転機
そよそよと風が吹き、玲王の髪を靡かせる
今日の旦那様は軍のお偉いさんだ
きっと日頃の疲れを存分に玲王へぶち撒けたい事だろう、全力で受け止めなければ
と、玲王はやる気十分だった
箱庭の真ん中で待っていると、遠くから足音が聞こえてくる
異星人の足音は苗床達とはリズムも重さも全然違う。だから直ぐに、旦那様だと分かった
けれど、何だか数が多い
振り返ると、そこには三人の異星人が居た
今日の予定の旦那様も勿論居る。けど彼は、別の異星人の後ろに控えていた。
彼と、知らない異星人が二人
真ん中で仁王立ちする異星人はかなり偉そうだ。今日の旦那様は軍でもかなりの地位にいた筈。確か、准将。
その彼が控えるとなれば、真ん中の異星人はかなりの地位だろう。
必然的に、少し警戒する
偉そうな異星人は、旦那様と軽く会話した後、一人で玲王の元へと歩いて来た
「蜷帙′蝎ゅ?闃ア雖√□縺ュ」
「はい、そうです」
お偉いさんは、拍子抜けする程気さくに玲王へと話し掛けてきた。思わず、目を瞬かせてしまう
「蜷帙?譌ヲ驍」縺ッ縺薙◇縺」縺ヲ蜷帙r隍偵a遘ー縺医k縲らァ√b蜷帙↓闊亥袖縺梧ケァ縺?◆縺ョ縺?繧」
続けて言われた言葉に、玲王は頬を赤くした。まさか旦那様達が外でも玲王の事を話していたなんて。嬉しくて、玲王は微笑む
「そうですか。ありがとうございます」
流れる様に、完璧な所作でお辞儀をすると、お偉いさんはじっくりと品定めするように玲王を眺めた
「鄒弱@縺??ょ菅縺ェ繧臥筏縺怜?辟。縺?□繧阪≧縲ゆサ頑律縺ョ逶ク謇九?遘√□縲よ擂縺ェ縺輔>」
そう言われ、差し出される手
しかし玲王は、再度深々と頭を下げて、お偉いさんの申し出を断った
「申し訳ありませんが、今日の相手は俺の愛する彼です。貴方様のお相手は出来ません」
精一杯の誠意を込めてそう言う玲王。
お偉いさんの後ろでは、玲王の旦那様が嬉しそうに玲王を見つめている
たっぷり10秒、頭を下げた玲王は、お偉いさんを横切って旦那様の元へと走ろうとした。が、お偉いさんの太い腕に肩を抱かれ、それは拒まれる
「蠕?■縺溘∪縺医?∝スシ縺ォ縺ッ險ア蜿ッ繧定イー縺」縺ヲ縺?k繧薙□繧医?ょ菅縺悟ォ後↑繧臥┌逅?シキ縺??縺励↑縺?′縲ゆク我ココ逶ク謇九↑繧峨←縺?□縺ュ?」
その言葉に、玲王は目を見開いて旦那様を見た。
彼は、「抵抗するな」と言わんばかりに玲王に視線を送っている
目を合わせ、彼と意思疎通をした玲王は、お偉いさんと向き直った
「彼が良いなら、それで良いです。どうぞよろしくお願いします」
別に三人相手くらい、どうとでもなるだろう。
それに、このお偉いさんはかなり雰囲気がある。彼に話を聞いてもらえれば、記憶の事も、なぎの子どもへの愛のことも、全部解決するかもしれない
それに、なにより
(この人のチンコはどんな具合だろう)
玲王の後孔が、期待に疼く
コトが決まった途端、快楽への貪欲さに染まった玲王を見て、お偉いさんは濃紺の皮膚を歪めてみせた
「濶ッ縺??縲ゅh縺丞ュ舌r逕」繧?螂ウ邇玖怩縺ィ縺ェ繧翫◎縺?□」
「蠖シ繧貞ィカ繧九▽繧ゅj縺ァ縺吶°縲∫キ冗オア」
「菴輔?∫峡繧雁頃繧√↑縺ゥ縺吶k縺、繧ゅj縺ッ辟。縺?&縲ょ菅縺溘■繧ょ性繧√※蠖シ縺ョ譌ヲ驍」縺ォ縺ェ繧九→濶ッ縺?h縲∫ゥエ蜈?シ」
「縺昴≧縺ァ縺吶°縲∬憶縺九▲縺溘?ゅb縺苓イエ譁ケ縺悟スシ繧貞・ェ縺?▽繧ゅj縺ェ繧牙渚荵ア繧定オキ縺薙@縺ヲ縺?∪縺励◆繧」
冗談交じり笑い合う異星人達。
その会話の内容の重大さすら、今の玲王には些事だった。
貫いて欲しい
いっぱいに満たして欲しい
早く、子を産みたい
そして、願わくばこの性交が終わった後で、記憶を取り戻す鍵を手に入れられたなら
(なぎとも一緒に、キモチイイコトしてみたいなぁ)
友達になった彼と一緒に貫いて貰いたい。同じ心地良さを味わいたい。
それがどれ程相手の精神を摩耗させるのかも知らないで、玲王は無邪気にそう思っていた