（逃亡に限りなく近い）旅行

幼体化したローがファミリーに帰るのを同じく幼体化したハート組の3人の微笑みの爆弾で足止めした後すぐ（残念ながら）ペンギンとシャチが元に戻った。まだベポのもふもふパワーがローの注意を引いてるうちにペンギンとシャチに昨夜のドフラミンゴが送った偽物のことを話した。何か知らないかって。そしたらここは危険だすぐに離れようって見たことのない真剣な顔で2人に言われた。えじゃあお前ら行っちゃうのかと思ったらあんたも一緒だ早く準備してって言われて、訳が分からないけどなんか怖くなって簡単な荷物だけ持って4人とマンションを出た。

自分たちの隠れ家があるからってシャチが道案内してるうちにどんどん遠くへ、自転車でこれが限界だと思ったらバスに乗るって…結局ここがどこかも分からん場所に来た。ペンギンに言われたから詳しく書かないけど多分海が近い。バス停から30分ほど歩いてここだとボロボロの空き家に案内された。少し埃っぽいけど中は意外ときれいだった。シャチペンギンはどっかに隠してた大きいゴミ袋からキャンプマットや寝袋、それと料理道具の入ってる箱を引っ張り出した。聞いてみたらローたちと出会う前は2人でここに住んでたらしい。久々に帰って少し興奮してるみたい。

ベポとローは2人ともまだ幼体のまま。出かける時はローは着いて来てくれるか心配だったけど、ペンギンとシャチは慣れた手付きでベポに絶対ローを離さないよう抱きついてと、半ば無理やりローを拘束して連れ出した。ローは最初は誘拐だのOP攫いだのって騒いだけどペンギンの指示でベポはガルチュー（物理）で黙らせた。ミンク族？はそのモフさの割にフィジカル馬鹿強くて色んな意味で抵抗できないのはずるいだと思う。

聞いみたらローは前にも幼体化したことがあったらしい。それで対応に慣れてると。ファミリー時代に戻ると今回の感じになるだけど、もっと前まで記憶が戻ると人間にまあまあ懐くけど逆に他のOPとどう付き合えばいいか分からないみたいで話すらまともにできなくて大変らしい。これもあの屋敷で孤立された影響かと思うと気分が沈む。だけど今はあんたがいるからちびローに戻っても大丈夫だなってペンギンとシャチは明るく言った。そう言ってくれるのは嬉しいけどなって欲しくないよ…