蠢くルートA『新時代誕生』

蠢くルートA『新時代誕生』



荒れ果てた町のはずれの廃墟のある一室

ボロボロのベッドの上で裸の女が一人呻いていた。

「ンオ"ッ!オ"オ"オ"オ"オォオオゥッ⁉︎出るぅッ!でりゅうううううぅッ!!!」

ブリュウウウッ!ボドボドボドッ…!

異常に膨れ上がった腹部を両手で押さえながらその女ウタは大量の虫の卵を産み落とした。

「オ"ォッ…オ"オ"ォッ…!」

寄生蛾との融合による肉体改造の結果、痛みを脳内が破裂するような快楽に変換出来るようになったウタは涙と鼻水と涎まみれの蕩けきった顔を晒していた。

「大丈夫かウタ…?」

部屋に入ってきた男ルフィは最愛の女であるウタに毛布をかけその頭を優しく撫でた。その心地よい感触にウタは身を委ねる。

「ありがと…ルフィ…!頑張ったよ私…また赤ちゃんの名前考えなきゃね…?」

「あぁ、そうだな…」

ルフィはウタの話を聞きながら死んだ目で相槌を打つ。その首筋には注射痕のような跡があり、もはやウタ以外のことは考えられなくなっていた。電伝虫で仲間達には船に先に戻るよう指示を出して別れたがいずれ気づかれるだろう。その前に新しい隠れ家を探す算段をルフィは考えていた。

「ふふ…ウッ⁉︎ま…また…⁉︎」

「もう次か⁉︎早くないか…?」

次の陣痛が予定より早い段階で始まった。

「だ、大丈夫…手を握っ…んぎぃッ⁉︎」

「ウタッ⁉︎」

突然ウタの表情が歪み、いつもと違う状況にルフィが焦る。

「な、なにごれ…グギィッ⁉︎で、出ないよぉッ⁉︎赤ちゃん出てきてぇッ⁉︎」

卵詰まりだ。ウタは快楽と異常な圧迫感しか分からなかったが、彼女の子宮口にはいつもの卵とは違う大きな卵が引っかかっていた。

どうする⁉︎医者を…いやダメだトラ男とチョッパーに知られるわけには…

ルフィが頭を抱えて必死に考えてる時にさらに事態は悪化した。

「ギッ⁉︎ヴギィイイイィッ⁉︎や、やべでぇッどまっでぇええぇッ⁉︎今はあがぢゃんづぐらないでええぇえッ!!!」

突然ウタが見たことない表情で苦しみ出し、その腹部がボコボコと異常な膨らみをし出した。卵詰まりを起こしたまま、ウタの子宮は卵の生成を続けているのだ。痛みは変換できても『苦しみ』は変換できないウタは異常な圧迫感とそれによる苦しみで意識が飛びかける。

「ウタッ⁉︎たのむ!しっかりしろぉ⁉︎」

ウタの手を握りルフィは必死に語りかける。

このままじゃ…私たちの赤ちゃんが…

ウタは自分達の赤子たちを守るためにある決断をする。

「ルフィ…おね…がいがあるの…!グギィッ⁉︎私のココに…腕をグゥッ⁉︎…突っ込んで…あがぢゃんどりだじでぇッ…ギィいイィッ⁉︎」

目と鼻と口から体液を垂れ流しながらウタは、自分の女の穴を指差してルフィに懇願した。

「だ、大丈夫なのか…ウタ?」

「おねがいぃいい…おながばれづじぢゃゔぅううぅッ!!あがぢゃんじんじゃゔゔぅううぅうぅッ⁉︎」

ウタの必死の懇願に、ルフィは覚悟をする。部屋にあったウイスキーを腕にかけて消毒をした後、ウタの股の前に座る。

「フゥー…ハァー…いくぞ…ウタ!」

冷や汗をかきながらルフィは片手でウタの腰を押さえもう片方の手を女の入り口にそえる。

ズボォッ!

ルフィはその手を腕ごとその入り口に突っ込んだ。

「ンギュオ"ォオオオォオオォオオゥッ⁉︎」

部屋中にウタの悲鳴が響き渡った。

「ぐッくそ…どこだ…⁉︎」

「ンギュッオ"オ"オ"ォ⁉︎入っでるぅッ⁉︎ルフィの腕がぁ…わだじのあぞごにばいっでるのオ"オ"オ"オ"ォッ⁉︎」

ウタは顔を押さえて爆発しそうな快楽と苦しみに耐えながらその様子を見守る。

「…ッ⁉︎これ…だ!」

手に当たった感触で卵を見つけたルフィはしっかりとそれを掴み、ウタの腰を押さえて思いっきり引っ張る。

「んぎぃいいイィイィッ⁉︎じぎゅゔが⁉︎じぎゅゔが引ぎずり出ざれるぅうううぅうッ⁉︎」

「頼む…!耐えてくれウタぁッ!」

少しずつ卵が抜けていく感触を感じながら、ルフィは一気に引き抜くために力を込めて一気に引き抜いた。

ズリュウウウウウゥッ!ボビュルルルボドドドドボビュッ!!

「ンゴオオオオオオォオォッ!!!!???」

一際デカい卵が抜けた瞬間後に詰まりまくってた卵たちも一気に噴出した。

「ハァッ…ハァッ…大丈夫かウタ⁉︎」

「オ"ッオ"オ"ォッオ"ヒィッ…」

ウタの状態は無惨な姿だった。

顔は涙と鼻水と涎まみれのドロドロで白目を剥き、異常に膨らんでいた腹部はベッコリと凹み、女の入り口はばっくりと中の子宮口も全て大きく開いてその中身を晒していた。

「あ"、ありがどルフィ…あがぢゃん…だずげでぐれで…!」

「ウ、ウタ…!」

寄生蛾の鱗粉またはフェロモンの影響か、それとも自分の生まれつきの劣情か、ルフィの下半身の欲望はズボン越しに大きくそそり立っていた。

「あっはぁ…ルフィ…また赤ちゃんつくろ…?いっぱい仕込んでぇ…!」

ウタは鱗粉フェロモンを無意識に撒き散らしながら、ばっくり広がった女の門を大きく両手で広げ、子宮の奥の闇をルフィに見せつける。

ズボォオオォッ!!

「ゴッ⁉︎おぎゃああぁああぁッ!!」

ルフィの肥大化した欲望を拡張しきったウタの聖域は受け入れた。その時信じられない快楽がウタを襲った。

二人の男女が体液まみれでケダモノのような嬌声を叫びながら新たな種を仕込んで欲望をぶつけ合ってるそばで、先ほどの大きな卵が揺れ動いていた。

二人はなにも知らなかった。

ピキッ

多くの赤子たちを産む過程で、より洗練された融合体をウタの体は生み出す準備をしていたことを…

ピシシッ

そして完全体と呼べる存在を二人の手で生み出すことに成功したことを…

ピキッパギッ

人類の時代を終わらせ、新時代を生み出す存在が今誕生することを…

バリィッ!



「キィイイイイイィイィいいいいイィいイィッ!!」

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