都市伝説のアーチャー
「こんにちは。私はアーチャーだよ。そしてこっちは私の愛用機。」
「……そう、ミサイルだよ。これはミサイル。魚雷じゃないから、絶対に勘違いしないでね。」
【元ネタ】都市伝説
【クラス】アーチャー
【真名】アーバン・ロア(ミサイルJK)
【付与真名】F-19・巣くうもの・ワラズマなど
【性別】女性
【身長・体重】156cm・52kg
【外見】古風なセーラー服と学帽を身に着けた女子高生&1台の巨大なミサイル。
【属性】中立・中庸・地
【ステータス】筋力:B 耐久:D 敏捷:A 魔力:E 幸運:C 宝具:A
【クラス別スキル】
単独行動:A
マスターからの魔力供給を断ってもしばらくは自立できる能力。彼女は怪異であると同時に何物にも捕らわれない自由なJKであるため、ソリが合わなければマスターを放置してどこかへ飛んで行ったりする。
「飛行距離と速さには自信があるんだよ。その気になれば外国にひとっ飛び!なんて事もできるんだ。国際問題になりかねないから絶対やめろって言われてるけど。」
騎乗:EX
乗り物を乗りこなす才能。通常時のランクはE相当だが、ミサイルの操縦に限って手足の如く自由自在に扱う事が可能。跨るどころかサーフボードのように乗りこなしている。
「私から言えるのはこの一言だけかな。ツッコんだら負け!………以上。質問や意見は一切受け付けませーん。」
狂気:E
怪異としての暴力性。彼女の場合、その特異な外見から恐怖以外の感情(困惑、シュールな笑い、驚きetc…)を目撃者に想起させる事が殆どであるため極めてランクが低い。もう怪異って言うより頭おかしい奴が見る幻覚じゃないの、あの娘?………というのが他の怪異達による評価。
「あぁ、アレは怪異としての先輩達。もっと怪異らしくしろって、みんなして新顔の私にお説教してくるんだ。嫌になっちゃう。
…まあ私のナリがシュールなのは事実だし、別に良いんだけどさ。本当に腹が立ったら全員爆破して片付ければ良いだけだし。」
【固有スキル】
ステルスフライト:A
アメリカ空軍が極秘開発したステルス戦闘機……と噂されていた、実在しない航空機の形式番号「F-19」に関する都市伝説。単純な機動力と飛行速度を上昇させる他、光学迷彩による物理的な透明化が可能となる。
「馴染む…馴染むねぇ…!フッフッフッフ…ミサイルという機械要素を含んでいたお陰で、この『都市伝説』は私の霊基によく馴染むッ!……ケホン。ごめん、ちょっとハイになりすぎた。でも本当に便利なんだ、コレ。超絶パワーアップって感じ。」
スピリット・ガンパウダー:C+
家の繁栄の為に悪霊を閉じ込め、神として祀るための部屋「ワラズマ」に由来するスキル。邪悪な霊体を自身の元へと呼び寄せ、ミサイルの「火薬」として充填する事で爆発の威力を上昇させる。
悪霊を充填すればする程ミサイルの威力も上昇するが、いかんせん歯止めが効きにくいため威力を上げすぎれば自身やマスターもろとも吹き飛ぶ爆発オチが待ち受けている。サイテーである。
「怪異らしい怖さが無い、か。でもミサイルの轟音と爆炎だってシンプルに怖いし、私はこっちのが良いと思うけどな。『恐怖とは、爆発だぁ』……なんてね。」
ネスター・ヒューズ:EX
とある人間を依代とした「巣くうモノ」と称される正体不明の怪異。本来ならばアーチャー如きの手には負えない極めて強大な存在だが、ミサイルの部品として組み込む事で力の一端を自由に使えるようになった。現在はアーチャーが所有するミサイル内にて莫大なエネルギーの供給・制御を行っている。
「いやぁ、本当に危ない奴だよ『コレ』。私なんかじゃ数秒で消されちゃうよ。……なんで霊感もない一般人がこんな化け物を宿して平穏に生きてこれたのさ?人間も下手な怪異より理解出来ないし、怖い生き物だよねー。」
【宝具】
「じゃ、ミサイルでもうちこんでやるか。」
「ミサイルはたくさんの人を殺せるし、恐怖させるんだよ。ちょっとケガするくらいじゃ済まないから覚悟しな。『都市伝説は人を燼す・爆』。……ファイアー!」
『都市伝説は人を燼す・爆(フィアー・エンド・エクスプローション)』
ランク:A 種別:対人宝具 レンジ:10~99 最大捕捉:400人程度
上空からターゲットを捜索し、特定した位置目掛けて乗騎でもあるミサイルを高速で蹴り飛ばし、着弾・爆発と同時に内部に充填した「巣くうモノ」や悪霊の群れを広範囲に放出する極めてシンプルな攻撃宝具。爆発の威力は事前に充填された悪霊の量によって調節可能だが、最低でもビル一件程度は跡形も残さず破壊出来てしまう。
アーチャーが蹴ると同時にミサイルの進行方向が決定されるため一度発射すると軌道を変えられない、近くに着弾させると自陣営も巻き込まれる、威力が強すぎて加減が効きにくいなどと数多くの欠点がある一方、怪異達が持つ宝具の中でもトップクラスの破壊規模と威力、発射速度を持ち、またある程度ならば追尾機能を付ける事も出来る。
ちなみにミサイルは発射後勝手に補充されるため、弾切れの心配はない。何処から飛んで来るのかは気にしたら負けである。
【解説】
日本に伝わる「ターボババア」などと同系列の怪異であり、その中でも特にシュールな「高速道路内でミサイルに跨って車と並走し、追い抜く女子高生」の都市伝説。
英霊となるにあたり「F-19」「ワラズマ」「巣くうモノ」等の都市伝説を主にミサイル側に組み込んでいる。
元々怖がられること自体が滅多になかったためか、怪異達の中でも特に人間に近い思考回路の持ち主であり、ややダウナーかつ変な所があるものの普通にコミュニケーションが成立し、マスターに危害を加えようとする素振りも見せない。
反対に怪異達の中ではかなり浮いた存在となっており、本人も取り立てて向こう側に仲間意識を感じる事もなく、彼等の説教もフンフン相槌を打つだけで殆ど聞いていなかったりする。強いて言えば自身の狂気を完璧に制御し、なおかつ格好良い服装の「都市伝説のアサシン」への好感度は高めだが、逆に同族の怪異をエンジン代わりに使っているライダーへの印象は相当に悪い。