謀略のアサシン
クラス:アサシン
真名:太平公主
出典:史実
性別:女
身長/体重:157cm・48kg
属性:秩序・悪
筋力:D 耐久:E 敏捷:B 魔力:A 幸運:C 宝具:A
クラススキル
・気配遮断:C++
『暗殺者』のクラススキル。サーヴァントとしての気配を断つ能力。隠密行動に適している。完全に気配を断てばほぼ発見は不可能となるが、攻撃態勢に移るとランクが大きく下がる。
彼女の場合、宮廷で息を潜めながら数々の謀略を張り巡らせ、政争に勝利してきたことが評価されている。
・陣地作成(政):A
「魔術師」のクラス別能力。魔術師として自らに有利な陣地を作り上げる。「工房」の形成が可能。
彼女の場合、物理的、魔術的な工房ではなく、人間関係を利用した派閥を作ることで自身に有利な状況を作り出すことに特化している。
また、一応道士としての能力で魔術的な工房も作れはする。
保有スキル
・道術:D
詳細不明。
・扇動:B
数多くの大衆・市民を導く言葉と身振りを習得できるスキル。個人に対して使用した場合はある種の精神攻撃として働く。
・武后の寵愛:EX
母である則天武后から並々ならぬ愛情を受けていたことが昇華したスキル。
それは彼女にとって誇りであり、憧れであり、罪である。
皇帝特権と類似の効果を持つスキル。
宝具
『 母排再誕、我が身の罪』
ランク:EX 種別:対人宝具 レンジ:- 最大捕捉:-
解説
自らの母親である則天武后へのクーデターを代表とした、宮廷で執り行った数々の謀略が形となったスキル。
『武后の寵愛』を封印することで、自らのステータスを永続的に上昇する。
彼女にとってこの宝具は死してなお残り続ける悔恨の証であり、同時にそれまで『則天武后の娘』であった彼女が、ひとりの人間として生まれ直した瞬間である。
▼概要
中国史上唯一の女帝、則天武后……の娘であり、父母ともに皇帝であった皇帝のサラブレッド。
母親から並々ならぬ愛情を受けており、則天武后は彼女に多くのものを与えた。それは配偶者であり、道術であり、そして彼女の遺伝子そのものである。
則天武后の子の中でもっともその血を濃く受け継いでいると言われ、容姿、性格、能力はまさに則天武后そのものであったと言われている。
そんな彼女も則天武后に憧れを抱いていた。
にも関わらず、老齢の則天武后へ紹介した愛人が好き勝手に振る舞い始めたとき、その責を問われることを怖れ、彼女は則天武后へのクーデターに参加する。
則天武后が皇帝の座を退いたときから、彼女の謀略の能力はさらに加速していった。それはやがて兄弟との軋轢へと変わり、彼女を自死へと追い込む。
それでも彼女が悔いるのは、母を裏切ったあの瞬間なのだ。
容姿はキャスターの武則天をさらに大人っぽくしたようなイメージ。肉体年齢は40代だが、道術によって見た目の若々しさは保たれている。
性格も武則天のようなある種の子供っぽさはなく、有り体に言えば擦れている。
聖杯にかける望みは「母への謝罪」。間違っていたのは自分だったのだと、他ならぬ母へ謝りたい。それが自分が救われたいがためであると知りながら、彼女はもう一度、母に愛された子供に戻りたがっている。
「サーヴァント、アサシン。李令月。太平公主と言ったほうが通りはいいか」
「母上……どうか私に罰を……その鞭で私を……」