藤に染まる

藤に染まる


※戦闘前

「んぼっ……んぐっ♥ んうぅ♥♥♥」


暗闇で、一人の少女が藤丸立香に犯されている。その名をノエル、死徒へと堕ちた聖堂教会の代行者だ。だがそのノエルは今、その赤い舌で立香のペニスをしゃぶらされていた。


「そのかわいい口で舌なめずりするのを見た時から、どうやってフェラしてもらおうかずっと考えてたんだけど……流石死徒、予想以上の具合だ。アース達真祖にも負けてない。じゃあそろそろ出すから、しっかり受け止めてね」

「んぐっ♥ んぶっ…♥ んぐぅぅ…♥♥♥」


口内射精をされるノエルから、戦闘開始時にあった余裕は既に消えている。代わりにノエルの心に湧き上がっていたのは、自分を犯す立香への果てしない愛情だった。


(どうしちゃったのわたしっ…♥ こういう時に抱くべきは相手への嫌悪感でしょっ? なんで、こんなヤツ好きだって思うのよぉ…♥♥♥)


ノエルの混乱をよそに、立香の責めは次第にエスカレートしていく。衣服を剥ぎ取られ、死徒化によって14歳相当となった体躯を好き勝手弄り回される。

全身にキスマークをつけられ、幼く変化した身体を蹂躙され、巧みな手マンで何度も何度も執拗にイかされ、あれよあれよという間にノエルは挿入されていた。


「はへっ? ひ、ぁぁぁああ♥♥♥」


立香から与えられるピストンの衝撃が、人として壊れてしまったノエルを再び壊していく。快楽の奔流に流されることしか出来ないノエルに、それを止める術はない。


「ノエルの死徒マンコ、本当にイイよ。でも無理は良くないな。パワーアップに身体がついていけてないじゃないか。このままだと身体が崩れて死んじゃうから、オレのザーメンで補強してあげ、るっ!」

「ぅあ゛っ♥ あ゛ぁぁぁああ!?!?♥♥♥♥♥」


灼熱が、ノエルのナカに放たれた。

死徒は人間のなんかで孕まないはずなのに、孕むと確信させるだけの凄まじい存在感。それがノエルの全てを押し流して、洗い浄めていく。


(───。───ぁ。…分かっちゃった。わたし、この人に出会うために今日まで生きてきたんだ)


気づけば、ノエルは自分から全裸土下座で屈服することを選んでいた。


「…今更だけど、良いんだね? オレ達と一緒に来るってことで」

「はいっ♥ ノエルを連れて行ってくださいっ♥ 立香様ぁ♥♥♥」

「快諾してくれて嬉しいよ。これからよろしくね、ノエル」


頭をぐりぐり踏みつけるために靴を脱ぐ、立香の深い慈愛に軽く絶頂しながら、ノエルは自己をひたすら正当化していた。


(仕方ない、仕方ない、仕方ないっ♥ だって、立香クンに、立香様に屈服するの気持ち良すぎる♥ こうするだけで幸せすぎるのぉぉ♥♥♥)


───その後FCS教に入信し、彼らの研究により人間に戻された……というより人と死徒を行き来できるようになったノエルは、お気に入りとして幾度となく立香に抱かれた。


「あぁっ♥ 立香様♥ ありがとうございます♥ ありがとうございますっ♥♥ わたしなんかと出会っていただいて、わたしなんかをこんなに幸せにしていただいて♥ ノエルは、ノエルは幸せ者れしゅぅうう♥♥♥」


人の姿で腕掴みバックハメからの種付けピストンを受け、年甲斐もなく舌出し仰け反りアクメと膣内射精をキメるノエル。元々天涯孤独の身であり、執着の対象であったシエルのことすら頭から飛んだノエルには、立香を拒む理由など微塵も残っていなかった。


───

「死徒というのはこの身含めて本当に罪深い害悪だけど……ふふ、立香クンに都合の良い肉オナホにするなら話は別。雌死徒総肉便器化計画、ぜひ協力させてね♪」

「それと並行して、聖堂教会も牽制したいんだけど……どうかな? 元関係者として、ウィークポイントがあれば教えてほしいんだ」

「…それなら、立香クンに相応しい極上の雌を知ってるわ。わたし自身を餌におびき寄せれば、まあそれなりの確率で来るはずだから……その後は、ふふ…♥」


───


それから数ヶ月後の朝…。


「ん……んぅ…?」

「おはようダーリン♥ シエルとの任務帰りに、聖堂教会と死徒の入信率報告をしにきたわ♥」

「何を誇らしそうに……今からする報告は6割くらい私のやった仕事じゃないですか。立香くん、ちゃんと私も褒めてくださいね?」

「あはは……それはそれとしておはよう。アルク、シエル(…アルクのおっぱいでっか…)」


のしかかるアルクェイドと、横から寄り添うシエルが寝起きの立香を出迎える。


───こんなありふれた(?)やり取りをしている彼らが、世界の覇権を握る男とその雌であるとは誰も思うまい。今世界には、FCS教を頂点とした新たな秩序がもたらされようとしていた。


…数多の女を寝取ってきた立香の精液には、今や通常では考えられない神秘が宿っている。

一つ目が、真祖や死徒……それどころか吸血種全般の吸血衝動を完全に解消する、完全栄養食的な効果。

二つ目が、摂取した者の力を高め、日光・流水などの弱点すら容易に克服させる強化効果。

そして三つ目が、異種族……真祖や死徒をも孕ませられる生殖能力。

FCS教は、これら効果と立香が元々持つ魔性の魅力を、聖堂教会の支配に利用した。時計塔の女性権力者を陥落・入信させたように、内側からじわじわ侵食していったのだ。シエルはその過程でFCS教に入信した期待の新人信徒である。


「聖堂教会は雌の入信率が85%で、悔い改めた粗チンの入信率が34.2%♥ 死徒の方は雌が66.6%、身の程知ったゴミチンが42%ってとこかしら♥ まあ死徒は各地に潜伏してるから、実際の数値とは違うんでしょうけどね」

「ああそうそう、この前わざと足がつくよう行動して敵対勢力の動きを探ってみたのですが……ビンゴでしたよ。非信徒の女性代行者と、男女両方の下級死徒が合わせて十名程釣れました。私を尾行する暇があるなら他の人を尾行してもらいたいものですね」

「女の子達の方は拘束して無力化してるから、後でダーリンが会ってあげてね♥ 雄もどき三匹の方は……ま、知らない方が良いわ」

「もしかして、ノエルが尋問担当?」

「そ。災難よねー、他の雌なら去勢と更生施設入りで済んだかもしれないのに」


───

※立香とシエルの想像です

「ほら、必死こいてオナニーしなさいよ。そうしたら去勢は免れるかもしれないわよ? …あ、こっちにかけたら殺すからマジで」

※あくまで想像です

「…うっっす。こんなの劣等ゴミクズ遺伝子って認めたようなものじゃない。これじゃあ去勢どころか死刑確定ね♪」


───


「死徒モードで悪さしてなければ良いけど…」


格下をいたぶるノエルの悪癖を想像し、やれやれと首を振る立香とアルクェイド。


「というか連中も懲りないわよねー、クズチンの癖に。二十七祖の女性陣が完全に陥落して、FCS教として徒党を組んでる以上質も量も覆しようがないじゃない」

「立香くんの素晴らしさを理解出来ない、かわいそうな脳みその持ち主ですし仕方ないでしょう。粗末な汚物に相応しい、粗末な脳みそ……立香くんとは大違い」


くすくすと酷薄な笑みを見せるシエル。…そう、この世界の死徒二十七祖もまたFCS教の手に堕ちている。

英霊召喚可能でありながら二十七祖が存在できる稀有な世界、そんな世界においても死徒は活動していた訳だが、彼女らに立香の精液は特攻として働いた。

アルクェイド含むアーキタイプ:アースや死徒モードのノエルを橋渡し役として、女性死徒は次々に陥落。この異常事態にアルクェイドの姉であるアルトルージュ・ブリュンスタッドが重い腰を上げたが、立香が直接出向いてレイプした結果呆気なく堕ちた(その後アルトルージュ派の女性死徒も全て籠絡。この顛末について、アルクェイドは大爆笑していた)。

そして、未だ眠るORTの代わりにククルカンが第五位の代理を務めるようになった辺りで、大勢は決した。


「…アルク、シエル」

「ふふ、朝勃ちの処理よね? まっかせて♥ いつもみたく真祖まんこにザーメン様吐き捨ててね♥」

「任務後そのまま来たので汗臭いかもしれませんが……その…♥ …っ…♥ 失礼、しますね…♥♥♥ ちゅ…♥」


───そしてこの後、FCS教の暗躍により時計塔の魔術師間で魔術刻印を娘・姉妹・姪などの女性に継承させる流れが発生。男性陣が気づいた頃には時計塔の実権が女性(というよりFCS教)に握られていた(一部の者はFCS教の介入に気づいていたが、その辺りに頓着しないタイプが大半だったのでスルー)。

死徒の世界でもそれは同じであった。立香の精液の性質もあり、女性死徒による吸血行為は減少、逆に男性死徒は信徒の代行者、魔術師、女性死徒などによって徹底的に狩られほぼ全滅した。

FCS教が世界の覇権を握るまで、後…。

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