行為シーン
俺はその言葉に頷く。そして、彼に勧められるままに隣へと移動する。
気まずい沈黙が一瞬走り、彼がバスローブのボタンを外し、腕を広げた。
俺はそれに応え、抱き締められた。
その後、俺は服のボタンを外された。仰向きに寝かされる
思春期を経て、初めて人に裸を見せた。
彼はまず、乳首に目をつけた。片方をしゃぶられ、片方を指で弾かれる。背筋がぞくぞくし、息が漏れる。
彼は口を俺の胸元から離し、次は俺のちんこを握り、アナルへと手を伸ばす。
俺は一瞬、Aがローションを使わない可能性を思い浮かべて恐怖した、が、彼は俺の尻穴を撫で始めた。
多分、それでもほぐすことができるのだろう。俺はそう解釈した。しかし、少し怖かったのでAにローションを使ってもらうように頼んだ。
ローションを使うと、彼の指はすんなりと入ってきた。慣らし運転をしてきたのだから当然である。
その後、彼はちんちんをいじりながら、乳首をいじりながら、と色々性感を与える箇所を変えながら俺のアナルを順調に解していった。
俺は一つ違いながらもその経験豊富そうなやり方に感心した。
さていざ挿入! 当然、尻穴はバッチリほぐれて…(自分でチェックする音)ない!
尻穴には不安が残っていた。具体的には、いつも自分でするときは簡単に横向き(重要)に指2本出し入れできるまで慣らすところを、俺の尻穴は未だ縦でもキツいくらいにしかこなれていなかったのだ。
しかし、一応は挿入りそうなのとなにより、開発を十分にしてこなかった後ろめたさから、ソレを言い出せない。
Aが俺の尻穴にちんちんをあてがう。なんとかなれーっと人工肛門の未来を振り払う俺。
だが、その心配は杞憂に終わった。
彼は一気に挿入はせず、あくまでゆっくりとセックスを始めた。
入り口付近、前立腺を彼の物が擦るたびに、びくんと身体が揺れる。だが、またもや不十分があった。
気づいたのは、慣らし作業がほとんど終わり、ちんちんがかなり深くにまで到達し、ピストン運動を開始したときだった。
いつもの1人遊びとは違い、ときたまダイレクトな異物感がある。
そう。いつもよりローションが少ないのだ。
結果として、その不安はまたもや"考え過ぎ"に落ち着いた。
だが、問題は意外なところから現れる、否、突き出されることになる。