誰か、神の懺悔を聞いてくれ

誰か、神の懺悔を聞いてくれ












…やった、やったのです!ついにやったのです!

さすがなのです。あんな不思議なアイテムがあるだなんて…


…あはは

そりゃ魔法もほぼないようなこんな世界の『神様』になったって無力なのは当たり前だったのです



…なんで僕はこんなこと願っちゃったのです?



もっと、もっと違うことを願っていれば…そうすれば、そうすればきっとタツ姉も死なずに済んだのです。

それにきっと妖精たちが暴走することも無かったし、エリカちゃんがこんな目に合わずにも済んだのです。"あの子"だって、あんな姿にならずに済んだのです…

結局僕はおバカさんだったのです。誰も助けられなかったくせに、『神様』になっちゃったせいで天罰すら与えられないのです…


………"あの子"はとても怒っているみたいだけれど…これで時間稼ぎは出来たのです

これはとにかくバカでくだらなかったこの世界が生み出したつまらない話なのです。あちらの方々には関係無いのです

…せめて僕が『神様』になったというならば、これくらいは阻止しないと話にならないのですよ

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