被虐に疼くアリアス
エチチ闘技場の元・作家俺は従者であるアリアスが大嫌いだった。
昔、俺がコレクションしていた昆虫標本を壊したからだ。
だからあの時の俺は腹が立って、アイツを思いっきり蹴り飛ばした。
けど、あの時アイツは……
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「…また、冒険者たちに敗北したらしいな、アリアス…!」
「はッ…あ…あぁ♥だ…旦那様…す…すびば…ぜん…!」
ズタボロの姿のまま、アリアスは俺に対し土下座をして必死に許しを乞う。
その姿は実に惨めで無様で滑稽で、普通の人間ならば彼女のその姿を見て何か優しい言葉をかけたりいたわったりするのだろう。
だが、そんな彼女に対しオレは……
―― ゴッ!
「あ゛あ゛…あ゛ぁ…あ゛♥あ゛♥」
その横顔を全力で殴りつけ、そして衝撃で吹き飛んだ彼女の髪の毛を乱暴に掴んで無理やり起こしていった。
「お前はッ!!いつもいつも"わざと"敗北しやがって…そんなに俺に殴られたいかッ!?この役立たずがッ!!」
「す…すみばぜん…ずみばぜ…んん…!」
コレはアリアスの悪癖……
「こ…こんなこと…わたくしにとっても…おかしいと思って…いるのです……」
「で、ですが…す…すみません…♥ど…どうしてもやめられないのです…♥」
そう、彼女はマゾヒストなのだ。
「でも…乱暴にされて…一番気持ちイイのは…旦那様だけなのです…♥」
俺の靴を舐め、そして俺に顔を踏みにじられながらアリアスは股を濡らして媚びた声を上げていく。
―― ドガァッ!ドッ!ガッ!ガッ!
「黙れ!痛みでマ〇コを濡らす異常性愛者が…!」
「う゛う゛っ…ん゛っん゛ん゛っ…」
そうやって媚びる彼女の顔に蹴りを叩き込み、もだえ苦しむ彼女の尻にも何度も蹴りを叩き込んでいくと彼女は苦しみながらもさらに股を濡らし、その雫が床を濡らしていく。
「旦那様…好きです…ッ♥もっと…してくださいませ…♥思う存分…殴ってくださいませ……♥」
「この…変態が!気色悪いんだよッ!!」
乱暴にされてなお愛の言葉を囁いていくアリアスの身体にのしかかり、俺は彼女の顔を何度も殴打していく。
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―――
――
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「ふぅッ…ふぅッ……クソッ!だから俺は…お前のことが嫌いなんだよ…」
何度もアリアスの顔を殴り続け、腕が疲れたあたりで俺は拳を振るうのをやめた。
「ハッ♥ハァ♥……で…すが…わたくし…が、こんな…変態になってしまった…のは…♥……昔からわたくしにつらく当たっていた…旦那様のせいでもあるんですよ…♥」
そしてアリアスはボロボロになり両目に涙を浮かべながらも俺に笑顔を向けてそう話しかけてくる。
「最初は…♥とても辛かったんですけど…乱暴される度に……興奮し始めてしまって…っ♥それで…目覚めてしまったんです……♥」
そう語りかける彼女をよそに俺は彼女のズボンに手を入れてその中にある秘部を指でかき回し、そして爪を立ててクリトリスをつぶしていく。
「あっ♥わたくしは…殴られると…すぐにイッてしまうんです…♥何度も…何度も…アソコの奥が痙攣して絶頂してしまうんです…♥」
そのたびにアリアスは絶頂をし、俺に対しアヘ顔を晒しながらもそう弁明をしていく。
「旦那様も、わたくしを殴って…気持ちイイのでしょう…?わたくし…知ってるんですよ…わたくしに乱暴するとき、いつも旦那様が勃起しているのを……♥」
そう言いながら彼女は服を脱ぎ捨て、ズボンを脱ぎ捨てながら俺を挑発するように笑ってそう煽ってくる。
―― ダァンッ!
「うるっせぇんだよッ!クソ女が!」
彼女のその言葉に図星を突かれた俺は思わず彼女の頭を掴んで勢いよく床へと叩き付けてしまう。
「従者のくせに言いたい放題言いやがって…その汚ねぇ穴ぐちゃぐちゃにしてやるよ…!」
「ふぁあああ♥お尻にぃ…♥♥旦那様の逞しいモノ…入ってくるぅッ♥」
そして俺は勃起したペニスを彼女の濡れたマ〇コではなく、ヒクついたアナルへ突き刺していく。こんな奴に俺の精子を注いで孕ませるつもりなど毛頭ないからだ。
「イイですよぉ…♥旦那様ぁッ♥わたくしの事っ、嫌いなら……ぁぁんッ♥はっ♥はぁっ♥モノみたいに壊して…♥気持ちよく使ってくださいぃッ♥」
だがそれでも彼女は快感を感じてしまうのか舌を飛び出させたアヘ顔を晒して必死に俺の肉棒をその括約筋でキツく締め付けてくる。
「黙れッ!黙れッ!喋るなッ!お前はただの肉オナホで、くだらない道具に過ぎないんだよ!!」
「おらッ!お前の公衆便器以下の穴にザーメンぶち撒けてやるッ!このクソ女がッ!!」
だがそんな媚びた表情を浮かべた彼女に対し、俺は彼女の身体のことなど一切考えない乱暴なピストン運動をし続ける。
「すごッ……ぃですッ♥こん…なぁッ…気持ち良すぎて……ぇ♥も…漏らして…しまいますぅぅッ♥」
―― じょぼぼぼぼぼぼ……
「あッ♥あぁぁあぁぁあッ♥気持ちイィーーーッ♥あッうぅううぅッ♥」
そんな乱暴な扱いをされてなお彼女はそれにすら快感を感じ、そして失禁してしまう。
「本当に下品で汚ねぇな……そこら辺のホームレス以下の存在だな、お前は」
それを受けて俺は彼女の存在そのものを否定するほどの罵倒を行う。
「あはぁ♥便女でもなんでもイイんですよぉ…旦那様に使われて…んんッ♥たくさん乱暴されてぇ♥道具として使ってくれるなら…ぁぁん♥…それだけでいいんですッ♥」
やはりというべきか、彼女はそれすらも快感に変化させて幾度となく絶頂を繰り返しながら俺の肉棒を締め付けようとしてくる。
「ちょっとユルくなってきたな…これじゃあイけねぇな」
―― ギュゥゥゥッ…ぎりぎりぎりぎりぃぃ…!
「かはぁッ♥ぐぅ…うぅッ…♥」
しかしその締め付けではまだ満足いくものではなかったため、俺は彼女の首を絞めて無理やり括約筋の締め付けを強めさせていく。
「く…首…締め…もぉぉ…気持ち…イイ、です…ぅぅ♥」
「はぁぁッ…いい…締め付けだ……イくぞッ!」
「ぐッ…ぅ♥ぶ…ぶぅぅッ♥」
呼吸をしようとしているのか必死に舌を伸ばし、次第に赤みを増していくアリアスの顔を見ながら俺はその断末魔にも等しい締め付けから射精へといざなわれていった。そして……
「出すぞッ!」
―― ビュグゥゥッ!ビュルッビュッ!!
「ん゛ひぃぃ~~~♥♥♥あ♥だ…んな…さ…ま♥…もっと…シて…くださいませ…ぇぇ…♥」
―― ちょろろろろろろ……
折れそうなほどにアリアスの首を絞めつけながら俺とアリアスは互いに絶頂し、そして酸欠に陥ったアリアスはそう告げると共に意識を失い、またも失禁するのだった。
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……本当は分かっている。アリアスが俺の従者として、今もそばにいる理由を。
幼いころ自分がマゾヒズムに目覚めた時の快感をもう一度味わうのには、俺のそばにいたほうが都合がいいだけだという事を。
…だからそのうち、俺に飽きて別のご主人様の元へ行くのだろう。
だが俺がアリアスを嫌いでい続ければ、コイツは俺からは離れない。
「……旦那様、愛しています♥」
―― だから俺は、今でもアリアスのことが嫌いだ。