行商人のおじさんに寝取らせ水遣い(後日談)
「おはようございます!勇者様!新しい朝ですよ!」
水遣いの声で目を覚ます。香ばしい⋯これはベーコンと珈琲だろうか?の香りが鼻を擽る。
「起きられたのですね勇者様。いやぁ昨晩はワシも楽しませて頂きました。⋯⋯⋯本当に怒って無いのですよね?」
エプロン姿の行商人が片手フライパンに朝飯を乗せてやって来た。
「勿論です!ありがとうございます行商人さん!私も勇者様もとても楽しました!」
そう言いながら水遣いはフライパンを切株で出来た簡易テーブルに乗せた行商人の側に寄ると、胸を彼の胸にすり寄せた。
「はは!朝からお盛んですな!⋯⋯本当に大丈夫ですよね勇者様?役得とはいえ恩人に恨まれるのは真っ平ごめんですぞ?」
そう告げてちらっと勇者の顔色を伺い、納得した表情を浮かべてから水遣いの尻を揉みしだいた。
「ぁん♥おじさんのえっち♥」
水遣いは喘ぎながら色っぽい流し目で勇者を見つめると口パクで
(あ と で で す よ♥)
と呟いた。
流石にこれから村まで戻ろうという朝方からプレイで時間を潰す訳にも行かないので早々に、設営を片付けて村までの旅を再開した。
村まで順調に歩きながら(偶におじさんに胸や尻を揉まれ(せ)つつ)雑談を交わす3人。
「これでも私都では風俗王と呼ばれることもあるのですよ。でその経験上勇者様のような性癖の持ち主に会う⋯時には昨晩のように私自身が抱くこともあるのですが⋯」
「へえ!そうなんですね!」
「性癖は十人十色。貴賎なし。とはいえ経験上この手の性癖は仲が拗れて、私自身も巻き込んでえらいことになるケースが多いので出来れば関わり合いにはなりたくないと思ったいたのですが⋯いやぁお二人の絆は素晴らしいですな!⋯まあ、で無ければお二人の頼みといえど引き受けたくはなかったですがね⋯」
「えへへ⋯勇者様!風俗王さんに私達の仲を褒められちゃいましたよ♡」
色々と揉まれながら水遣いが勇者に笑いかける。苦笑いを浮かべる。
「経験上大体の場合寝取らせプレイの後は大まかに2パターンに別れます。仲が冷え切って別れるか、変わらず愛し続けるかですね。前者がまあ多いのなんの。だから妻には「私の身体が持たないから風俗通いは仕方ないけど、人様の女と寝るのは止めなさいよね。貴方も懲りたでしょ?」と言わ⋯⋯妻には昨晩の事は黙っていて下さい。」
行商人は血の気の引いた真顔で二人に告げる。
笑う二人に行商人はこほんと咳払いをする。
「こほん。話を戻しますとな後者のパターンとなるには、お互いが楽しんでいることが第一に重要ですな。お互いにプレイの前後、或いはその最中に本気で嫌だと感じるような可能性があるのであれば⋯まあ残念ですがその性癖は出来れば心の内にしまっておくのが懸命ですな。」
「それと何より大事なのは⋯先に言った通りもう懲りてるとはいえ、私もその寝取り役に回ることが何度かあったのですがね⋯水遣い様は体感してると思いますが、自分で言うのも何ですが私は人智を超えて女体を快楽に染め上げる才能があるんですよね。」
「なので私に抱かれた女性は例外なく快楽に狂うし、まず間違いなく数日の間は後遺症として私のこの肉棒に支配されることになるんですよ⋯例外は水遣い様含めた二人だけです。」
「まあはい、この年になって青臭い事を言いますと⋯どれだけ強い快楽でも真実の愛は壊せない⋯そういうことですな。」
今度は真っ赤になって俯く二人を行商人が笑う番だった。
「遅かったじゃない!お帰りなさい貴方!」
「お帰り。お父さん。はい冷めちゃったけどクッキーだよ。」
村に着き、村人達と一言ニ言交わしながら彼の家に着くと、彼の言ってた通り美人の母娘が彼を出迎えた。
全体的にふくよか(⋯確かに水遣いよりデカイ)で柔らかい顔付きの母親と、落ち着いた、ともすれば冷めてるようにも見える顔付きの可愛らしい娘。
そんな二人が行商人の帰りを温かく出迎えていた。良いことしましたね?と目線を合わせてくる水遣いにうん、そうだねと柔らかく目線を向ける。
積もる話の途中に今度は勇者達の話に飛ぶ。自分の危機と大袈裟に(彼にとっては大袈裟でも何でもない)彼を助けた勇者達の活躍を興奮して語った。
このお兄ちゃんとお姉ちゃんは誰だろうというような娘からの目線が輝きを帯びてきて少し気恥ずかしくなる。
「家の亭主を助けて頂いてほんっ⋯とーにありがとうございました!良かったら家でお礼をさせて下さいな!」
「ええ!是非是非!私の家でお礼をさせて下さい!」
夫婦からの熱い歓迎に断りきれず家に上がらせてもらう二人だった。
行商人の家族に温かく出迎えられ、娘と遊んでやり、温かいお風呂に入り、豪華な夕飯を共にして⋯
事件はその後に起こった。
寝取らせが妻にバレたのである。
「私あれだけは止めなさいって言ったわよね?あの時の面倒事の後始末が大変だったからあれだけは止めなさいと言ったわよね?」
行商人は正座で身体を縮ませて、柔らかな表情の面影もなく般若のような顔つきに変貌した妻に詰められていた。
「い、いえこれは私達の都合に巻き込んだせいといいますか!」
「良いのよ水遣いちゃん。別にこれが初めてのことじゃないから。良いところはいっぱいあるのに、この人はもう下半身だけは緩いんだから。」
「んー⋯でもそう⋯ね⋯勇者君今夜私の部屋に来ない?」
豊満な胸を勇者に押し付けて妻は彼にそう囁きかけた。
「〇〇?!」
「ふふふっ。貴方も一回くらい味わってみなさいよね♡」
「私もやりたいー♡勇者様カッコイイし♥」
「△△まで?!」
勇者は行商人の妻のふくよかな身体と娘の幼くも柔らかい身体に抱きつかれて、目を白黒させて水遣いに助けを求めた。
水遣いは少し考える。
「⋯⋯⋯⋯⋯⋯行きましょう勇者様!私も寝取らせてみたいです!」
「水遣いさん!?」
「行商人さんこれは貴方にとっても悪い話では無いとおもうんですよ?⋯ゴニョゴニョ」
行商人と水遣いは顔を合わせて密談し始めた。その間も二人の女性のボディタッチは際どくなっていく。
「「やって下さい!寝取らせ!」」
行商人と水遣いの声がハモった。じゃあ許可も貰ったことだし、と二人に身体を弄られて女の子みたいに喘がされながら寝室に連行される勇者。
その後を興奮した様子で着いてく。寝取らせ志望の二人。
今夜も眠れない夜になりそうだ⋯