都市伝説のライダー
「あ~~~久々のシャバの空気は美味ェな、マジで。
俺はライダー、ただの走り屋だが姐さんに引っ張られちまってよ。
ババア共も巻き込んでサーヴァントってのになっちまったらしいぜ。」
【出典】都市伝説
【クラス】ライダー
【真名】アーバン・ロア(首無しライダー)
【別名】ターボババア/ジェットババア・国道40号・侍トンネル・等
【性別】男
【身長・体重】181cm・73kg
【外見】派手なライダースーツと空洞のヘルメット
【年代】現代
【属性】中立・悪・地
【その他属性】人型・魔性
【ステータス】
筋力:D 耐久:C 敏捷:EX 魔力:E 幸運:E 宝具:A
【クラス別スキル】
騎乗:B-
騎乗の才能。大抵の乗り物なら人並み以上に乗りこなせるが、魔獣・聖獣ランクの獣は乗りこなせない。但し彼のルーツとして運転事故も含まれている為、バイクに乗る際はスキルランクが大きくブレる。神業級のハンドリングを見せる事もあれば、スピードを出し過ぎてあっけなくコースアウトする事も。
「ライダー名乗っといて運転クソってのはマジダセぇからよ、まぁBランク?ってのはなかなかなんじゃねえの?神懸かってるっつーか、俺の場合鬼懸かってるドラテク見せてやんぜ。んでよ、最期は派手に敵さんと正面衝突してやんのよ。どーよ、ウケるっしょ。」
狂気:B
彼の場合は怪異本来の暴力性から一つネジが外れ、人の域を遥かに超えた速度や運転に魅せられている。怪異としては不真面目だが、だからこそ人を脅かす怪物足り得ているというのが赤マント評。少なくともその暴走のせいでどれ程の事故が起ころうと彼は何とも思わないだろうし、そもそも自分の前を走る車なんて居なくなればいいと心底思っているのだから。
「ライダーっつってもな、何すんべってハナシじゃね。俺普通に走りてえし、てかあれだ、シミュレーター使わせてくんね?よし決定な、俺は呼ばれたら直ぐ駆けつけっし、んで目の前をチンタラしてる奴ら轢きまくるからよ、普段はあれ使わせてくれや。え、俺優しくね?廊下爆走させろとか言わないとか偉過ぎっしょ」
【固有スキル】
怪異エンジン:EX
彼の束ねる怪異の一つ、ターボババア或いはジェットババアが有する速度(きょうふ)。実際の所、派生含めれば数え切れないほどの高速移動を行う老人や一般人の怪異は存在し、それをスキルにまで昇華させる事でほぼ無制限に加速する事が可能。しかしマシンの速度に彼の技術が追い付けず、加速には限界こそ無いもののいずれとんでもない事故を起こす事必定。
「っべーわあのバアさん達。ちょ、これはマジリスペクトもんだわ。俺のマシンが最高にイカしてる形でイカれちまったァ…!こりゃあよ、バアさん達にはたりめーだが…姐さんと、マスター、お前もマジサンキュな!よし、ちょっとガチにやっても良いぜサーヴァントっての。ゾクとか言ってつるむのダセえかなって思ってたんだが、偶には良いっしょ!」
異界ハイウェイ:B
怪異としての正式名称、国道40号「ばばばばばばえおうぃおい」~「べべべべべべべべべえべえええべえべべべえ」。無論そんな地名は無い。有り得てはならない場所に発生した通行止めの都市伝説。現在では彼と言うライダーの為に用意された異世界の道路を展開するという、現実を侵食するスキルとして発現している。彼にとって走りやすい地形でありながら、生者にとっては触れてはならない禁忌の道。実際に整備された道路の方が侵食しやすく、また結局速度が上昇していくと侵食が間に合わなくなるという欠点もある。
「オラオラッ、道を開けろや鈍間共がァ!悪ぃけどもう俺自身何処走ってんのかてんで分からねえからよ~~~!生きてる奴はさっさとクラッシュして車止めた方が良いんじゃねえの~~!勘だけどよー、此処走ってたらお前ら死ぬぜ~~~!何なら…俺がぶち当たって息の根ごと止めてやらァ!」
廃刀トンネル:B
既に廃れた道と、古錆びて役立たずとなった武士道の怪異。名を侍トンネル。トンネル内部でその絵姿を見た者は出口までの間に切り刻まれて死ぬという剣吞な性質を持つ。誰彼構わず切り刻む狂気の刃を身に宿す事で、現在はマシンで空を切る際に発生する疾風から鋭い刃を作成する事が可能。飛ぶ斬撃として遠距離攻撃にも、周囲に纏う事で攻防一体の型にもなる。漸く日の目を浴びた人斬りの刃は、鉄塊すら容赦なく寸断するだろう。
「この怪異面白くね?って思って引っ張って来たけどよ~~こりゃ"アタリ"だぜっ!ハッハァ!俺が走った分だけスパスパと…随分気持ちいい音出してくれんじゃねえかサムライィ!俺っていう走り屋が走れなきゃ何の意味も無ぇのと同じで…アンタの刃も斬れなきゃゴミクズって訳だァ!」
【宝具】
「エンジンフルスロットルで行くぜェ~~~!!!」
「ヒャハハハハハ、ハハッ!」
『モウ遅えンダよ!手前ら全員道連レにしテやらァ!!』
『都市伝説は人を嗾す・魁(ハイウェイ・トゥ・ヘル)』
ランク:A 種別:対人宝具 レンジ:1 最大捕捉:100人
地獄に道連れ。
怪異・首無しライダーとして、或いは事故への恐怖を源泉として繰り出される自滅暴走。周囲の知性体を事故の原因であるライダーのバイクへと誘因しながら、待ってましたとばかりに轢殺していく凶悪な宝具。遅い者に生きる価値なし、周り全てが障害物だと傲慢にも断ずる悪性が発揮されている。結局の所、彼の本領は己の首が無くなろうと関係ないとばかりに走りに執着する狂気にこそある。首を探す?時間の無駄だ。それよりも俺は走っていたい。邪魔する奴はぶっ殺す。この純粋な速度への崇拝にこそ、諸人を魅了しながら死へと掻き立ててしまう理由があるのかもしれない。
しかも現在はより改悪されており、タイヤに刃を纏う事で障害物を粉微塵にしながら国道40号とは名ばかりの異世界に転送するという除雪車の如き機能を有している。これによって幾ら轢いてもマシンに影響は無く、或いは道を逸れても尚障害物を無限に切り刻みながら進めるので運転事故すら起こりにくい。とはいえ…
『アッ、ヤベッ。』
無制限の加速の果てに、案外直ぐにマシンは彼の騎乗スキルの範疇を超える。
「結局よ~~俺ってば宝具使うとぶっ飛んじまうからさぁ~」
「気持ち良いのは覚えてっけど、なんかモヤモヤしちまうんだよなぁ。」
「……考えてもしゃーねーか。マスター、世界救い終わったら俺の地元に来いよ。峠を攻める所を見せてやっから!ま、どうせ事故るだろーけどな!」
【英霊解説】
・都市伝説が書きたかった。
【人物・性格】
イメージカラー:黒
特技:爆走
好きなもの:バイク
嫌いなもの:速度制限・他の車
天敵:ワイヤー
願い:好きなだけ走れる道路くれ!