藤丸立香の優雅な朝in遠野邸

華美な洋館であり、人間が十人単位で住める部屋数を持つ遠野邸。
その中でも一番広い部屋の、天蓋ベッドで藤丸立香は目を覚ました。
「う……ん……?」
ぴちゃぴちゃ、ちゅっ……♥
ふかふかなベッドに横たわる立香の腰のあたりに、生暖かい感触。見れば、下半身に掛かった布団がこんもりと盛り上がっている。
じゅるるるるる……っ♥
「うっ……!朝勃ちフェラ、すご……っ」
目覚めと共に血流が巡り、完全に勃起しているだろう立香の巨根チンポ。勃起して布団に擦れるだけでも気持ちいいだろうそれを、誰かの舌が這いまわっている。
頭を動かしているのだろう、小刻みに揺れる布団をめくると───。
「ぷはっ♥あらあら、見つかってしまいました♥」
「まったく……、やっぱり琥珀さんか」
割烹着姿の美少女が、棹から舌を離してにっこり笑う。
琥珀、と呼ばれた少女は、チンポに頬ずりをしつつ、ぺろんと舐め上げた。
「びっくりしたよ、起きた瞬間から股間が気持ちよくってさ。誰かが乗っかってるし」
「おや、起こしてしまったなら申し訳ありません。しかしですねえ、立香さんもいけないんですよ?掛け布団が盛り上がるくらいにおちんぽをおっきくさせていらっしゃるのですから♪不肖立香さんの恋人兼召使いであるこのわたくし、そんなモノを見せられてはご奉仕しないわけにはいきません♥そんなわけでこの凶悪おちんぽをお舐めしているという訳です♥」
「いや、まあ気持ち良いからいいんだけどさ……。じゃあ、よろしくお願いしてもいい?」
「もちろんです♥しっかり朝の一番搾りを頂きますから、出したい時に出しちゃってくださいね♥」
そう言ってフェラチオに戻る琥珀。立香のチンポはもう琥珀の唾液でヌルヌルになっている。今度は狙いを変えて、幹の下の陰嚢へと口を寄せた。チンポに比例してこちらの大きさも人一倍。袋の上から慈しむように睾丸を舌で持ち上げて、精子が作られるのを煽っていく。
「あー、そこ良い……琥珀さん、手も使ってもらえる?」
「ふぁーい♥」
琥珀が親指と人差し指で輪っかを作り、カリ首をコスコスと扱く。立香の巨根は琥珀の指では一周に届かないため、手首のスナップを利かせつつ、指コキする。
「ふーっ……」
ぼすん、とまた枕に頭を沈める立香。
そこへ、コンコン、とドアをノックする音がした。
「失礼致します。立香さま、洗顔の用意をお持ち───っ!?」
琥珀と瓜二つ。けれど対照的に表情の乏しい、これまた美少女が、ドアを開けて入ってきた。
琥珀の妹、翡翠である。主の洗顔用なのだろう、水の入った桶やコップ、歯ブラシをトレイに乗せている。
姉がチンポをしゃぶっているのを目の当たりにして、翡翠はかぁっと顔を赤らめた。
「なっ……ね、姉さん、朝から何を……!?」
「もご?んーっ、ふしまるひゃまのおひんぽをおなめひへるとほろれすー♥」
「な、なにを言ってるか分かりません……!立香さまが驚いてしまいます、やめてくださ……」
「あぁ、いいよいいよ翡翠。そのままさせてあげて」
「っ……立香さま、起きていらしたのですね」
ほっと胸を撫でおろす翡翠。
未だに金玉ご奉仕に夢中の姉をちらちらと見つつ、立香の枕元にトレイを置いた。
「あの……申し訳ありません、立香さま。お邪魔でしたら出直しますが……」
「ううん、構わないよ。このままやっちゃってもらっていい?」
「……はい♥では失礼致します……♥」
ベッドに腰掛け、歯ブラシを濡らし、歯磨き粉を付ける。そうして、あーん、と口を開けた立香の歯を磨き始めた。
「立香さま、すこし上を向いて頂けますか?はい、それで大丈夫です♥」
起き抜けの主の口を清める、そんな名誉な仕事に喜びを感じているのだろう。頬を赤らめた翡翠が甲斐甲斐しく歯を擦っていく。
しゃこ、しゃこ、しゃこ♥
れろれろ、れろっ♥
口とチンポ、その両方を姉妹から違う形で奉仕させている立香。
彼こそが、この姉妹の「真の」主人である。
「あっ♥立香さまの手がわたしのお尻を……♥ふふ、立香さま、お手付きです♥」
「ふぁ……♥もー、立香さんたら♥そんなに優しく頭を撫でられたら、嬉しくなっちゃいますよう♥」
身を寄せて奉仕してくれる翡翠と琥珀。翡翠はご褒美とばかりに尻を掴まれ、琥珀は頭を撫でられて、トロンと目を細める。
翡翠と琥珀。姉妹二人は、藤丸立香に心底惚れこんでいた。以前仕えていた少年への想いを綺麗さっぱり忘れるほどに。
それも仕方ない事だった。突然異世界……二人にはそうとしか理解が及ばない……から現れ、彼女たちの問題も、この世界の問題も解決してくれた立香。それだけならまだしも、彼はあまりに男として優れすぎていた。絶世の美男子であるだけではない。均整の取れた体つき、逞しすぎる性器、そして幾人もの美女、美英霊、美姫を侍らせるその様。それはいくら美少女とはいえ、男性に免疫のない翡翠にも、酷い男ばかりと接してきた琥珀にも刺激が強すぎたのだ。
とはいえ、双子ばかりが主を鞍替えしたのではなく、吸血姫も、代行者も、二人の雇い主も───彼女らの周囲の女の子たちは全て立香にころっとやられてしまったのだから、二人ばかりを責められないが。
「んっ♥は……立香さま、あの、すこし手を緩めていただけると……♥か、感じてしまいますから……あんっ♥も、もう、仕方ない御方です♥それではお口をゆすぎますので……♥」
「……ん、ありがとう翡翠。ゴメンね、翡翠のお尻が柔らかすぎるからさ」
「ひゃっ♥あの、そこはおっぱい……んむっ♥」
今度は胸を揉みつつ、翡翠の唇を啄む。立香が舌でつつくと、おずおずと翡翠が舌を差し出した。
「んぁ……んむっ、ちゅっ♥くすっ♥立香さま、歯磨き粉の味がいたします♥」
「ほんと?翡翠の口は甘いよ、んっ」
「んちゅ、れろっ♥」
甘い、恋人同士のキス。翡翠は使用人であるだけではない。姉と同じく、立香の恋人兼使用人である。立香という雄に躾けられたせいで、立香の世話をすることが性的快楽にもなっているのだ。
「あー、二人でラブラブして。おちんぽにご奉仕しているわたしは放ったらかしですか?もう立香さんのおちんぽふやけちゃいますよー?」
「んむっ……姉さん、しっかり射精までお世話して差し上げましょう。わたしは上から、姉さんは下から」
「はーい。翡翠ちゃん、後で立香さんの精液分けてあげるからねー♥」
「っ……♥な、なにを言うんですかっ」
目をとがらせる翡翠に「うふふー♥」と笑って、琥珀が口を開ける。
「んぐっ……ぐぷぷ……っ♥」
30センチを軽く越える立香の巨根を、器用に呑み込んでいく。外から見ても分かるほどに喉を膨らませて。琥珀は数秒かけて、その根本、下腹部に唇が付くまで、チンポを咥えてしまった。
「すごい姉さん、立香さまのおちんちんを全部♥わたしもはやく出来るようにならないと……♥」
「ごぼっ……♥じゅるっ、ずるるるうっ……♥」
よつんばいになってディープスロートする琥珀。唇がカリに引っかかるまで引き抜き、根本まで吸い込み、またカリまで……と。ぶっとい幹に頬を張り付け、無様なフェラ顔になりながら。愛する主人のチンポから精液を引きずり上げようとする。
「うっ、琥珀さんのフェラ、ほんとに凄いな……!」
「立香さま……わたしにはまだ、姉さんほどのご奉仕の腕はありません。その代わりと言ってはなんですが……立香さまが歓びそうなコトを、お伝えさせていただきます」
ちゅっ、と、立香の耳たぶにキスしてから、翡翠が囁く。
───この部屋は、もともと、わたしの「元」主人が住んでいた部屋なのです。
───そう♥そうです、立香さまに周りの女の子を根こそぎ持っていかれ、貴方に恨み言をぶつけたあげく、アルクェイドさまたちに制裁されてこの館から逃げ去っていったあの方……♥
───わたしと姉は……そしてアルクェイドさま、シエルさま、秋葉さまたちも、その方に好意を持っていたのです。もちろん、立香さまへの敬愛、崇拝、恋慕に比べれば砂粒ほどの想いですが……
───ああ、それだけではありません。この間、お会いになられたでしょう?シエルさまに連れられてきたノエルさま、アルクェイドさまの使い魔であるレンさま、あの方のクラスメイトであった弓塚さま───
───皆が皆、大なり小なりあの方に想いを寄せていたというのに、一人残らず立香さまに一目惚れしたあげく、困難から救われ、立香さまをお慕いしてしまうようになりました♥ええ、そうです。皆さま、無理やり連れてこられたときは抵抗されていましたが、お帰りになる時にはしきりに聞いておられましたよ……彼女はいるのか?お付き合いしている相手はいるのか、と……何十人もいらっしゃいますよ、と教えて差し上げたら、なら自分もと泣いて喜んでおられました♥
───きっと皆さま、あの方と結ばれる未来もあったのに……救われる世界もあったというのに、全員あっさり立香さまに恋してしまったあげく、救われてしまって……けれどきっと、この方がずっと幸せなのです♥
───ふふっ♥おちんちんがまた大きく……姉さんもさすがに苦しそうです。やっぱり興奮なされたのですね。自分が優れた男性だということを見せつけて、他人のハーレムを横取りするお話……♥立香さまほどの男性なら、目ぼしい女性を強奪しても誰も文句は言わないでしょうに、そんなことに興奮されるだなんて。ますます好きになってしまいます……♥
「うっ……翡翠、もう出そう……!キスして……っ」
「はい───♥」
立香に囁き、自分も興奮したのだろう、上気した顔で翡翠が唇を重ねる。同時に、琥珀が喉奥までチンポを咥え───
びゅくっ♥♥どぷっ♥どぴゅどぴゅっ♥♥びゅるるるるる~っ♥
「んぐぅっ……んんーーー♥」
びゅるびゅると琥珀の口内、というよりもはや喉に直接、大量のザーメンが注ぎ込まれる。
ごきゅ、ごくん、と粘液を飲み下す琥珀。それでも飲み込みきれず、口にザーメンがなみなみと溜まってしまう。
「ほら、ひすいちゃん、んーっ♥」
「あ……はい、頂きます姉さん……♥んむっ♥」
姉妹が唇をぴたりとくっつける。琥珀のほうから翡翠へとザーメンを分け与えていく。二人にとって、立香のザーメンは何よりも美味しい甘露。お互いの唾液との混合液をこくん、こくんと飲み込むたびに、翡翠と琥珀の子宮は、きゅんきゅんと甘イキした。
「あ……姉さん、唇に精液が付いてます♥もらいますね……れろっ♥」
「ひゃん♥もう翡翠ちゃん、くすぐったいってば〜♥」
(おお……俺の精液を分け合う双子美少女……すごい眺めだ)
しみじみと思う立香に向けて、二人がぱかりと口を開けて中を見せ付ける。真っ赤なそこには、ザーメンはもう残滓も見当たらない。
「ほら立香さん、全部飲みましたよ♥あーーん♥」
「あ、あーん……♥」
ぺちゃぺちゃと仔猫みたいに舐め合い、空っぽになった口内を見せ付ける双子を見て、また立香のチンポがビキビキと勃起してしまう。
たっぷりと射精したのにまだまだ女を求めている逞しい主人にうっとりしながら、琥珀が立花の腕を引いた。
「ほらほら♥まだ射精し足りないヤリチンご主人さまの立香さん、皆さんがお待ちですよー♥」
「え?皆さんって……」
「立香さま。言いそびれていましたが」
琥珀とは反対の腕を翡翠がぎゅっと抱き、
「先ほど申しました女の子たちが、立花さまをお待ちなのです。ぜひとも立香さまに交際をお願いしたい、と」
「というのは建前で、みなさん立香さんにお手付きしていただくために来られたんですよ♥もちろんもう立花さまのおちんぽを挿入済みのアルクェイドさまたちもいらっゃいます。本日はぜひとも、立香さまのハーレムの女の子たちの相手をしていただければなー、って♥」
「はい、そういうコトなのです。ああ……出来ればわたしたちも、おまんこに精液を恵んで頂ければと……♥」
双子メイドに引かれ、部屋を連れ出される立香。
……その日、また藤丸立香のハーレムが増えたという。