解呪の誘い
黒庭勇者さん油断してしまった。宝箱に危険がないと信じていたからか、ぼんやりしていた。
「勇者様っ!」
宝箱を開けた瞬間、桃色の煙に包まれる。何か状態異常を引き起こすものか、心配になり吸い込まないように手で口と鼻を抑える。しかし、手遅れだった。
「ん、んっ…♥️」
秘処が火照るような感覚、踞り、身体を疼きに耐える。なにか、身体に変化が起きているみたいだ。
「大丈夫ですか、いまそちらに……!」
「けむりが、おさまるまで、動かない方が、いいかも……っ……♥️」
下着がキツくなる感覚。前に硬いものができてしまったような、不思議な触感。やがて、煙が消えていって、抑えていたそれを触っていると、なにやら大きくなったものがあった。
(はえ、ちゃった……?)
その感触は知らないものだけれども、存在は知っている。男の人のものだ。私はどうやら、ふたなりになってしまったみたいだ。
「勇者様、無事ですかっ」
駆け寄ってくる水遣い。甘い香りにどきどきする。まえより、水遣いの身体がえっちに感じられる…
「……うん、だいじょうぶ」
ぼんやりしながら返事する。痩せ我慢しているように思えたのか、水遣いは私の目の前に屈んで、杖から魔力を注いだ。初歩的な解呪の呪文だ。
「我慢するのはよくないですよ、勇者様」
屈んでいると、水遣いのふとももが潰れる。みっちりしていて、私よりちょっと太くて柔らかそうなもの……見ていて、えっち……
(だめ、意識が変な方向に向いちゃってる……♥️)
水遣いは本気で心配しているのに、私はなにを考えてるのだろう。前より性的なことを考えるようになってしまった理由がわからないけど、絶対におかしい。
「……特に支障はなさそうですね、よかったです」
「うん、なにも、ないよ。元気っ」
悟られないように微笑む。距離が近い水遣いを見ていると、ふたなりのそれは大きくなっていたけれど、我慢することにした。水遣いに引かれたくなかったから……
「今日はここで夜営にしましょうか」
「そっ、そうだね」
夜営のためにテントを造っていく私達。
「それっ」
水遣いが動くとおっぱいが揺れる。
「そっちをお願いしますね、勇者様」
みっちりとしたふとももが私を誘っているみたい…
(ぜ、ぜったい、へん…!)
いつも以上に興奮がしてしまっている。水遣いのことを意識すると、呼吸が荒くなってしまう。襲いたくなってしまう程…
「テント、完成しましたね。近くの水場で汗を拭き取りましょう」
「みず、ば?」
裸の水遣いが思い浮かぶ。途端に、硬くなる私のもの。ぴく、ぴくと勝手に動いてしまう。
「……勇者様?」
「だ、大丈夫。入ろっか」
「はいっ」
悟られないようにするべきだ。そう思いながら、私は水遣いと水場に向かった。
あえて遠くに赴き、衣類と下着を脱ぐ。鼠径部から下に目を向ける。私には本来ないものが、やっぱりあった。ふたなりになっている。気がつかれないように、私はいそいで水場に入る。
「私も失礼しますね」
隣に動く。水遣い。当然彼女はいま、素肌の状態だ。水に浮かぶおっぱいが、色っぽい。女性らしくってどきどきする。
「今日は大変でしたね」
「そうだね」
微笑む彼女が距離を詰める。
「明日も頑張っていきましょうっ」
「うんっ…♥️」
小さく呼吸する度に、おっぱいが揺れて、距離を詰めたことによって、ふとももがあたる。……もう、我慢できない。
「み、みずつかい…♥️」
そっと身体を彼女に委ねる。抱き締めて、彼女の熱を感じる。
「え、ゆ、ゆうしゃさま…?」
困惑した様子の彼女に、そっと 身体を押し付ける。
「うそ、ついてたの…っ」
本当は呪いにかかっていた。ふたなりにさせられていた。それを伝えてなかったのは、引かれたくなかったからだ。でも、もう我慢できない。素肌の水遣いに触れて、なにかが弾けてしまった。
「わたし、ふたなりになっちゃって、いま、すごく、水遣いに興奮しちゃってる……♥️」
「ひゃん…っ」
色んな感情に潰されそうになりながら、水遣いに身体をすり付ける。まるで、男の人のモノに、操られているみたいだ。ふわふわの水遣いの身体に触れる度に興奮してしまう。
「だ、だめです、ゆうしゃさま 」
「だめ…?」
「水場は汚すわけには、いきません、外に出ましょう…っ」
その言葉に彼女の優しさを感じさせる。自然を思いやる気持ち、それが私が水遣いのことを好きになる理由だった。
「わかっ、た。すこしがまん……」
水場から出て、そっと状態を確認する。ふたなりのそれはいまにも出したいと言わんばかりに膨れ上がっていた。
「おおきい、です」
水遣いが顔を赤くして見つめてくる。その仕草で興奮してしまう。
「どうしよう…っ」
「解呪方法は、その、出すこととは聞いたことがあります…」
「はうっ…♥️」
「手伝ってもらって出すと効果的……それが、呪いを解く方法と昔見た本には書いてありました……少し、不安ですが信じてみましょう…っ」
そういって、身体を抱き寄せる水遣い。私のふたなりのものをふとももに挟んでいく。
「ひ、にゃ…♥️」
「その、なかは、だめですが、ふとももでしますから…っ」
すりあわせて、私のモノに刺激を与えていく。
「~~っ♥️ はっ、はっ、はっ…っ♥️」
むにゅむにゅ、すりゅすりゅ……言葉で言い表せない快楽が頭を支配する。ふともも。水遣いのふともも。
「こちらも、し、しつれいしますっ…♥️」
水遣いのおっぱいが、私のおっぱいに押し付けられる。潰されるふたりのおっぱいが擦れる度に、頭に甘い刺激が走る。
「だめ、それ、だめ…♥️」
言葉が思い浮かばず、喘いでいく。きもちよすぎて、おかしくなりそうだ。
「ひぅ、も、もう、だめ♥️ きちゃう、きちゃうの…♥️」
「がまんしないで、いっぱいだしてくださいね、勇者様…っ」
耳元で囁かれる。その言葉が私の理性をとろとろにする。
「み、みずつかい、わた、わたし、いく、いく、い、いく…ぅぅっうぅぅ…♥️♥️♥️♥️」
水遣いのふとももに、精液がとろとろとかかる。私の秘処からは、愛液がいっぱい吹き出していた。
「あ、ぁぁっ…♥️」
達して出したことによって、私についていた呪いが解除される。ふたなりのそれは気がついた頃にはもう消えてしまっていた。
「元にもどって、よかったです…っ」
「うん……」
ゆっくり身体を委ねる。しばらくは力が入らないから、水遣いに支えてもらう。
「……もし、次にかかってしまったら、そのときはもっとしっかり対応しますね…?」
「……うんっ♥️」
その言葉で、また身体が疼いてしまった。きっと、私の好きという、気持ちは性欲だけじゃないはずだ。それを、いまは信じたい。
水遣いの肢体はすごく柔らかく、いまは彼女に包まれていたい。そう考えていた。