蘇我ちゃん渋風wiki

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黒川 蘇我

 少年漫画『呪術廻戦』の登場人物。

「ごめん 少し遅れた でもまだ救える」
「うん また一歩近づいたかな」

概要

一般家庭の出でありながら日本に5人しかいない特級呪術師の一人で自他ともに認める陰キャにして

五条悟にいつか自分に並び立つ存在と認められる最強の『次席』。

二つ名は『天道』。


特級の中でも別格の強さを持つ五条悟をして「術式無しの単純な近接戦はまず勝てないかな」と言わしめる作中屈指のゴリラ。

初登場は京都姉妹校交流会で帳の中に入れない五条が付近で任務中だった彼女にヘルプを頼んだことにより、花御を相手に苦戦する虎杖と東堂の前に颯爽と現れた。(この時スーパーヒーロー着地で足と腰を痛めたとか痛めてないとか)


プロフィール

 年齢      28歳

 生年月日    1990年3月1日

 身長      160cm(高専時代から変わらず)

 所属      フリーランス

 高専入学方法  スカウト

 等級      特級呪術師

 一人称     「私」

 好きな食べ物  99%カカオチョコレート

 嫌いな食べ物  ウニ

 趣味・特技   料理(ただしド下手)、サブカル全般

 ストレス    家入と気まずい(現在は改善)

 イメージソング B'z ultra soul

 cv       ゆかな

 生得術式    核熱術式

 領域展開    灼火滅死陵 

 反転術式    使用可能

    

人物

陰キャ。ただの陰キャじゃないぜ!ド級の陰キャ、ド陰キャだ!

基本オドオドしており高専の後輩たちからも「この人が本当に五条先生が認めるほどの術師なのか?」(伏黒)とか「さすがに貫禄なさすぎない?」(釘崎)とか好き放題言われ放題である。高専時代、第一印象で舐められないため勇気を出して尊大にふるまってみるも1年下の後輩の七海からは「先輩風吹かせてるんですか?」と、見事に撃沈している。(その後夏油に慰めてもらった)なお、歌姫や冥冥からは「あの子をこき使うのは気が引けるわ」や「いつも忙しいだろう たまにはおごらせておくれよ」と昔から可愛がられていた模様。三十路近くとは思えない容姿と以上の性格もあいまって読者からは「蘇我ちゃん」と呼ばれ親しまれている。もともとはとても明るい性格だったが、幼いころに起きた重大な出来事により家族と幼馴染を亡くしたことで今の性格が形成された。 

高専入学時より五条から気に入られ、彼の隣に並び立つために特級に至った今でも研鑽を続ける超のつく努力家。

サブカル好きで愛読書は「週間少年ジャンプ」。特撮も好んで見ており虎杖に初めて稽古をつける際には「〇解!」や「螺旋〇!」など虎杖の願望を再現し一気に尊敬のまなざしを受けることとなった。ちなみにこれらの技はただ見せるために真似ているのではなく、自身の呪力特性を研究した結果の副産物のようなもので、彼女の執念じみた努力を表すものでもある。


戦闘の際は普段の愛らしい「蘇我ちゃん」としての態度が消え、特級呪術師『天道』として堂々とした姿を見せる。それでも心優しい部分は変わらず術式の関係上一般人を巻き込まないよう最大限配慮しつつ最速で片付けるよう努めている。(とは言ってもその術式もめったに使わないのだが)

上層部からは扱いやすい特級として考えられているが、五条と同じく保身や権力に塗れた呪術界を憂いている。

学生時代は「ノったらヤバい」呪術師として各方面から恐れられていた。ただし、あまりにムラが激しいのでこのころの活躍はあまりなかった模様。夏油曰く「あれでは準一級すら難しいだろうね」だそうだ。それが今や特級呪術師として日本中を飛び回っている理由は後述。

ちなみに学生時代の経験から好きなタイプは「無茶ぶりをしないイケメン」。


容姿

黒髪ロングに赤いメッシュ、赤みがかった瞳に黒い瞳孔を持つミステリアスな見た目。160cmの平均的な身長でパーカーにロングスカートを合わせてイマドキ女子といった服装をしている。ただしパーカーの下には駄洒落Tシャツを着こんでおり、初登場の際にはかっこいい引きからの次週の一ページ目で読者を無量空処へとたたきこんだ。

テレビアニメでは、次回予告に黒川が登場するたび駄洒落Tシャツの内容を考察するファンがSNSにあふれた。


対人関係

・五条悟

無茶ぶりをしてくるイケメン。入学当初の呪力操作もままならない頃から黒川を気にかけ、「こいつは俺らに並ぶ術師になる 掛けてもいいぜ」とまで言っておりなにかと黒川に無茶ぶりをしては夏油に窘められるのが日常となっていた。呼び方は「ごじょさん」

学生時代に一度、この男からビンタでダウンをとったことがある。


・夏油傑

糸目さん。学生時代に度々二人で任務にいくことがあり、基本的に夏油の立ち回りのおかげで助けられていたのもあってか黒川が一番懐いていた人物。離反後、「蘇我に相談していれば私の進む道は今とは違ったものだったかもしれない」と言っており、彼の中での黒川の存在はある意味で五条よりも大きかったと言える。


・家入硝子

学生時代は(たばこだー…不良だー…)(なんか避けられてんな)こんな感じでお互いに苦手意識を持っており会話もあまりなかったが、現在は改善している。

黒川は家入のもとに患者を運んでくるたびペコペコと頭を下げて感謝したり謝罪したりしている。


・虎杖悠仁

人生初の弟子。京都姉妹校交流会の事件がひとまず解決した後、五条からの提案と虎杖の意思により弟子となる。実は虎杖の使っていた逕庭拳の元祖は師である黒川で、彼女もまた学生時代に速すぎる瞬発力に呪力を合わせるのに苦しんでいたのだった。

ちなみに虎杖は黒川のことを「蘇我ちゃん師匠」と呼んでおり、「師匠っていう響きは悪くないかも……!」と本人もまんざらではない模様


・乙骨憂太 

死滅回遊に乗り込む直前の模擬戦(超実戦形式)にて虎杖、伏黒、釘崎、秤とともに最強の『次席』に挑む。


・秤金次

死滅回遊に乗り込む直前の模擬戦(超実戦形式)にて対峙。お互いに無制限の呪力という共通点がある。模擬戦終了後、その内容から「もう二度と戦いたくない」とインタビューに答えた。


核の呪霊

運命、または宿命の相手。彼女が呪術界に足を踏み入れることになった根底のきっかけ。

滅亡の象徴。


能力

「私 まだ術式は使ってないんだけど」

約500年ぶりに現れた限りなく無限に近い呪力を生み出す「核熱術式」の使い手。

天然で虎杖並みの身体能力を持っており、単純な近接戦においては術式抜きでも圧倒的な強さを持つ五条ですら勝ち目は薄いと言われている。さらに少年院や八十八橋に現れた特級の中でも下位に位置する呪霊までであれば術式を使わずに祓うことができるなど虎杖や東堂と比べてもそのゴリラ力の高さが際立っている。

極めつけは彼女の呪力そのものが「風の特性を持っている」こと。これによりもともと強力だったフィジカルをさらに凶悪な武器として運用することができる。

呪術の極致である領域展開も習得しており、五条悟がいなければ彼女が現代最強と言われていても不思議ではない。(そもそも五条がいなければこれほど強くなることはなかったのだが)

また柔軟な発想と術師全体で見ても異質な強さへの執着を持っており、味方や戦った相手の技を自分のやり方で再現するなどして文字通り戦う度に強くなっていく。その成長速度はすさまじく、高専3年生の時に油断していたとはいえ一度五条の不可侵を破ったこともある。自分の呪力特性や術式の性質上他の術師がやっても意味のないことでも黒川にとっては大幅な強化につながったりとまだまだ伸びしろの塊。

貴重な反転術式の使い手で自分以外には使えないが彼女の術式の関係上遺伝子レベルの修復を可能としている。さらに術式が発動さえすれば呪力が尽きることはまずないため最大出力の反転術式を発動し続けられる。

黒閃経験者であり、これによって才能が完全に開花し現在の特級呪術師としての彼女を形作っている。

術式

核熱術式(かくねつじゅつしき)

ナチュラルボーンオーバーテクノロジー。最後にこの術式を使っていた者は500年も前の人物ということが死滅回遊遍で発覚した。

呪力を用いて核融合反応を起こすことでより膨大な呪力を生み出しつづけ、最終的には術者もろとも大爆発するというはた迷惑な術式。(単眼猫はこんなものを取説がない状態で一般家庭から生まれた人間に渡すな)

しかしそれは核融合という概念すらなかった500年前までの話。投射呪法が現代に近づくにつれてブラッシュアップされていったように、黒川はこの術式を効果的に——正確にはゴリラ力強化に使うことで、自爆の危険を孕まず常に当たった時の秤のような状態で戦闘できる。

また、呪力を生み出した際に副産物として超高温の熱を生み出すので術式順転によりそれを攻撃に転用するといったこともできる。なお術式の発動には膨大な呪力を使うが一度発動してしまえばあとは無限の呪力が手に入るといっても過言ではないので黒川に呪力切れの概念は存在しないと言っていいだろう。

核融合と聞いて原子レベルの呪力操作が必要と思われがちだが実際には術式がオートでやってくれておりむしろ最初の術式起動時にしか使わないので細かい呪力操作は全く必要ない。

ただ、この術式自体は「呪力を生み出し続ける」だけの術式なので黒川のような術式の有無に左右されない使い手がいて初めて成り立つ術式ともいえる。


風の呪力特性

黒川の呪力は通常の術式と異なり、それ自体が風の性質を持っている。これによりある意味弱点ともいえる術式のシンプルさを補ってあまりある戦術の幅を作り出している。

どういったことができるかというと

・攻撃時に追い風を作ることで打撃の威力を増大

・呪力を高速で循環させることで領域展延の効力を飛躍的に高める(これにより油断していたとはいえ一度五条の無下限を破っている)

・術式を発動し無限の呪力にものを言わせ無理やり空を飛ぶ

・呪力を放出することによって疑似的なバリアを形成

・スラスターのように一方向に呪力を放出して爆発的なスピードで移動

・↑の応用で体の一部を超加速させることによる本来ありえない変則的(変態的ともいう)な動き。

 etc

ざっと上げるだけでも攻守ともに優れた特性であることがわかる。特に近接戦が主体となるので瞬時に接近できるスピードと懐に入れば天下無双の体術が合わさることで天与呪縛によるフィジカルギフテッドとも互角以上に戦うことができる。


戦闘スタイル

風という呪力特性を活かした「放出」、そして圧倒的なゴリラによって戦う。相手の術式効果の相殺、範囲攻撃、味方の防御など全て呪力特性でこなす。ただ呪力量はそこまでじゃあないので、呪力=風を循環させ効率よく戦闘する。(あくまで術式を使わない場合)術式を使うときは相手が特級上位のときのみで十分。術式を開放すると風との相乗効果で周囲に大きな影響が出るので普段は使っていない。

また、呪具は大体のものを扱えるが自分にはすでに十分な武器(己の肉体)があるとして他の人が使ったほうがいいというスタンス。


「逕庭拳」

早すぎる瞬発力に呪力の流れが遅れることで発生し、一度の打撃で二度の衝撃を与える魔拳。黒川は高専時代に虎杖と全く同じ状態にあり、逕庭拳の元祖は彼女だと言える。

ただしその呪力特性と逕庭拳に最適化した呪力の流れにより虎杖の使うそれとはまったくの別物となっている。どれくらい違うかというと食らった虎杖をガードごと吹き飛ばしコンクリートの柱にめり込ませるほどの威力を持っている。

ただでさえ変則的な動きで対処するのが難しい黒川の体術に通常の打撃とタイミングを外す逕庭拳を混ぜられてはたまったものではないだろう。


術式順転

「蜂起星」 

生み出した呪力を加速と破壊力に使って全力で殴る。ついでに熱も放出するため拳 が光る。

「無形」

順転で生まれる熱と光に指向性を持たせて束ね生み出すプラズマソード。長さや太さは自在で、大体のものを手軽に溶断出来る。基本的に手から発振する。(ようは某待たれよ卿の「抜☆刀」)敵に矛先を向けて急速に伸ばす事でビームのように使用することも。

「出力最大・日光遍照」

九十九の壮絶な最期を聞いた黒川の口から存在が語られた。順転で生まれた呪力を肉体へ還元せず一点に凝縮。無限の呪力を糧に、摂氏数百万℃を超え、秒速900㎞もの暴風を纏い、致死量の放射線をまき散らす疑似的な太陽を生成する。当然のことながら地上で放てば都市が滅ぶどころの話ではないので、天元の結界内や自他の領域内等やりたい放題しても外部への影響が無いor薄い場所での発動に限られる。


術式反転

「厄災之星」

核分裂を起こしガンマ線と放射熱を放つ。都市で使えば文字通りの「死の都」が誕生する最恐最悪の呪術。死滅回遊遍にて彼女は真の意味でこの力と向き合うことになる。



領域展開

「灼火滅死陵」

掌印は一千もの光明を発することによって広く天下を照らし、そのことで諸苦の根源たる無明の闇を滅尽する日光菩薩印。

生得領域は一面の荒野に一面の墓標、空には空を埋め尽くすくらいの大きさの太陽。

領域展開に共通する自身の強化に加え、領域に術式を付与せず領域内での術式発動時の必中効果を自身に限定し、術式稼働時に得られる呪力を「既に呪力生産が完了した」状態にする。自身のキャパシティを超えた量の呪力を一度に運用することが出来る。事実上の呪力無限化であり、他の領域展開と違い領域展開終了後呪力が全快になる。

その性質上完全に自身の強化に振り切っており外敵への効果が一切存在しないため、領域の展開速度が極端に速く領域の綱引きに強い。

また

「領域に引き込めない天与呪縛」

「拮抗に留めることすら厳しい強者の領域展開」

「広すぎて領域を外側から破壊できる閉じない領域展開」

等の通常の領域展開では対処が難しい存在を相手にした際は、自身の肉体を領域の外殻とし領域展開の対象を自身のみとした「開かない領域展開」を行う。領域展開が拮抗した際の必中効果の中和はそのままに、自身のみ領域展開の恩恵を得ることが可能となる。領域内に閉じ込める者が0人となった結果内外条件がひっくり返っており「外部からの領域破壊に強く、内部からの領域破壊に弱い」。


「灼火滅死陵(必中必殺ver)」

領域展開を自己流にチューニングする前の必中必殺の領域。領域内部は太陽中心部の環境とほぼ同じであり、あらゆる物質を原子レベルに融解させる2000億気圧1500億Kの死の世界。ただしこの環境はあくまで副次効果であり、必中ではないため術式での防御が有効。必中効果は内部に存在する呪力を核融合の糧とするもので、基本的には戦闘している相手の呪力を根こそぎ奪うために用いられる。

他の必中必殺の領域展開と異なり必中効果と必殺要素が分離しており、領域のぶつかり合いで術式を中和されても問題なく必殺が機能する。

ただしそのせいで領域内に引き込む=殺害であり、細かい調整が出来ない。

また、チューニング以降のように多重に引き算と縛りを重ねているわけではないので、展開速度と押し合いは特筆して強力なわけではない。


合体技「幾星蒼」

新宿における両面宿儺との戦いで披露した五条とのアドリブによる合体技。

五条曰く「合わせるのが僕じゃなかったら日本ごと消し飛んでる」だそうだ。

黒川が「出力最大・日光遍照」で生み出した擬似太陽を、五条が最大出力の「術式順転・蒼」で原子レベルの緻密な制御を行い、指向性を持たせた超新星爆発を敵にのみ浴びせる。黒川の周囲の被害を考えない超威力の「日光遍照」によって生まれる放射線を五条の「蒼」によって克服した「完成版の日光遍照」といえる。

出力最大であるもののお互い術式順転を回せば発動できる手軽さ、全てを破壊する圧倒的威力が強み。(ただし五条側の呪力操作の負担は考えないものとする)

また、五条の領域内であれば制御に用いている蒼が必中となる事でついでに日光遍照が当たるため、問題なく必中する。


活躍

初登場は交流会編だが、幼魚と逆罰編にて真人との初戦を終えた七海の口から「私が『天道』であれば、どちらの戦法も可能だったのでしょうね……」とその存在をほのめかされている。


交流会編

虎杖、東堂と花御の間に暴風とともに降り立ち初登場。この戦闘において黒川は術式を一切使わずに花御を圧倒し領域展開を引き出させるも発動直前に五条が帳を破ったため決着がつくことはなかった。東堂の独白から、その瞬間の黒川からは風の呪力以外に簡易領域に似た気配を感じたという。この気配の正体は渋谷事変編にて明かされることとなる。


懐玉・玉折編(過去編)


渋谷事変編


死滅回遊編


人外魔境新宿決戦編

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