貪る欲、満たされるは
「なぁなぁ、今日どこで遊ぶよ」
「いつもの公園でいいんじゃね?」
「オッケー!じゃ、何して遊ぶかー」
賑やかな街の雑踏で、子供達の他愛ない話が聞こえてくる。何処で遊ぶだの、何をするだの、最近あった面白い事……そんな中、一人の少年が申し訳なさそうに声を上げる。
「…ごめん、僕ちょっと用事があるから……今度また遊ぼ」
その少年はそれだけ告げると、足早に駆けていく。残された少年たちはそんな彼の様子に首を傾げながら、それはそれとして、と遊びに街の中を走っていくのだった。
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「…ちゅっ♡れろれろぅ……じゅるっ…♡///ちゅっ♡ちゅぱっ♡じゅじゅるぅ…にゅるん♡」
「はむ"んっ♡♡ちゅうぅ♡♡…んんぅ…♡♡」
人通りの無い、裏路地。大通りの賑やかな声も遠くに聞こえる暗がりで、淫靡な水音が鳴り響く。
「ぷはぁっ…♡ふふっ、そのようにがっついて…そんなに待ちきれなかったのですか?」
「う、だって……///」
少年が巴御前とこのような時間を過ごすきっかけになったのはつい先日。夜遅くまで遊んでいた所を巴に言葉巧みに裏路地へ連れ込まれ、そのまま犯された事に始まる。性知識も不十分な彼にとって数多の経験を貪った巴の肉体は劇薬であり、こうして友人との一時を捨ててまで会いに来ているのだった。
図星を刺された少年は気恥ずかしいのか顔を真っ赤にして俯いてしまう。そんな様子に巴はくすくすと笑いながら、自身の胸元に手を掛けた。
「ですが…本当に欲しいのは此方でしょう?」ばるんっ♡
「ッぁ……♡」
曝け出されるその双頭に、びくんっと少年の体が反応する。ぷっくりと膨らんだ乳頭からは白い蜜がたら…と垂れ、彼の喉を鳴らす。その初々しくも雄性を感じさせる反応に巴は淫靡に笑うと、その乳房を持ち上げ強調して見せた。
「いいのですよ♡存分に楽しみましょう♡」
「っはい……♡」
最早我慢の限界であった少年はその言葉に何度も頷くと、あむっとその乳房に吸い付く。口の中に広がる甘さと快感に、彼の脳に痺れが走った。
「ふふ…まるで乳飲み子のよう…♡巴の乳房に一生懸命吸い付いて、誠に愛いです♡」
「ちゅっ♡ちゅぱっ♡じゅじゅるぅ♡巴さんのおっぱい、美味しい…///」
「それはそれは♡では、先日教えた方法で吸ってみてください♡」
その言葉にこくん、と頷くと少年は口の中で巴の乳首を弄び始める。歯でこりっと噛めば潮の様に吹き出し、舌で転がせば快感に震える体の振動が心地よい。溢れんばかりの乳を揉めばその感触に快感が走り、吸い付けば巴の手が優しく頭を撫でた。
「んぅっ♡乳飲み子といいましたが、このように淫靡に女を弄ぶ赤子など居ませんねっ♡それに、このような怒張を示す赤子も……♡」
「ぁ……///」
ズボンにはったテントを一撫でし、開帳し現れるは幼子に似合わぬ巨大な魔羅。既に亀頭は先走りに濡れ興奮の汗が雄の匂いを漂わせており、その臭気に巴の雌性がぞくりと沸き上がった。
「あぁ…♡何度見ても惚れ惚れする魔羅です♡この亀頭も…裏筋も…玉袋も♡」
感嘆のため息と共に巴の細くしなやかな指が告げた部位をつつ…と撫でるたび、びくびくっと刺激に震える。刺激に反応する度、この魔羅が何を求めているのか、この少年がどうしたいかが直接届き、巴の興奮は頂点に達した。
「────それでは、いただきます…♡」
口をれろぉっ…と大きく開く。その真紅の口内は涎で照り返り、ため息の熱と雌の匂いが沸き立つ。少年が何をされるのか察し、期待で魔羅がぴんっと張り詰めた次の瞬間、ソレはぱくんっと貪られることとなる。
「ぁうあ、ィッ♡そ、れっ♡♡♡」
「じゅぶっちゅっ♡じゅぶっ…おいひ…れろっちゅむっ♡」
余りの快感に少年の脳がびりっと痺れる。巴はそんな姿を興奮したように見つめながら、すうっと鼻から大きく息を吸う。鼻孔に広がる幼いながらも雄の醸し出す匂いに軽くぷしっと潮を吹きながら、彼女はその口を窄めると前後に動かし始めた。
端正な顔の巴が顔を歪めて夢中で貪りつくその様子は淫靡で蠱惑的であり、少年に得も言われぬ興奮をもたらす。
「じゅぶっにゅぷっ…ぐぷぷぷぷぷっ…じゅるるるるっぷぁ…♡」
(あぁ…脳が痺れる…///このような幼子の魔羅を咥えて、襲い掛かるように貪っているのに…♡到底顔向けできない行為に及んでいるというのに、体が喜んでしまいます…♡♡)
「♡ちゅっちゅっ…れろっ…じゅるるるっ♡」
これまでであれば彼女はこのような行為を忌避すべきことだと答えていただろう。しかしそう告げる筈の口はただ男を悦ばせる為だけのものと成り果て、そう考えるべき思考はただ性を貪る事だけを考え続ける。
「うぁ、激しっ…♡も、でちゃい、そっ……♡」
「んんぅ…♡♡じゅるッじゅるッ♡じゅるるぅううぅうッ♡♡…ちゅぱッ♡じゅるるッ♡♡」
「!?もっ、はげしっ♡♡///だ、めっっっ♡♡♡♡」
「んぶぅっ!?!」
押し寄せる快感の波になんとか抗おうとした少年の精神を纏めて吸い上げるように、さらに激しく搾りたてた結果……巴の顔が根元まで入ったタイミングでそのはちきれんばかりの若い精が解き放たれる。さしもの巴もその行動に一瞬目を見開いた。
が─────
「んんぅ…んぐっ、ぐむっ…♡ん、じゅるる~~~…んぷっ♡」
果てて蕩けた少年の表情に満足そうに微笑むと、巴の口は窄めたまま根元からにゅぽん、と音を立て彼の怒張から離れる。唾液と白濁で濡れていた筈のソレには、しかし一滴の白濁もついていなかった。それは、つまり。
「んぶぇ…♡いっふぁいでまひたね…♡」
ぐちゃ…と音を立て彼女が口を開いた時、先ほどは真紅に輝いていた舌も、頬も、全てが彼の欲望に白濁と汚されていた。その様子は精を吸う淫魔のようにも、獲物を自慢する忠犬のようにも見えて。そして彼女はぱくん、とその口を閉じると───
「あぁー…♡んぐ…ぐちゅれろ…んぐ、ぐちゅ…♡ごきゅ、ごくんっ…♡」
粘性の何かを咀嚼し、舌鼓を打ち、嚥下する音。己の欲望を全て喰らった音。
「おちんぽミルク、ごちそうさまでした…♡」
再び始まった時の様に開かれた口は赤く、しかしそこから漂う香は雄の匂いを受け入れ、混ざり合った香りがしていた。
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──空の頂点から陽が落ちて、赤い光が街を照らす。子供たちは今日在った事を賑やかに喋りながら帰路につき、友人がどこかに行ったまま帰ってこなかったな、なんて思い出す。もっとも最近よくある事なので忙しいんだろうと結論付けると、あっさりと忘れて次の事を考えるのだった。
「お"……お"お"お"お"お"~~~♡♡やはりとてもいい魔羅をお持ちですね♡口で味わった時よりも強く、その素晴らしさを感じます…♡♡」
それほどまで経った時間の間も幾度と行為を行っていた路地裏ではあたりに二人の体液が飛び散っており、凄まじい淫気を醸し出していた。
ここまで大きな声を出し、匂いを出せば気付かれそうなものであるが、しかし逆にその存在感が周囲の人間は確実に何か「ある」と感じさせ、そんな場所に突っ込むほどの愚者はいなかった。しかして二人のこの淫靡な時間は何時間も続いており、二人の肢体は溶け合うようにずっと触れ合い続けていた。
「あっ♡お"♡お"っ♡お"お"っ♡しかし…そろそろ帰らねば…お"っ♡ならない時間で、しょ、お"っ♡♡」
情けなく下品な声を挙げながらも、子供をそう諭す。少年を誘惑し貪った側とは思えぬそんな親切な提案に、しかし少年は首を振るって腰を動かす。
「やだっ…♡巴さんとずっとこうするっ…♡」
(う~ん、困りました…理由が分かる分、余計に)
理由は単純、巴の精神性である。己の体の疼きを抑えられず子供さえ襲った今の巴に節度なぞない。己の欲を満たす為ならば売春まがいの事もし、性奴隷に堕ちた事さえある。幼い少年は理由は分からずとも本能で、他の男の元へといかせまいと行為を行っているのだ。
逆に言えばここ数日は少年との行為が彼女の欲を満たしており、巴からすれば欲が満たせるのならばそれでよい。少年より大きなモノを咥え、感じ、過激な経験もある巴だが少年との時間に不満は無いのだ。
(ですから大丈夫……とはなりませんね、男の子ならば特に)
それに巴自身、欲情すればその辺りの男を引っかければいいかと心のどこかで思っている事は事実であるし、彼と居ない夜と早朝は耐え切れず自慰をしていたことも少なくない。
かといって親もいる彼を攫うわけにもいかない。さてどうしたものか、と暫しの逡巡を挟みながら、巴は己の腹の中に感じる熱に気付き───歓喜の声を漏らした。
(嗚呼、簡単な方法があるではないですか───)
これまでの彼女であればこのことを思いつきもしなかっただろう。気付いたとしても決してそうはならなかったはずだ。しかし、既に堕ちきったその体は、単純にて最も己の欲を満たす回答を選んだ。
瞬間、彼女の体に今まで以上の快楽が走る。己の体が、心が、全てが『ソレ』に対する準備を始め、全身を駆け巡る電撃すら今の彼女にとっては快感であった。
故に。
「お"っ……♡お"お"お"お"お"お"お"~~~っっ♡♡♡♡」
(イク、イってますっ♡思っただけで、考えただけで体が最適化されてっ♡♡♡それだけでイックゥゥゥウゥゥ♡♡♡♡)
「っ!?巴さん、だいじょ、う、ぶ…………」
少年の注挿など関係無しに、ケダモノのような声を上げて巴は果てる。言語化できない己の欲に意識を奪われていた少年は、普段見た事の無い状況に意識を戻され……言葉を失った。
見た目が変わったわけではない、異常なことなどは何もない。
ただ、目の前の『ソレ』が自分のモノだと、確信した。
汗や精液でへばりついた髪が、照り返る絹のような肌が、ふくよかな肉が、此方をじっと見つめる期待の瞳が、言葉も無しに少年に告げる。
「己の本能のまま犯せ」と。
────理性の切れる音が、遠く聞こえた。
「んお"お"お"お"お"お"お"お"お"っっっっ♡♡♡♡」
そこから先は人の営みではなかった。
二人は最早言葉すら話さず、ただ互いの体を貪った。口を開けばキスをして、互いを吸いつくそうと舌が交わる。胸に触れば潮の様に母乳があふれ、それを口にするだけで互いの体に快感が走る。匂いは混ざり切って極上の媚薬と化し、膣と魔羅はまるで元々そう作られていたかのようにぴったりと収まった。
「「ぢゅぱっ♡じゅじゅるぅ♡♡んお"っっ♡じゅるッじゅるッ♡じゅるるぅううぅうッ♡♡」」
幼い体全てで覆いかぶさり支配するように後ろから打ち付け、向き合って互いの愛を確かめるように抱き合い、初めての時の様にただ一方的に搾り取る。どちらかが思えばどちらかがそう動き、ただ、ただ、肉欲を満たし、喰らう獣の交尾。
そんな永遠に続くと思われた行為にも、一先ずの区切りはある。
「ちゅっ♡れろれろぅ♡じゅるっ♡///でる、でちゃう、だすっ♡♡♡♡」
(魔羅が熱い♡♡♡欲が、特濃の精液が上ってきているっっ♡♡)
「お"お"お"お"♡♡イグイグイグ♡♡くださいっ♡♡貴方の魔羅で、精液で、巴をっ♡♡
んお"お"お"お"お"お"お"お"お"♡♡」
───果てる瞬間、巴には何かがぷちゅん♡と出される音が聞こえた。
それにこれまでとは違う穏やかで、暖かな幸せを感じた次の瞬間。
「ん"" " "~~~~~♡♡!?!♡♡///」
声にすらならない叫びが、天に響いた。
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「いやぁ……夜も更けてしまいましたね」
陽は完全に消え、空は夜の帳が落ちていた。あれから流石にどうしようもない路地はそのままに、服を洗い全身を清めており、巴は少年を家まで送り届けている最中であった。
もっとも、嗅覚が良い者であれば二人の匂いにも気づくだろうが……
「でも、僕一人でも帰れたのに…」
「そういうわけにはいきませぬ!巴も貴方にはお世話になっておりますし、こんな時間まで拘束してしまいましたから」
(原因は巴さんなんだけど…)
「それに───」
す、と巴は手を己の腹に当て、笑う。
「ご挨拶に行かなくてはいけないでしょう?」