覇王相愛
はじめは人を楽しませたい、ただそれだけだった
しかしそれはやがて強迫観念へと変わり、人々を楽しませるためならたとえ他者を傷つけても構わないと思うようになった
さらに強く、もっと激しく、人々からぶつけられる飽くなき欲求に答え続けた結果、自分を見失い力と戦いを渇望するだけの怪物に成り果てた
「はっ!」
「またあの頃の夢を見ていたの?」
夢から覚めると彼女が優しく微笑んだ
奇跡の魔導剣士
怪物に成り果てた自分を変わらぬ笑顔で救ってくれた愛しい人
彼女は自分の全てを受け入れてくれた
だからもう自分を見失わない
自分はこれからも彼女の側にいてこの笑顔を守り続けるのだ
「暗くなったらダメよ。辛いときこそ笑顔だから」
そう言って彼女がそっと抱き寄せてくれる 暖かくて優しい香りがして心が落ち着く
その胸に顔を埋めると心臓の音がよく聞こえる
「気づいた?寝ている間に衣替えをしたけど似合ってる?」
「えっ?これは…」
肩は剥き出しで臍から胸元を覆う布地が透けており、彼女のメリハリのある身体がはっきりと見える
さらに胸に垂れ下がった赤と青の暖簾のような布が卑猥な想像を掻き立てる
前の衣装は露出こそ少ないが、彼女の豊満な胸や抜群のスタイルがこれでもかと強調されていて目に毒だったのに、今の衣装はより扇情的になっている
「にっ、似合ってるよ……」
あまりの刺激的な姿に見惚れてしまい声が裏返ってしまった
「そっか……ありがとう……」
ちょっとやりすぎな気がするけど嬉しそうな顔をしている彼女を咎めることができない
「どう?おっぱいのところとかかなり拘ったんだけど……」
そう言うと彼女は両手で服を押さえ谷間を強調してきた
そんなことをされるとどうしてもそこに目が行ってしまう
「ふふっ、気に入っていたみたいね」
「うん……」
「じゃあご褒美♪」
彼女は目を閉じ唇を突き出した
彼女はある理由でキスをするときもマスクを外さない
そのためマスク越しに口づけをするのがお約束になっていた
「ちゅっ♡んむっ♡」
マスク越しに舌と舌が触れ合いお互いを求め合うような深い接吻をする
「ぷぁっ♡…興奮してる?」
「ああ……」
正直物凄く興奮していた
こんな衣装を着ている彼女に誘われて欲情しない男がいるだろうか?
「わぁ♡」
彼女はいきり立ったモノを見てうっとりした表情を浮かべていた
人の道を外れ龍になってしまった俺を見ても彼女は受け入れてくれた
そして今も変わらず愛してくれている
「そろそろさあ……乾いてきて……『アレ』ほしいな……」
彼女が恥ずかしそうにもじもじしながらお願いしてきた
『アレ』は正直気が引けるが俺は彼女に求められたら断れない
「いいよ……」
彼女に臨戦態勢の剛直を晒しすと、彼女はそれをまじまじと見つるとマスク越しに亀頭に軽く口付けをした
「ああっ……」
「ちゅっ♡じゅるっ♡ずぞっ♡」
彼女が下品な音を立てながら肉棒を貪るようにしゃぶりつく
「ああっ♡だめっ♡あなたのおちんぽおいひぃっ♡もっとぉっ♡」
どんな状況でも決して諦めず俺を救ってくれた彼女が俺の竿を前にしたときだけ淫乱になるという事実はとても征服感がある
ダメだ、『アッチ』の俺はまだ後だ
「そろそろ射すよ」
「きてぇっ!私の中にいっぱい出してっ♡」
彼女はマスクを引っ張りスペースを作る
やっぱりやらなければいけないのか
俺は覚悟を決めてマスクの中に精を解き放つ
「あああっ♡きたぁっ♡あつぅいっ♡」
彼女はマスクの中に入ってきた精液をを美味しそうに飲んでいく
そしてわざと少し残すとマスクにそれを塗りたくり笑みを浮かべる
「すんすん、はぁ♡あなたの新鮮な精子の匂いで包まれてる♡幸せ♡」
彼女は常に自分のマスクの中に俺の精液がないと落ち着かないらしい
変態すぎる
「ねえ少し軽蔑してる?でもあなたがいけないのよ♡いつもいつも雄の匂いを撒き散らして私をメロメロにさせちゃうからそれがないと生きていけない身体になっちゃったんだもの♡」
そう言って衣装の股座にある真っ白な部分を持ち上げるとタイツと同様にダイヤ状の裂け目から秘部を覗かせる
なんだこの衣装……全身が凶器なのか
「今度はこっちにちょうだい……」
彼女が自分の指で秘所を広げると、ヒダの奥から愛液が滴っていた
「来て♡……」
この瞬間はいつも少し躊躇してしまう
大きさを調整できるようになっても竜の身体になった俺のものはそれでも人間の女には大きすぎるからだ
でも俺は止まらない
彼女を幸せにする
その心の軸さえあれば、俺はどんな困難だって乗り越えられる
もう自分に負けたりはしない
「はぁっ♡やっと来た♡大好きなおちんぽでおまんこ満たされて気持ちいいよぉ♡」
彼女は俺のものを根元まで飲み込むと、膣壁をうねらせ搾り取ろうとしてくる
「ああっ♡すごいっ♡私の奥に当たってるっ♡子宮口ノックされてるっ♡孕ませピストンしゅごいよぉっ♡イキまくってるっ♡ずっとイッてりゅうっ♡」
彼女は甘えるように俺にしがみつきもっともっとほしいと俺を求める
俺は快楽に耐えきれず腰を打ち付けるスピードを上げる
「だめっ♡そんなに早くしたらっ♡すぐイクッ♡イグゥウウッ♡♡」
絶頂を迎え痙攣している彼女の中をさらに激しく突き続ける
「待っへ♡今敏感だからっ♡連続アクメでおかしくなるっ♡またイカされるっ♡」
彼女の中が激しく収縮を繰り返し、精液を吐き出させようとしてくる
「あっ♡くるっ♡せーし上ってきてるっ♡あなたの濃厚ザーメンで種付けされちゃうっ♡」
射精感が高まってきた俺はラストスパートをかける
「ああっ♡だめぇっ♡そんなにされたら堕とされるっ♡あなた専用のオナホ妻になっちゃうっ♡」
「出すよ」
「きてぇっ♡」
俺は彼女の膣内に欲望をぶち撒ける
「あああっ♡出てるっ♡熱いの注がれてるっ♡」
彼女は背筋を仰け反らせビクビクと震えている
「ごめん…大丈夫?ちょっとやりすぎたかな?」
「いいえ♡とっても良かったわ♡」
彼女は俺にキスをして微笑んでくれた
「んっ……ちゅっ♡……ぷぁっ♡……ねぇ……まだできるよね?」
「もちろん」
「嬉しい……♡」
君の想いにならいつだって応えるさ俺は君だけのエンターテイナーだから
その後
「オギャー、オギャー」
俺と彼女の愛の結晶である金色に輝く竜が元気よく泣いている
「お腹が空いているのかな?おっぱいあげるね」
彼女は自らの胸を露わにして我が子に乳を与える
「んちゅっ、ちゅぱっ」
赤子は必死になって母乳を飲んでいく
「よしよし、たくさん飲んで大きくなってね」
彼女は慈愛に満ちた眼差しで子を見つめている
「おやすみなさい。良い夢を……」
彼女は優しく背中を叩くと子供はすぐに眠ってしまった
「ふぅ……」
彼女は子供を起こさないようそっとベッドに寝かせ一息つく
そしてゆっくりとこちらに振り返る
「あなた……」
彼女の表情は母親から女の顔になっていた
人は多面体だ
どちらの彼女もきっと本当の彼女なんだ
自分を受け入れることの大切さを彼女は俺に教えてくれた
子供ができてもあの衣装とマスクに精液を入れるのをやめないのは困ったところだけれど……
「あの子は『こっち』のあなたにそっくりね。『あっち』のあなたとの赤ちゃんもほしいなあ」
「わかったよ」
彼女は俺のすべてを受け止めてくれた
俺はもう自分を恐れない
『あっち』の俺だって彼女を愛していることに変わりはないのだから
だから『我』もこの女を愛し抜こう
「『我』は『ヤツ』と違って加減ができぬぞ」
「はい♡私は覇王龍様の性奴隷です♡」