蛇足

蛇足



※設定とかその設定を作った経緯とかのメモ書き

 読後感を損なう恐れがあるのであんまり読まなくて良い

 スレが終わったら吐き出す場所が無くなるので後悔のないように捨てておく




◯アオイ

基本的にスグリを恋愛的に好きになることはない。

一方的なスグ→アオの世界にするためにスグリとくっつきにくい設定を逆算。

スグリと根っこが同じで救いが必要な幼い子供。

楽園防衛プログラム戦が心の傷。

しんどかったから「強くてかっこいいアオイ」でいるのは正直嫌。

本編でスグリの地雷を踏みまくったのだから、スグリもアオイの地雷を踏まないとフェアじゃないよね?

特別なポケモンを連れていることもポケモン勝負が強いことも主人公みたいって言われることも地雷。

この地雷を設置しておくことで本編が正常に進行するだけで自動的に好感度が下がりアオスグルートに分岐しなくなるぞ。


ホームウェイ組が嫌いなわけではない。

大好きだからみんなのまえではかっこつけたい。

一番嫌いなのは感情を制御できない弱い自分自身。


以下詳細な関係値


・アオイ→ゼイユ

 最初はちょっぴり嫌い。仮面を探してくれた時から反転して好き。

 自分よりも心優しくて素敵なお姉さんだから初恋。

 そんな素敵な人がどうして自分を好きと言ってくれたのかわからない。

 なのにぎゅーまでしてちゅーまでしてくれたので浮かれまくり。

 告白をOKされて付き合い始めてからが本番で、

 アオイの心の闇をゼイユは一緒に歩んで少しずつ晴らしてくれる。

 一年間という長い期間をメンタルケアに費やしてようやくゴールイン。

 好きな人の前で裸になるってことは醜い自分を認めるってことです。

 アオイが幸せになれるルートのひとつ。


・アオイ→ジニア先生

 先生はアオイを大切に思っていても一線を越えるようなことはしない。先生だし。

 そんなのわかってるけど抱きしめてほしかった!

 ジニア先生が生徒に手を出すわけ無いだろ!

(でもそういう世界もいいよね…でも大人が子供に手を出すのはね…心が二つある)


・アオイ→ホームウェイ組

 というかホームウェイ組もアオイが大切すぎて多分一線を越えられない。

 それでもアオイは誰かに一線を越えてほしかった。

 乱暴に扉をこじ開けて無理やり連れ出してほしかった。

 なんかあってほしかった。

 ネモが一番連れ出してくれそうだったけどネモは体調不良に理解があるし…

 ボタンはうっすらアオイの本当の気持ちに気づいてるかもしれないし…

 ペパーは…女の子の部屋に無理やり押し入るとか出来るわけないし…

 大好きだからこそ出来ないことってあるよね、ってことで。

 もちろんホームウェイ組がアオイを救うルートを想像しても良い。

 盛大にスレの内容が始まらなくなるので書けなかっただけです。


・アオイ→スグリ

 心優しくて正直で普通の青春を教えてくれる普通の友達。

 ほとんどの世界線ではスグリの表面的な部分しか知らずに終わる。

 スグリの内心が自分と同じくぐっちゃぐちゃなことを知らないうちは

 普通の友情って最高!普通の青春って最高!って信じている。


 他人からのお願い事を聞くとバチッとスイッチが切り替わって献身モードに入る。

 心の底で「ああ、この人もみんなと同じなんだ…」って思う自分を殺しながら。

 ただでさえ自己嫌悪が強いのに似た者同士のスグリを救えるはずがなく、一緒に心の闇を深め合って心が自壊して耐えられなかったのがスグリαルート。


 誰かに救われたスグリがちょっとだけお兄さんになり

 ゼイユは友達以上恋人未満なお姉さんになり

 一年じゃ心は救われないけれど少しずつ幸せになるのがスグリβルート。


 自分は強いと驕っていたのに手加減されてしまった。

 積み重ねてきた経験が手加減されなければ勝てなかったと教えてくれた。

 今までの頑張りが無に帰るような出来事だったのに

 今までの全てがどうでもよくなるような初恋に落ちるのがスグリΩルート。


 根っこが同じだから同じ初恋に落ちてしまうのは当然の帰結。

 だから絶対手を離さないよ。眠ってる間も手離さなかったよ。



◯ゼイユ

 ふたりとも好きだしあたしのものだからどっちも大切にしたい。

 二人より少しだけ大人のお姉さん。だけどまだ子供であることに代わりはない。

 一度に抱えきれるのはせいぜい一人だけ。


 自己肯定力が強くて、自分の過ちを素直に認めることが出来る。

 という本編の要素を抽出して多めに描写。

 光属性だけど光一色じゃないのも本当。人間だもの。

 地の文や自信ない時は「私」

 強がっている時は「あたし」


・ゼイユ→アオイ

 好きだからいじめたい/好きだから守りたい。

 好きだからからかいたい、好きだから幸せにしたい。

 心の闇に踏み込めば傷つくことなんてわかってるけれど

 だから何?後で癒やせばいいじゃんって感じでガンガン踏み込む。

 ある意味暴力的でなければアオイは救えない。

 優しいだけではアオイを救うことは出来ないのでかなり相性がいい。


 という設定を後から作っているだけなんだけどね。


・ゼイユ→スグリ

 あたしはスグの味方。スグは私の味方。だって姉弟だし。

 弟が嫌いなのも好きなのも本当。叩いてきたのも守ってきたのも本当。

 人間は好き一色、嫌い一色だけの感情しか抱けないわけがない。

 嫌いなところがあるのも好きなところがあるのも当然のこと。

 しかしゼイユが今からスグリの心の中に踏み込むにはスグリを傷つけすぎた。

 ということを知ってるのでゼイユはスグリの心に踏み込むことは出来ない。

 スグリも踏み込まれたところで防衛本能が先に立つので救われない。


 でも側から居なくなったら破綻する。

 いままでそこにあって当然だったものが無くなるとバランスを崩すのは必然。

 そういうものって失って初めて気づくよね。



◯スグリ

 伝説BSSで感情がめちゃくちゃになっているキャラを二次創作で初恋の沼に突き落として最初の一瞬だけ幸福を与えつつ本編よりもさらなる苦難に苦しんでほしい性癖が刺激された。どうしてくれるんだゲーフリ。

 何故強さを求めるのか、何故鬼さまに憧れたのか、とかその辺の理由を考えた結果こんな感じに。

 全部姉に起因するのはやり過ぎ感あるかもしれないけれど…

 でもスグリの世界観ってゼイユが占める割合デカいんだよね。

 本編スグリの世界は姉に支配されている限り狭いままなので、信じてきた姉に裏切られて支配から脱出しようとしてるのは良いことでもある。


 DLC本編でスグリがどうすればよかったか?代替案はいくらでも思い浮かぶけれど

 それでも本編の行動を変えてしまったらそれはスグリではなくスグリβだよ。

 ……という何気ないひらめきが世界線を分岐させた。

 >>1の最初の行に「世界」って書いておいたから世界の話がギリ出来ると思った。


 本編開始前から変化が始まったすべての始まりのスグリα。

 信じてきた鬼さまは本当に強くてかっこよくて、そんな鬼さまと友達になることで満たされてしまったのでスグリαは鬼さまにあまり執着しない。

 その鬼さまは偽物だったけど心が満たされてきたことには変わりない。 

 代わりに初恋のアオイに異常な執着を見せる。

 一度欲しい物を手に入れる快感を覚えてしまったからどんな手段を使ってでもアオイを独り占めしたくなってしまった。

 手に入れた後も不安で仕方がなくなって何度も試し行為をした。

 アオイは救世主でもヒーローでもなんでもない普通の女の子なので壊れた。

 自分が壊した事実に耐えられなかったので過去に戻ってやり直したかった。

 やり直して本当はどうしたかったのか?

 誰にもわからない。本人でもわからない。

 何もかもすっ飛ばして最初に強さを与えられたので心が成長できなかったBADな世界。


 本編の途中から変化が始まったスグリβ

 誰かが少しだけ心を救ったことで少しだけ成長した。

 お話を聞くだけでも、物語から学べることはたくさんある。

 そういう感受性の豊かなところもスグリの良いところ。

 すこしだけ心が成長したので視点が変わった。

 これからも上手く折り合いをつけて、自分と向き合ってみんなで成長していく。

 ベストじゃないけどベターな世界。


 スグリΩは誰にも救われなかったけど一人で成長して大人になった。

 他の誰よりも何回も傷ついて傷つけて成長してきた。

 自分で納得して自分で物語を終わらせられる、心は大人の悪いお兄さん。

 でも幸せになるには罪を犯しすぎたよね?

 だから物語はここで終わり。



・スグリ→ゼイユ

 好きなのも嫌いなのも本当。本当に居なくなって欲しいわけではない。

 本編の問題点を突き詰めたらここの姉弟関係がほとんどの原因では?

 主人公は壮大な姉弟喧嘩に巻き込まれているだけでは…?となった

 なのでここの関係性を深掘りするテキストが多くなった。これじゃあここだけスグゼイの世界だよ…

 でも姉弟だから性的な一線は超えてほしくないな(このスレではね)

 姉弟だからって理由で好きなのではない。無償の愛なんてない。

 取るに足らない小さな優しさを少しずつ交換しあっているだけ。

 世の中そんなもんだ。


・スグリ→アオイ

 強くてかっこいい憧れの小さな初恋の女の子。

 自分を救ってくれるはずのヒーロー。

 自分にはないものを持ちすぎているからとても眩しい。

 冷静になると年下の女の子に何を期待してるんだ…と自己嫌悪に陥る。

 なので初恋に狂うしか無かった。歳上なのに弱い自分を認められないから。


 大人になったスグリから見れば、アオイが普通の女の子だなんて一目瞭然。

 だから初恋が終わってしまった。最後の世界はアオ→スグの片思い。

 アオイを抱きしめるには罪を重ねすぎた。好意を返すには大人になりすぎた。

 悪い大人は子供を誑かしてはいけない、あの話は屈折した自己紹介。

 だから物語はここで終わりです。

 アオイの片思いで終わらせないといけないから、おしまいです。



◯オーガポン

 なりたい自分の象徴、強い姉の象徴、何もかも壊す主人公の象徴。

 本編でも「鬼」という単語に反応しているので多分意味をほんのり知っている。

 過去回想でそのへんを拾いつつ趣味もぶちこんだ。

 オーガポンがポンカンだからアオイがオレンジアカデミー出身になった。


 オーガポン視点書いたのはオーガポンが再び鬼になるメリバエンドの前振りのつもりだったんだけど、最後まで筆が進まなかった。



◯救った誰か

 メタ的に本編中のスグリの行動を変えるには第三者の介入が必要だと思った。

 教え導くような大人の存在が居ればスグリが良い方向に成長するよね。

 SSはノリで文章を書いてからあとで意味づけするタイプなので

 「この世界に神さまなんていない」を書いた後に

 じゃあ神が死ぬ話を書くか…でLA世界の別ルート書くか…趣味が爆発したけどまあいいか…でこの有様。


 なんか勝手に満足してキラキラして消えてったけどやらかしがデカすぎる。

 所詮舞台装置なので役目を終えたら消えてもらう、救いはない。



◯乱暴者のポケモン

 できること:破壊と死者の魂の管理

 できないこと:救済と生者の魂の管理

 死んだ魂に再び肉体をつけて送りだすことが出来る。

 生きている魂にできることは破壊だけ。

 魂自体が壊れたら管理することは出来ない。

 時間遡行や空間転移は管轄が別なので基本的に不可能。

 頭下げて頼みに行ってもどの面下げて頼んどるんじゃボケと追い返された。

 しょうがないよね…システムのくせに私欲で世界二つも壊してるからね…

 


◯老婆

 普通に寿命で死んだ人。

 やりなおした方は本当に消えて無くなったからどこにもいない。

 だから本当に何も知らない。

 悪いお兄さんにころっと騙されて初恋に落ちてしまったちょろい女。

 叶わない初恋が地雷。


 生前も死後も誰かの使いっぱしりさせられてるな…OKする方もする方だよ。

 そういう点ではアオイにシンパシーを感じているかもしれないね。


 

■最後の世界の続き

いくつか構想があるけれど、どれを書いても蛇足なので要素だけ書いておく。


□初恋消失ルート

 眠った後も手を繋いでたのに目が覚めたら居なくなってる。

 サザレさんを守るためにまた一人で戦わなくちゃいけない。

 アオイちゃんのトラウマが刺激されて勝てるかどうか怪しいBADな世界。

 絶対に守るって言ったくせに嘘つき…

 サザレさんを見捨てて生き残っても地獄。

 スグリ君が居なくなった事をゼイユに責められて地獄。

 可哀想なアオイちゃん可愛いね…

 それでもきっと初恋の男の子を諦めきれなくて世界中を旅するかもね

 私だけの宝物を探して世界中を探してどこにも居ないと気づいてしまった時

 テラスタルの魔力に囚われて先人達と同じ末路を辿るかもしれない

 不幸な世界が好きな人向け。


□普通の少年少女ルート

 目が覚めたら強くてかっこいい男の子が普通の男の子に戻ってるパターン。

 スグリ視点だと知らないうちに彼女が出来てて手を繋いでて何がなんだか。

 アオイは二人を守るために一人で戦う恐怖を押し殺して立ち向かう。

 そこで頑張れないほどスグリは弱くはないので一緒に戦ってくれるはず。

 それからどうなるかは二人次第。

 一緒に戦ってくれればアオイのトラウマを払拭できるかも知れない。

 弱いスグリ君なんていらない!って感じで振られるかもしれない。

 そしたら上手いことDLC後編にシナリオが合流するかも知れない。

 弱いスグリ君でもいいよ…でもわたしを守れるぐらい強くなって欲しいな…

 なんて言われたらもう強くなるしかないねんな。待っててなアオイ!!!

 多分一番夢がある世界。そういうのが好きな人向け。


□怒りの老婆無双ルート

 女の子の初恋を奪えとか究極な地雷を踏まされる老婆が怒りで使命を放棄する。

 目が覚めた後も初恋の男の子は消えてなくならない。

 ついでに寝てる間に赫月を老婆が鎮めたので特に何も起こらない。

 乱暴者のポケモンもついでに老婆がボコって終了。


 あまりにもギャグだけど、あまりにもご都合展開だけど

 全ての元凶はこの女だから仕方ないですよと悪いお兄さんもそう言ってます。

 この女が初恋なんかに落ちなければ何も始まらなかったからね。

 でもこの女が初恋に落ちた原因は悪いお兄さんがあの時に救ったからだし

 救われた癖に役目を放棄して自殺したから誰かさんは地獄を見たし

 誰かさんが欲張って幸せになろうとしたからスグリαは地獄を見たし

 スグリαのせいで自殺しようとしたスグリΩが地獄を見たけど

 他人を顧みず自殺しようとしなければ無限ループに陥ることはなかった

 みんな因果応報でちょっとずつ悪い。

 とりあえず自殺はダメ絶対!


 こんな救いようのない地獄みたいな世界でも最後に救いがあったっていいよね。

 パンドラの箱が好きな人向け。



どれを書いても蛇足だけど、どの世界に転んでもそれなりに筋は通るはず。

好きな続きを妄想してくださいね。

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