寝台の上では……


「お"っ……う"っ───あがッ……う"ァあ"」

アーチャーは俺に責め立てられてお世辞にも上品とは云えない声を上げる。

快楽を逃がしたいのか両の手で敷き布を握りしめ、奥を突く度に腰を浮かせていた。胎内が狭いせいか、先端が腸まで届いてしまっている。

「あ"ぅ"───ひぐっ……ま、すた───ぁ」

いくらサーヴァントとは云っても細くて薄い身体には堪えることだろう。優しくしてやりたいところだがこうして乱れる姿を見ると抑えが効かなくなってしまう。

「こん、な"ッ───こん"な、の"……しら、な"い"ッ」

赤壁で武勲を挙げた軍師にも分からないことがあるようだ。ああ、なんとかわいらしいのだろう。

白い首に歯を立ててやるときゅう、と胎の締め付けが一層強くなる。

「ぅ"あ"……あぁ"」

噛みついた歯から首が動くのが伝わってきて背筋がぞくぞくと震える。友を解放するためにも抜き差しを早める。

「め、げん"ッ……わたっ……わ、たし、の……から、だが───おか、しく」

「お前もイキそうなんだな?」

大粒の涙を溢しながらアーチャーが首を縦に振る。

「イ"ッ……イ"く───イ"ッて"……しま、ぅ"」

覚えたての言葉を使いたがる童のようで愛おしさがあった。胎内に出すのは身体に障るだろうと思った矢先に腰を両脚で掴まれる。

「アーチャー?」

「だし、て、くれ……お前の……精が……ほしい」

そんな云い方をされては断るのが酷というものだ。

望み通りに胎を白濁で犯してやると身体をがくがくと震わせた後に倒れ込む。

「あたたかい、な……」

初めは苦しげに喘いでいたアーチャーも幸せそうな微笑みを浮かべていた。

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