運び屋と何でも屋と買い物デートをして…後編

運び屋と何でも屋と買い物デートをして…後編


ホテルの中に入ると二人は受付の無人案内パネルから部屋を選び、鍵を受け取ると男子学生を連れてエレベーターに乗る。

ドアの方に身体の正面を向け、選んだ部屋がある階のボタンを押す。ドアが左右から閉じると同時に男子学生の頬に手が添えられ、眼前にハンディーレディの顔が現れる。


「んちゅ♡ちゅる……くちゅっ♡んむう……♡」


突然の行動に驚く間もなく、男子学生の唇をハンディーレディの唇がふさぐ。男子学生が驚いて目を見開いている合間に、彼女の舌が彼の口内に侵入してくる。


「あのさ~…あたしには抜け駆けは無しって言ってたくせに。とんだダブスタじゃない……」


マスカレーナが不満そうな表情を浮かべて文句を言う。しかし、すぐにハンディーレディと同じように男子学生の唇を奪い、彼の舌をねっとりと絡めていく。エレベーターの中で男子学生は二人の舌と唾液によって、脳が沸騰するかのような錯覚を起こす。立っていることもままならず壁にもたれながら、彼女たちのキスに酔いしれる。


「はむ……んちゅっ♡ちゅるっ♡ほら、もっと舌を突き出して……♡」

「んちゅっ♡れろ……♡そうそう、お姉さんの舌と絡ませて……んむっ♡」


しかし、これからさらにキスが激しくなるという所で、無機質なベルの音が鳴りエレベーターが止まる。すると二人は男子学生の唇から口を離し、エレベーターから降りる。何事もなかったかのような表情の二人は男子学生の方を向いて軽く手招きをすると、そのまま男子学生が降りたのを確認し、廊下を歩いていった。


「もう…♡キスぐらいでそんなんになるなんて…部屋に入ってからはもっと激しいことするんだから♡ちゃんと気合入れなさいよね~♡」

「ふふっ……今日はお姉さんたちがたっぷり可愛がってあげるから……♡」


ハンディーレディとマスカレーナに手を引かれて、男子学生は彼女たちの泊まる部屋まで連れていかれる。

そして、鍵を使って部屋の扉が開くと、三人はそのまま中へと入っていった。


「ふ~ん…写真で見た時よりも狭く感じるわね……まぁ、ラブホなんてどこもこんなもんか……」

「そうね。でも、ベッドは結構大きいし……これなら三人でエッチも問題なくできそうじゃない?」


部屋の中に入ったハンディーレディとマスカレーナは、物珍しそうに部屋を見て回るが特に変わったところはないようだ。しかし男子学生の方は、初めて入るホテルに緊張しているのか、それともこれからの行為に期待してしまっているのか、どこか落ち着かない様子でいた。


「それじゃああたしたちはちょっと着替えてくるわね♡」

「別に見られて困ることはないけど、せっかく新しい下着を着るわけだし……ね?」


二人はそう言いながらバスルームの方へと向かっていく。男子学生は一人部屋に残される形になり、手持無沙汰の中で部屋を見て回る。

ベッドの横のコンドーム、雰囲気作りの間接照明、そしてコンセントにつなげっぱなしのハンディマッサージ器。噂で聞いていた通りのラブホテルの一室に、男子学生も落ち着こうと必死になりながら、緊張を二人に悟られないようにしていた。


「お待たせ♡じゃ~ん♡」

「どう……?似合ってるかしら……♡」


二人の声に振り返ると、そこには下着姿のマスカレーナとハンディーレディの姿があった。

マスカレーナの方は黒を基調としたランジェリーで、やはりというか下着の面積は少なめであり、彼女の豊満な胸を支えるには心もとない印象だ。そして、何より目を引くのは彼女が身に着けているガーターベルトとストッキングである。特にガーターベルトの方は肉付きの良い太ももに食い込みを見せており、その扇情的な姿が男子学生の視線を強く惹きつける。特に目を惹くのは、ブラジャーもショーツも重要なところを隠す部分に切れ込みが入っていることで、その隙間から桜色のそれがのぞいてしまっている。


「ふふんっ♡これなら下着をつけながらでもおっぱいチュパチュパでもパコパコでもできちゃうわね……♡」


マスカレーナはブラの切れ込みを指で広げて、その先端を見せびらかす。その淫靡な姿に男子学生は釘づけになってしまい、そんな姿を見てマスカレーナもどこか満足げである。

そして、ハンディーレディの方は……


「どうかな…私の方も、結構気合入れてみたんだけど……♡」


ハンディーレディの身に着けている下着は白で統一されており、レースの装飾は清純さを感じさせるが、その生地はあまりに薄く、彼女の大きな胸は、その大部分がレース越しにも見えてしまっており、特に先端のピンク色の部分はくっきりと浮かび上がっている。ショーツの方もまた、彼女の丁寧に整えられたアンダーヘアがうっすらと見えてしまっている。ハンディーレディの普段とは違うその姿は、男子学生にはあまりにも刺激が強く、視線を逸らして顔を赤くしている。そんな彼の様子にマスカレーナとハンディーレディは顔を見合わせてクスリと笑い合うと、二人はベッドに腰かけている彼の両脇に座り込み……


「ほら、もっと近くで見たくない?なんだったら、触ってもいいのよ……♡」

「お姉さんたちに遠慮なんてしなくていいから……ね?ほら……♡」


彼の耳に触れてしまいかねないほどに口を近づけて、ささやくように話しかける。彼の服の中に手を潜り込ませて、素肌を指先でくすぐるように刺激する。

弱弱しく吐息交じりに漏れる彼の声、時折わずかに動く手と体。その優しい愛撫に感じているのは明白であり、そんな様子を見て二人は更に笑みを深める。


「せっかくすぐにおっぱいをあげられるようなデザインなんだしさ……♡いつも通りおっぱいにチュッチュってしていいわよ♡」


マスカレーナの言葉に男子学生はコクリと頷き、下着から覗いている乳頭を舌で迎えにいく。舌先で触れた瞬間、ハンディーレディの体が小さく跳ねるが、そのまま彼女に頭をやさしく抱きかかえられる形になる。


「むぅ…今日も運び屋に甘えるつもりなんだ……それなら、私にも考えがあるわよ……♡」


ハンディーレディのそんなつぶやきをよそに、男子学生はマスカレーナの乳房に吸い付き、舌でその感触と味を堪能する。そんな彼が履くジーンズをハンディーレディが脱がし始め、そしてトランクスにも指をかけ始める。

丁寧に取り出された剛直に、突然未知の快感が走る。

手で扱かれる時とも、乳房で挟まれた時に感じる快感とも違う、甘い痺れ。視線をその快感を覚えた方へと向けると、己の剛直に桃色の筒のようなものが被せられている。

先ほどのアダルトショップで見たオナホールをハンディーレディが手で持って動かしていたのだ。


「んふふっ♡お店では興味ないって言ってたけど、この反応を見るに……やっぱり興味津々だったみたいね♡」


女陰を模したその玩具は、ハンディーレディの手の動きに合わせて形を変え、男子学生の剛直に快感を与え続ける。そして、その快楽をもっと欲しくなったのか、マスカレーナの胸に吸い付く力が強くなり、腰が無意識に動き始める。


「んぁっ♡ちょっと…甘えんぼがすぎるわよ……♡そんなにがっつかなくても……大丈夫よ……♡」


マスカレーナは快感で声を震わせながらも、空いた方の手で男子学生の頭を撫でる。

彼女はあくまで揶揄い目的で男子学生を甘やかすことが多い気がするが、それでもその仕草は、たとえ演技であっても彼への愛情が確かにあった。

そんな二人の様子を見て、ハンディーレディはさらに表情を険しくし、オナホの動きをさらに速める。


「息が荒くなってるね…そんなに偽物おまんこが気持ちいいの?……ねぇ、お姉さんのオマンコとどっちが気持ちいい?」


ハンディーレディの問いに対して、男子学生は快感で上ずった声で答える。ハンディーレディの方が良いと。

その返答に満足したのか、ハンディーレディは男子学生に微笑みを返しながらオナホの速度をさらに速める。


「あはっ♡そっか……お姉さんのおまんこの方がいいんだ……♡それならこんな偽物おまんこで射精なんかしないわよね…?」


オナホの中のローションが水音を立てて肉竿に絡みつく。確かに彼にとってはオナホよりも彼女の蜜壺の方がずっと心地よいだろう。

しかし、それぞれから得られる快楽は、そうそう比較できるようなものではなく、まさに甲乙つけがたいものである。

それゆえ、オナホで扱かれるだけでも彼は十分射精しかねないほどに興奮しており、もはやどちらが好みかという基準など意味をなさなくなっている。

そんな彼の様子を知ってか知らずかマスカレーナもまた、不機嫌なハンディーレディに乗っかって、


「じゃあ、このオナホで射精しちゃったら罰ゲームってことで♡」


そんなことを言い出し、彼の頭を抱き寄せる。視界が肌色で覆われ、先ほどよりも強くマスカレーナの匂いが男子学生の鼻腔をくすぐる。

さらには耳元に口を寄せて甘い声でささやき始める。


「あぁん♡ダメっ♡こんなに勢いよくオチンポ突かれちゃったらぁ♡お姉さん…おかしくなっちゃうのぉ♡」


わざとらしい喘ぎ声を男子学生の耳元でマスカレーナは上げていく。視界が肌色で覆われて見えない分、ただでさえ敏感な耳がさらに敏感になる。五感のすべてを彼女たち二人に犯されているような錯覚さえ覚え、興奮も徐々に最高潮に達そうとしていた。


「お姉さんのことが大好きな君は、やっぱりお姉さんの本物オマンコで中出ししたいわよね……♡」

「いいのよ……?このままあたしのオマンコに出して……♡」


マスカレーナが彼の頭を優しく撫でると、ハンディーレディはオナホの上下運動を速めていく。

相反する二人の言葉に、男子学生はどちらに従えばいいのか混乱し始めてしまうが、その思考もマスカレーナの甘い言葉と、ハンディーレディのオナホコキによってすぐに溶かされてしまう。


「出~せ♡出~せ♡お姉さんのオマンコにぴゅっ♡ぴゅ~っ♡って中出ししなさい♡」

「出しちゃダメ…♡偽物おまんこに出しちゃダメぇ……♡お姉さんの本物オマンコにぴゅっ♡ぴゅっ♡って中出しするんだからぁ♡」


二人に甘く囁かれる言葉、オナホから与えられる刺激、鼻に届く二人のフェロモン、前後から身体に密着される柔肌、そして目の前に迫る二つの乳房。そのすべてが男子学生の理性を溶かし、彼の剛直から白濁液が迸る。


「あぁっ♡やっぱり偽物おまんこに中出ししちゃったね……♡」

「それじゃあ、罰ゲームね♡これからあたしのオナニーに付き合ってもらうから♡えいっ♡」


マスカレーナが男子学生の頭を自分の胸元から離し、彼をベッドに押し倒す。そのまま彼の服の中に手を入れて脱がせていく。

無数のキスマークが付けられた彼の肌が露わになり、それを見たマスカレーナは不思議そうな表情で首をかしげる。


「あら?なにこれ、こんなに何でも屋からキスされたの?昨晩は私の番だったし…このデート中でそんなにキスされたの?……ま、別に気にしないけど」


ハンディーレディが随分と情熱的なことをしていたことがおかしかったのか、クスクスと忍び笑いをするマスカレーナ。

そんな彼女を男子学生とハンディーレディはすこし白い目で見つめる。どうやら昨晩のことは酒に酔い過ぎて記憶にないのだろう。

当のマスカレーナはそんな視線を気にする様子はなく、彼の身体の上に跨ると、自分の秘所に指を這わせ始めた。


「こんな下着…旦那さんを子づくりに誘う人妻ぐらいしか着けないわよね~♡……そうね…それなら、あんたにはそんなシチュエーションの妄想に付き合ってもらおうかしら?」


マスカレーナは髪紐をほどき、その長い髪を下ろしていく。そして、腰をわずかにあげると、


「今からあたしたちは新婚の夫婦♡そろそろ子どもが欲しいな思った奥さんが旦那さんをスケベな下着で誘惑するってシチュエーションなんて、興奮しない?ねぇ…試しにあたしのこと、ハニーって呼んで……♡」


媚びるような甘え声で、そう男子学生に告げた。

そんな珍しい彼女からのおねだりに、恥ずかしがりながらも男子学生は彼女をハニーと呼ぶ。

そんな彼に思わずマスカレーナは吹き出してしまう。


「あははっ!ごめんっ…!思ってたより似合わなくって……!やっぱあんたはいつも通りでいいわよ。あたしはダーリンって呼ばせてもらうけど♡」


笑い過ぎたことに謝罪しつつ、マスカレーナは自身の股の下にある彼の肉竿に目をやる。こうして彼女に馬乗りにされていることに興奮したのか、それとも彼女のダーリン呼びが効いたのか、つい先ほど射精したばかりだというのにその硬さを取り戻していた。


「また大きくなってる♡ダーリンもあたしのオマンコに種付けしたくなってるのね♡それじゃあ…ダーリンの大好きなこのオマンコで……種付けプレス♡してあげるわね♡」


マスカレーナは男子学生の肉竿を手で支えながら、ゆっくりと腰を下ろしていく。そして、彼の先端が彼女の秘所にキスをすると同時に、彼女は勢いよく腰を落とした。


「あぁっ♡やっぱりいいっ♡これぇ……♡」


膣内を押し広げていく剛直に嬌声を上げるマスカレーナ。そんな彼女を男子学生は見つめ、彼女の腰に手を伸ばそうとする。しかし、彼女は喘ぎながらもその手をはたく。


「あのね?あんたはあたしのオナニーに付き合ってるだけで、これはセックスじゃないの。あんたはただの肉ディルドになってあたしのピストンに耐えなさい」


先ほどまでの新妻の演技ではない素のマスカレーナの声。思わず男子学生もたじろいで腰に伸ばしていた手をベッドに投げる。

彼が観念したことを察したのか、再びマスカレーナは新妻の演技を再開する。


「ダーリンはどんな子供が欲しい?男の子?それとも女の子?あぁ、もちろんどっちもって答えもアリよ?ダーリンがそれだけあたしを孕ませてくれるって言うならね~♡」


腰を回すように動かしながらマスカレーナはそんなことを囁く。その言葉で誘発される妄想は

その一方で、腰をグラインドさせるとマスカレーナの嬌声の声色が少し変わる。もともと二人の身体の相性はよかったが、こうして腰を前後左右に動かすことも、いつもと違った刺激があってマスカレーナも気に入っていた。そしてその刺激に弱いのは男子学生も同じで、耐えろとマスカレーナに命令されていたが、思わず射精してしまいかねないほど、その快感の虜になっていた。


「あれあれ~?ダーリンってば、切なそうな顔しちゃって~♡肉ディルドの癖にもう射精しそうになってるのかしら?」


クスクスとマスカレーナに笑われる男子学生。しかし、彼女も腰の動きをいったん止め、ゆったりとしたテンポに変えてから、彼の耳元でささやく。


「しょうがないからゆっくり動いてあげる♡これならあんたも耐えられるわよね♡」


そうしてゆったりとしたテンポでマスカレーナは腰を振り続ける。前後にくねらせたり、左右にグラインドしたりと、その腰の動きはバリエーションに富み、快感の波を男子学生に送り続ける。

先ほどよりは射精感も落ち着いたのか、彼は歯を食いしばりながら必死に射精感を堪え続ける。


「ふふっ♡一生懸命我慢してるダーリン、かわいい……♡むちゅぅ♡じゅるっ♡」


マスカレーナが彼に顔を近づけてキスを交わす。舌を絡ませ合い、唾液を交換し合う二人。

そんな口づけをしている間にも、マスカレーナの腰の動きは止まらず、彼に快感を与え続ける。「んっ♡んぅ~っ♡じゅるっ♡ダーリン…大好きっ……♡」

マスカレーナの膣内が剛直から精液を搾り取るように妖しくうごめく。何度も受け入れたことのある彼女の本気の締め付け。ゆっくりな動きでありながらも、その快感は男根をしゃぶり尽くすような強烈なものだった。


「ダーリン♡ダーリン♡……あははっ♡ダーリンって呼ばれるたびにオチンポが跳ねてるわよ♡新婚夫婦ごっこ、ずいぶん気に入ってくれたみたいね♡あんたがどうしてもって言うなら、またやってあげてもいいかもね……♡今度はちゃんとあんた用の指輪も用意して…ね?」


マスカレーナは左手の薬指に嵌めた指輪をチラリと見て、笑みをこぼす。しかしすぐに、その表情は切なげなものに変わり、腰の打ち付けをラストスパートに向けて加速させた。

先ほどまで少し収まりつつあった射精感が再び高まり、男子学生に襲い掛かる。マスカレーナも珍しく息を荒げており、彼女も限界が近いことがうかがえる。


「ごめんね…ちょっとスイッチ入っちゃった♡もっと激しくなっちゃうけど、いっしょにイキたいし…それまでちゃんと我慢してよ…?」


マスカレーナは肉竿が抜け落ちる寸前まで腰を上げると、そこから一気に根元まで腰を下ろした。男子学生もその身体をのけぞるほどに感じたらしく、その口からは声にならない悲鳴のような声が漏れた。


「ねぇ、ダーリンとの赤ちゃん…欲しいの……♡ダーリンもあたしのこと、孕ませたいんでしょ?」


マスカレーナが腰を持ち上げ、落とす。それを何度も何度も繰り返していき、お互いの限界が近づいているのを感じた男子学生は快感の波に飲み込まれないように歯を食いしばる。

しかし、彼女の口から出る情欲を掻き立てる言葉に、ついに彼の我慢が限界を超えた。


「ダーリンっ♡いいわよっ♡いっぱい出して……♡」


マスカレーナは両手で男子学生の手を握って引き寄せ、お互いの身体を密着させる。そして最後の一突きと同時に膣内を一気に締め上げた。追い打ちと言わんばかりのキスも男子学生の興奮を煽り、彼はマスカレーナの膣内に大量の白濁液を流し込む。


「んあぁ♡あたしもダメっ♡い、イくぅ……♡」


マスカレーナも絶頂を迎え、膣内が一気に収縮する。しかし男子学生の剛直からは精液が注がれ続け、膣内に収まりきらなかった白濁液は接合部から漏れ出してしまっていた。


「あはっ……すごい量……♡ダーリンの赤ちゃんミルクでお腹いっぱいになりそう♡」


マスカレーナは腰を上げて肉竿を引き抜くと、その先端には彼女の愛液と彼の精液が混ざり合ったものがまとわりついていた。

彼女も少し疲れてしまったのか、そのまま彼の隣で横になると、その身体を抱きしめながら舌を絡ませるキスをする。


「新婚夫婦ごっこ…なかなか悪くなかったわね……♡うっかりハマっちゃいそう…♡」


それについては男子学生も完全に同意だった。これまで幾度と夢見てきた彼女との夫婦になるというシチュエーションは実に甘美で官能的だった。

そんなことを考えていることがマスカレーナのも筒抜けだったのだろう。彼女はクスクスと小さく笑う。


「でも、勘違いしちゃだめだからね?アタシとあんたはあくまでパートナーってだけなんだから。……でも」


男子学生にもぎりぎり聞こえる程度の声量でマスカレーナはそのまま続ける。


「それでも…また勘違いしたくなったら、ちゃんと言いなさいよ?そのときは…一緒に勘違いしてあげるから♡」


照れ隠しで微笑みあう二人。しかし、マスカレーナに背を向けるように男子学生の身体が突然引っ張られる。180度回転した彼の視線の先には不機嫌そうな顔をしたハンディーレディがいた。彼の身体を動かしたのも、どうやら彼女だったようだ。


「ずいぶんとお楽しみだったね…運び屋からの罰ゲームがそんなに良かったんだ…」


今日一日、お預けされていたというのに、先にマスカレーナと楽しんでいたことがよほど気に障ったのだろう。

ハンディーレディの威圧的な顔に男子学生も思わず目を逸らそうとするが、それを阻止するかのように彼女はその顔を手で押さえて自分の方を強引に向かせる。


「別に運び屋としてる時に彼女しか見えなくなることは気にしない。でも、次は私の番なんだから…ちゃんと私のことだけ見ててよ……」


そうしてマスカレーナと同じように、彼女はその唇を男子学生の唇に重ねる。普段よりも激しく求めてくるようなキスに男子学生は思わずされるがまま口内を犯される。

一日中街を歩き回り、さらには二度の射精で疲弊しきっていた男子学生だったが、こうして彼女から求められれば自然と性欲は高まってくる。


「うん♡元気いっぱいになったわね♡それじゃあ……来て♡」


男子学生の体を起こさせて、ハンディーレディはその中が透けて見えるレースのショーツをずらす。太ももにまで垂れるほど濡れた秘部を彼女は両手で開いて男子学生に見せつける。

きっとこれを据え膳と呼ぶのだろう。男子学生はハンディーレディに誘われるがまま、その膣内に肉竿を挿入していく。


「んっ♡来たぁ♡……ぁんっ♡あぁ……♡」


挿入と同時にハンディーレディの口から甘い声が漏れ出る。男子学生の身体を腕の中に抱き、密着しながらの快感に彼女の口からは悦びの声が、そして膣内からは愛液が止まらない。

男子学生は男子学生でその淫壺の感触に息を漏らしながらも、彼女の豊満な乳房を下着越しに揉みしだく。


「んんっ…♡もうっ♡そんな乱暴にしないの…♡意外と値段もするんだからね?」


嬌声まじりに男子学生を咎めるハンディーレディだが、ただそう口にするだけで、彼を止めようとはしない。

男子学生はさらに下着から透けている桃色の乳首を口で咥え、吸い付く。


「んあっ♡もっもう……♡買ったばっかりの下着が汚れちゃうじゃない……♡」


口ではそう言いながらも、ハンディーレディは男子学生の頭を抱き寄せながら、その快感を享受する。

流石に下着のホックを外して直接触らせて、下着が壊れないようにするだけの理性はあったようだが、男子学生の愛撫に乳首はどんどん硬くなっていき、膣内もそれに応えるようにきゅっきゅっと剛直を締め上げる。


「動いて…いいわよ……♡」


ハンディーレディが彼の耳元でそう囁くと、男子学生は腰を振り始める。ゆっくりとしたテンポだが、彼女の性感帯に擦れる度に、膣内はうねるように彼の剛直に絡みついていく。


「ほんとに…会った時より上手くなったね……♡お姉さんの弱いところにおちんちんをすりすりして……お姉さんのことを気持ちよくできて偉いわね……♡」


ハンディーレディは男子学生の頭を優しく撫でながら、彼の耳元でそう囁く。そして、彼の頬に手を添え、その唇を奪う。


「むちゅっ♡んれぇ…♡んんぅ……♡」


ハンディーレディの舌が男子学生の口の中に侵入し、その歯茎をなぞりあげる。まるで口内までマーキングするように激しくキスをし続け、その間も膣内はうねるように彼の剛直を刺激し続ける。

しかし、男子学生の頭に浮かんだとある疑問が、絶頂へ向かっていく彼の腰を止めてしまう。


「ん?……どうかしたの……?」


男子学生の異変に気が付いたハンディーレディが唇を離してそう尋ねる。

男子学生は問う。「普通にキスをしているが本当に良かったのか」と。

その問いに、ハンディーレディは以前彼と約束したことを思い出す。


彼が自分をベッドの上で満足させることができたら、キスしてもいい。


色々あって形骸化した約束だったが、どうやら彼は気になっていたらしい。


「あぁ、確かにそんなことも言ってたね…よく覚えてたわね……別に気にしなくてもいいのに……♡」


彼の頭を一撫でし、ハンディーレディは微笑む。

ただ彼は申し訳なさそうな顔で俯いている。ハンディーレディにそう言われても、勝手にキスをしていることを気にしているのだろう。


「それなら…今からお姉さんのこと、満足させて……♡」


ハンディーレディは男子学生にそう囁くと、彼の身体を抱きしめる。彼はハンディーレディの言葉に少し緊張した様子でそれに応えようとする。


「そんなに気張らなくても、普段通りの君なら大丈夫よ…♡私、君とする時…いつも満たされてるから……♡」


ハンディーレディの優しい言葉に、男子学生も少しずつ緊張が和らいでくる。そして男子学生はゆっくりと慣らすように腰を動かし始める。


「そう…そんな感じ……♡んっ♡あ……♡」


そのゆっくりとした抽挿ではハンディーレディは吐息を漏らす程度にしか感じていない。しかし、こうして互いの肌の感触を確かめながら、その体温を感じるこの行為は、何物にも代えがたい多幸感を二人に与えていた。

持ち上げるようにして彼女の乳房を揉みしだき、その先端を指でつまむ。それだけで彼女は甘い声を上げ、膣内がきゅっと締まる。


「また甘えんぼモードになろうとしてる……♡いいよ♡君に甘えられるの…お姉さんも大好きだから……♡好きに甘えて♡」


彼の頭を撫でるハンディーレディの手つきも、言葉も、表情も全て慈愛に溢れていた。こうなってしまうと男子学生も彼女に甘える以外の選択肢は失われてしまう。

腰を打ち続けながらも、彼女の乳房に何度も唇を落とし、その先端を舌で転がす。何度も何度も味わってきたハンディーレディの乳房の味。なのに飽きが来ることはなく、むしろ彼女の反応の違いに、その味わいのバリエーションも増えていっている気さえする。


「あっ♡そこ好きっ♡もっと擦って……♡」


肉棒の当たりどころが良かったのか、ハンディーレディは甘い嬌声をあげ、さらにそれを味わおうと男子学生に強請る。その彼女の反応が嬉しくて、男子学生も乳房に吸い付きながら抽挿を速めていく。

徐々にハンディーレディの喘ぎ声も大きくなっていく。膣内もきゅうきゅうと彼の剛直を締め上げる。


「はあっ♡あんっ♡満足したっ♡満足したから…♡キスして……♡」


ハンディーレディが男子学生の身体にしがみつき、絶頂に向かっていく。男子学生はそれに応えるように彼女の唇に自分の唇を重ねる。


「んちゅ♡好きっ♡一回じゃ足りないの…♡もっとキスしようよ……♡」


男子学生はそれに応えるように、彼女に何度も口づけをする。これ以上は自分の情欲を抑えきれない。彼はそう考え、ハンディーレディの膣内を味わいつくそうと最奥に剛直を打ち付ける。


「んあっ♡あんっ♡それっ♡いいっ♡」


彼女もその激しい突きに悦び、甘い声を上げる。男子学生の舌をハンディーレディは舌で絡め取り、二人はお互いの口を味わい尽くす。

剛直が膣内でさらに膨張し、膣内を押し広げていく。その先端はハンディーレディの最奥に何度もキスをし、彼女は彼の身体をさらに強く抱きしめる。

「んちゅ♡れろ……♡はあっ♡もうダメっ♡イく……キスされながら一緒に……♡」

絶頂が近づいてきたのか、男子学生の身体にしがみつく彼女の腕にも力が込められる。彼もそれに呼応するように彼女に腰を打ち付け続け、そして限界に達する。


「んっ♡んんんんんっ♡んあっ♡ああぁあ~~~~~~っ♡」


ハンディーレディは絶頂を迎え、膣内が剛直を搾り上げる。男子学生の下半身に甘い痺れが走り、睾丸から彼の白濁液が大量に発射される。子宮口にぴったりと押し当てられた鈴口から勢いよく放たれたそれは、彼女の子宮の中を満たしていく。


「君もいっぱい出せたみたいね……♡このままにしていたら妊娠しちゃうかしら……♡」


冗談めかして言う彼女だったが、男子学生の耳はその言葉を聞き逃さなかった。思わず腰を引こうとするが、ハンディーレディの手がそれを制止する。


「だめ♡もう少しこのままにしててもバチは当たらないと思うな♡」


その言葉通りに男子学生は彼女の膣内に肉竿を入れたまま、射精後の倦怠感でそのままぐったりと彼女の身体に身体を預ける。その姿が面白かったのか、くすくすと笑みを漏らしながらハンディーレディは彼の頭を撫でる。


「お姉さんを満足させることが出来たから……約束通り、キスしてあげる……♡」


舌を絡ませるものではない。ただ唇を触れ合わせるだけのキス。そんなキスだからこそ、二人の愛情はより深く伝わる。

ご褒美も何も、行為中にキスをしていたような気もするが、男子学生もそれを受け入れる。


「ね~もういいでしょ?早く退いてよね~」


行為が終わり、二人してベッドに寝転がっていると、待ちくたびれたと言わんばかりにマスカレーナが二人の間に割って入ってくる。

彼女も男子学生とキスをしたがっているのか、不満げな表情を露わにしている。


「もういいでしょって……先にこの子とエッチしたのはあなたでしょうが……!」

「でもあんたもエッチしたんだから交代交代~」


マスカレーナがハンディーレディを押しのけて男子学生に抱き着く。頬に何度も口づけを落とし、その剛直を指先でなでる。

小さく体が跳ね、その快感に思わず顔を赤らめてしまう。


「まだできるわよね…?たった三回射精してもう限界なんて、そんな連れないことは言わないでよ……?」


男子学生はそんなマスカレーナの甘い囁きに、再び硬さを取り戻してしまう。

そしてハンディーレディは呆れたような笑みを浮かべ、そんな彼の頭をまた優しく撫でるのだった。


「お姉さんもまだしたりないし…今夜は寝かさないわよ♡」


ハンディーレディはマスカレーナと一緒に彼の身体を抱きしめる。

極上の女体に包まれた彼の口から洩れる笑みは、どこか明日の自分の身を案じているようにも感じられた。

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