覚醒
「お前らの希望は死んだ!!!まだおれに歯向かいてェ奴ァ名乗り出ろ!!!」
上から龍の姿になったカイドウが現れる。
「くだらないウソついてんじゃないわよ!ルフィが敗けるわけない!!!死ぬわけないわ!!バカバカしい……ウタ?」
ナミが否定する中、ウタが前に出る。
『 』
「お前に能力を使う余力はない」
『 』
「何だ、頼りにしてた奴が死んで、おかしくなったか?ウォロロロ」
突然歌い出したウタをカイドウが嘲笑う。
『 』
「…この声は………ししし、そうだな。こんなところで終われないよな。…敗けたのになんだか楽しくなってきた……アハハハハ!!」
ドンドットット♪
「何だこの気配…なにがいる!?屋上に…!!!」
勝利宣言していたカイドウを天井を突き抜け出現した巨大な腕が掴み、連れ去って行った。
「ウォロロロロ…お前…!」
カイドウの前には白く神秘的な姿になったルフィが立っていた。
「生きてたか…!!ありがとよ」
カイドウが“熱息”を吐き出すとルフィは地面をゴムに変化させ弾き返した。
「ウォロロロ…心身が「能力」に追いついた時起きるのが覚醒だ。お前ほどの奴が覚醒してなかったのが疑問だったが…納得がいったぜ。」
「ああ…やっと見えてきた!お前を倒して!ウタが新時代を創る姿!!アハハハハ!」
「今心が追いついたってことか!」
「楽しいなァ!!!カイドウ!!!」