迷走勇者は薄暮に壁尻
勇者ちゃんパーティの道程が細かく描かれたら二次創作しにくくなって嫌だなと思ってしまう一般エルフ
(……どうしてこんなことに?)
暗い小屋の中、わずかな光の差し込む中で、勇者と呼ばれる少女は困惑していた。純粋かつ素直な内面を写し取ったような童顔。年齢の若さに対してメリハリのついた体型。
しかし日没までまだ猶予のある時間にも関わらず、勇者は自分の身体の半分を見ることができないでいた。
「う、動けない……みんな! みんなは!?」
声を上げても、どこからも返事はない。勇者がひとりで先行したために、パーティメンバーたちは彼女の現在地まで追いついていなかった。
「くっ……どうすればいいんだ……」
勇者がそう呟いてすぐだった。
「ふひひっ! 珍しいこともあったもんだ!」
聞き慣れない笑い声が聞こえ、同時に鈍重さのある足音がした。勇者から見ることはできなかったが、現れたのは小太りの中年男だった。笑みを浮かべながら、勇者へと近づく。
「いやぁ〜、村はずれまで動かしたあとで引っかかる娘が現れるとは」
「助けておじさん! 身体が抜けないんだ!」
小屋の丸窓のひとつから上半身を突っ込んだ勇者だったが、そこから下半身を中に入れることも、上半身を再び外へ出すこともできないでいた。下半身だけを小屋の外に晒したままで、勇者は小屋に拘束されていた。
救いが来たことに脚をばたつかせて喜ぶ勇者を見ながら中年男は言った。
「まあまあ落ち着いてくださいよお嬢ちゃん。俺は優しいから安心しなよ」
(……え? 優しい……?)
その言葉に希望を抱いた勇者は、下半身を動かすのを止めて中年男の指示を待った。
「それなら、まずは腰の防具を外させてもらいますよ、っと」
中年男が指差したのは、勇者が身につけている装備だった。身体は丸窓で上半身と下半身が分断されている。引っかかるものとして思い当たるのは、腰部を守るための鎧だった。
「おねがいします。……あ、ベルトにつけてあるからベルトごと外してもらえませんか?」
中年男はその指示に従って腰装備を外すことにした。金具の音を立てながらベルトを引き抜く。そしてそれを地面に置いたところで、彼は勇者のめくれた上着からのぞいた剥き出しのお尻と股間を見て目を丸くした。
「こいつぁ驚いた! まさかズボンどころかパンツもはいてないとはねぇ」
「えぇ!? み、見ないで!!」
慌てて手で隠そうとする勇者だが、もちろん手の自由はきかない。小屋の内側でやり場もなく手を振り回す。
そうしている間に、中年男は勇者の尻たぶを片方つかんで開かせた。普段便所でしか露出しない尻穴を風が吹き過ぎる刺激に、勇者はお尻を震わせる。
「ひんっ!」
「暴れない暴れない。防具は取ったが、抜けそうかい?」
尻たぶをつままれながらも、勇者は小屋の内側で壁に手をついて、お尻を引き抜こうともがいた。力を込めるたびに両脚をそろえて爪先立ちになる様子をニヤニヤと眺めながら、中年男は連動して震える桃尻をぺちぺちとはたいた。
「んっ!……ダメみたい……」
「そうだろうねえ。お嬢ちゃんのデカケツじゃ、この状態で引っ張っても抜けるわけがないさ。それにしても可愛いケツだなぁおい」
中年男の言う通り、いくら力を込めても壁からは抜けなかった。どうしても腰が引っかかってしまう以上、お尻を小屋の内側へ引き込んでの脱出は不可能に近かった。
「うぅ……そんなこと言わないで……。恥ずかしいよぉ……」
「大丈夫だよ、俺しか見てないし。それより次は上半身の方を調べようかな」
中年男は勇者の上半身側(小屋の中)へと入り、勇者の肩甲骨あたりに手を当てながら、肩を覆う防具に手をかけた。
「ひゃあっ!」
背中を触られたことで、勇者が驚きの声を上げる。しかし中年男の手つきには遠慮がなかった。両手を使って、ぐいっと防具を外していく。
「おかしいなぁ、これはどうやったら外れるんだぁ?」
ブツブツと呟く言葉とは裏腹に、中年男は肩の防具だけでなく背負っていた剣まで手際よく外していた。
「おじさん……それは外さないで」
服の合わせ目を緩めて肌を露出させている途中、首に巻いていたマフラーに触れた中年男に勇者は言った。手を止めた中年男は何も答えず、代わりに手に持っていた剣を地面に投げるようにして置いた。
中年男の行動の意味がわからずにいると、彼の手が勇者の胸へと伸びた。
「ひゃん♡」
上着をはだけられ、下着をつけていない乳房が露わになった瞬間、勇者の口から甘い声が漏れた。
「いい反応するじゃないか」
中年男はそのまま勇者の乳を揉み始めた。
「やぁ! おじさん何やってるの!?」
「おっぱいを触ってるんだよ。こんなに綺麗なおっぱいだからね、つい」
「ふあぁっ!♡」
中年男が勇者の右の膨らみの頂にある突起を摘むと、勇者はビクンッと身体を跳ねさせた。
「感度もいいようだ。こりゃ楽しめそうだぜ。それじゃあこっちも脱がせてもらうよ」
「だめぇ!! そこは……ああんっ!!」
中年男は左手で勇者の左の膨らみを弄びつつ、右手を自身の下腹部に伸ばした。ズボンから取り出されたそれは固く、それのあるべき形になっていた。
「あんまりいい声で鳴くから、おじさん久々に勃っちゃった」
「そ、そんな……やめてよ」
「やめないよ。やめる理由がないからさ」
「んむっ……!」
中年男は勇者の頭を撫でながら、自分のモノを勇者の口にあてがった。苦しげに呻く勇者の小さな口に、中年男の男根が押し込まれた。
「ほれ、舌使って舐めてくれよ」
「んぶっ!? じゅぷっ!……ちゅぱ、ぴちゃ」
勇者は言われた通りに、中年男が気持ち良くなる場所を探すように舌を動かした。
「おお……なかなか上手いなあ。初めてじゃないのか?」
「は、はじめてに決まってるでしょ……」
「そうかそうか。まあいいさ、今日からは初めてじゃなくなるんだから」
中年男はそう言って、勇者の頭を掴みながら前後に動かした。
「おごっ!? おえっ!!」
喉の奥を突かれ、嘔吐感に襲われる勇者だが、中年男は構わず腰を振り続けた。
「おぉ、出るぞ!」
「おぶぅうー!」
どくんっと脈打つ感覚とともに、勇者の口の中に生臭い液体が流れ込んだ。男の匂いは、無知な少女である勇者の想像の外にあるものだった。吐き出すこともできないまま、それを飲み込むしかなかった。
「おぉ、はじめてなのに飲んじまったなぁ。えらいえらい」
中年男は片手で勇者の乳房を弄びながら、もう片手で頭を撫でた。
「さて……次はお尻の方を調べようかな」
「ひっ……! い、嫌だ……」
「大丈夫大丈夫。痛いことはしないよ」
中年男は小屋の外に出て、外気に晒され続けていた勇者のお尻を見た。内側の恐怖による震えが伝わり、少女のお尻はプルプルと中年男を誘うようでさえあった。
「うひひ、やっぱり可愛いおケツだねぇ」
その桃のような臀部を掴むと両手を使って、勇者の双丘を左右に割り開いた。
「ひぃっ!」
「ほう、これはこれは。綺麗なまんこしてるとは思ってたが、まさかここまでとはなぁ」
中年男は勇者の秘所を見て興奮していた。そしてそのまま、そこに顔を近づけていった。
「ひゃあっ! やめておじさん、そんなところ汚いっ……ああぁっ♡」
中年男に性器を見られるだけでも恥ずかしかったが、さらにそこへと口をつけられたことで勇者は羞恥心と嫌悪感を覚えた。しかし、同時に今まで感じたことの無いような快感に襲われていた。
「ひょっとしておじさんのちんこしゃぶりながら、自分でオナニーでもしちまってたか? ……壁にハマってるんだから無理か」
「あぁっ♡ やめてぇっ♡」
「やめるわけないじゃないか。こんな美味しい穴を目の前にして」
ぴちゃぴちゃと音を立てながら、丹念に割れ目とその内側を舐られる快感に悶えながら、勇者は喘ぎ声を上げ続ける。
「こんなに濡らしてくれちゃって……おじさん嬉しいよ。ほら、指入れてあげるからね」
「ふあぁぁっ♡」
ずぷりと中へ侵入してくる異物感に、勇者は思わず悲鳴を上げた。
「あ〜、狭いけどいい具合だよ。それにしてもすごい締め付けてくるね」
「あ、あ、あ……♡」
「こりゃあ名器かもねえ。それじゃあ、こっちも弄ってあげないと」
「んあぁっ!?」
遠慮がちに収縮していた尻穴に、中年男の指が当てられる。ずぶずぶとゆっくり押し込まれていく指の感触に、勇者の尻穴はきゅんっと反応した。
「あ、やめて……そんな、両方なんてぇ……っ!」
2本の太い指を出し挿れされながら、膣内を舌で犯される。2つの異なる刺激を同時に与えられ、勇者の身体にはこれまでに無いほどの快楽が押し寄せてきた。
「あ、あ、あ……だめ、変になる……っ!」
「いいんだよ、なって。ほれほれ」
「あ、あぁ、あーっ!!」
中年男の舌先が、勇者の最も敏感な部分を捉えた。クリトリスへの責めと同時に行われるアナルピストンは、未開発の少女にとってあまりにも強烈すぎた。
「初めてでこんなに濡らすなんて、とんだ淫乱なのは間違いないな」
「んほっ♡」
尻穴に突っ込んでいた指を一旦引き抜くと、中年男は勇者が秘部から垂らした愛液を塗りたくって再び差し込んだ。潤滑液にコーティングされた指は最初よりもたやすく飲み込まれる。
「おぉ、また締まった。ここが気持ち良いのか?」
「おぉぉっ♡ おぉぉぉぉぉぉっ!!」
勇者は答えられないほどに激しく絶頂を迎え、ガクンガクンと全身を痙攣させた。
「おぉ、イッたな。どうだい、お尻の穴を弄られてイク気分は」
「うぅ……お尻でなんかイキたくない……」
「そうかい。ならもっとイカせてやるさ」
「え……きゃあっ!」
中年男は勇者を仰向けに回転させた。窓は丸く、引っかかっている腹は傷つくことはなかった。小屋の天井を見ながら、勇者は抗議の声を上げる。
「いったいどうするつもり!?」
中年男は勇者の両足を持ち上げて開脚させると、あふれ出した液体でヌルヌルになったそこへと再び固さを取り戻していた男根を挿入した。
「ひぃっ! 嘘っ、まだするのっ……」
「当たり前だろう。まだまだこれからだぜ」
「やめっ、もう許してよぉ!」
「うるせぇなぁ!」
「ひぐっ!」
中年男は勇者の太ももを平手で打った。肉付きのよいそこは汗と愛液で湿っており水音を立てた。
「ひゃうっ! 痛いっ! やめて!」
「黙ってろ! お前はただ俺のちんぽを締め付けてればいいんだ! わかったかこのメス犬がぁっ!」
「ひゃいっ! わかりましたぁっ♡」
勇者は男に怒鳴られ、その言葉に従うように自らの性器に力を入れて男のモノを強く抱きしめる。
「おおっ! いいぞ、そうだ、そのままだ」
「あぁっ♡」
パンッ、パァンと男が腰を打ち付けるたびに、勇者のお尻が波打つ。中年男は尻肉の感触を楽しみながら、自身の欲望を小屋から飛び出した勇者の下半身だけに叩きつける。
「あぁっ♡ はげしっ♡」
「出すぞ、全部受け止めるんだ!」
「はい♡くださいっ、おじさんの精液っ……僕の中にいっぱい出してぇえっ♡」
「くっ……出るっ!!」
「ああぁ〜っ♡」
どくん、びゅくるると音が聞こえそうなほどの勢いで大量の精子が子宮へと注ぎ込まれた。同時に勇者もまた達してしまい、膣内が激しく収縮を繰り返す。
「あぁ……出てる……おじさんの熱いの……♡」
「ふー、最高だった。……やっぱお嬢ちゃん、初めてじゃないだろ」
「……」
中年男の問いに勇者は答えられなかった。中年男は勇者の身体をうつぶせに戻しながら言った。
「まあいいか。それじゃあ俺は帰るから、あとは好きにしていいぜ」
「待ってよ!」
立ち去ろうとしている中年男の背中に、勇者は声をかけた。
「なんだ?」
「せめてここから出してよ!」
依然として身体を小屋に拘束されたままの勇者は、必死の形相で懇願した。もっともその顔は中年男には見えなかったが、容易に想像がついた。
「それはできない相談だな」
「そんなっ! お願いっ、なんでも言うこと聞くからっ!」
「ほう? 本当かな」
「ほんとうだよっ!」
「よし、じゃあ一つだけ教えておいてやる。……今夜一晩、お嬢ちゃんはここから出られない」
「……そんな」
絶望的な表情を浮かべる勇者に、中年男はニヤリと笑いかけた。
「心配するな。明日の朝には解放されるさ。それまではせいぜい楽しむんだな」
そう言い残して中年男は去っていった。
「うそつき……」
一人残された勇者が呟いた。少女の脳裏に浮かぶのは、旅の仲間たち……だけではなかった。
「助けて……マヌル……」
外されなかったマフラーを握りしめる。幼馴染の少年を想い浮かべた瞬間、彼女の身体は再び熱を帯び始めた。
「んっ♡」
自由な手で豊満な乳房を捏ねるように揉む。固くなった乳首をつねる快感によがりながら、勇者はただ幼馴染の少年のことだけを考える。日が沈み暗闇が深まるにつれて、少女は自身を慰めるべく快楽の沼のより深みへと溺れていくのだった。