赤緑編のつまらない考察
とても個人的123巻感想(とても個人的な感想)
12巻はそんなに面白くない。
というか、3巻がずば抜けて面白すぎる。
「1期(全13話)で完結した伝説のオリジナルアニメが、再アニメ化されたら3期(全39話)に引き伸ばされていた。」みたいな感じ。
1期目は”ずっと序盤”でつらい、3期目は”ずっとクライマックス”で最高!
赤緑編前半は正直、一気読みに向いてない気がする。
話に中身はあるし、毎回違うパターンの話なのに、なぜ読み続けるのが辛いのか疑問だった。
それは、「毎回違ったキャラクター達が登場し、それぞれの魅力を味わうことが出来る。」のに、「毎回そのキャラクター達を置いて次の町に行ってしまう」から。話が時系列順に並んでいるだけで、話と話がリンクしていない。1話完結型じゃないのに、1話完結型みたい。
そうなったのは多分、三誌縦断連載だから。
(一月に3話描くって何?月1休載の週刊連載?)
単行本の話数 123 ,45 ,678 , 9 ,1011 , 12 , 13…
掲載した学年 六 , 四 , 五 , 六 , 四 , 六 , 五 …
…って感じ。
各学年で別々のキャラが登場する。
(でも話の繋がりに全く違和感を感じなかったので、縦断連載を知って驚いた。三誌で別々の話を掲載して、単行本で違和感なく1本のストーリーになるとか、凄すぎる!!!)
まあとにかく、推しキャラが欲しい私にとっては、登場したキャラをどんどん深堀して欲しいのに、少し掘っては一旦お預けをくらうのがしんどかった。
他に、一気読みが辛い原因としては、赤緑未プレイの私には分からない部分を、想像で埋め続けなきゃいけないことも大きいと思う。
バトルは123巻ずっと面白い。ポケスペのバトルはいつも面白い。バトル大好き。愛してる。
レッドについて
今読むとレッドの言動が基本的にクソガキ過ぎる。
でも私が子供の頃やりたかったことを全部やってくれる(やらかしてくれる)し、子供の頃はこういうヒーローになりたかった。
正直今読むとレッドは少し不気味。
大人に本気の殺意を向けられて、怖がらない。危機感は感じていても、全く怖がらない。
常に浮ついていて、常に勝つ気でいる。
何度も命の危機に晒されているのに…
こんな息子、私が親だったら不安すぎて旅に出せない。グリーンみたいに師の元で現実を叩き込まれて欲しい。レッドの親が登場しないのはこれが理由か!?
3巻を読んでやっと「こいつ凄い脳天気なだけだ」と気付いて安心した。
VSサカキで、相変わらず恐怖はしないものの、さすがの強敵を前にレッドも浮つきが無くなり、冷静さを見せてくれたから。
「戦う者」って2つ名、レッドに超ピッタリ。絶対「勇者」ではない。恐怖感じてないから勇気とか要らない。メンタルが戦いに向きすぎてる。
どんなピンチでも「大丈夫」って言ってくれそうな上に、123巻で確実に成長して実力がついたレッド。さすがに憧れのヒーロー過ぎる。絶対赤緑後2年間に多くの少女の初恋を奪ったでしょ……