蒼崎橙子と彼との馴れ初め
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1998年8月
都心から離れた住宅地とも工場地帯ともいえないような半端な場所に居を構えている、建築デザイン事務所『伽藍の堂』の事務所内でその社長、蒼崎橙子はタバコを吸いながら今朝の朝刊に目を通していた。
新聞には女子高生の連続飛び降り事件について1面大見出しにデカデカと事件の詳細が取り沙汰されている。
一通り目を通すと興味を無くしてしまったのか新聞を机に放りタバコの煙をくゆらせて目を閉じてしまう。
しばらくすると階段からゆっくりとこちらに向かってくる足音が聞こえた、やがてドアの前で足音が止まると2度のノックの後に
「すみません、こちらに蒼崎橙子さんはいらっしゃるでしょうか?」
と礼儀正しそうな若い男の声が響く
(今日は来客の用なんて聞いていないが…)
「どうぞ、ご自由に」
ぶっきらぼうにそう言うと、失礼しますと言いながら筋肉質で右手にタトゥーの様なものを着けた長身の男が入ってくる。
蒼崎橙子はその男を一目見て
「魔術師か?アポイントもなしに訪ねて来るとはな、しかも初対面で名乗りもしない上に顔に認識阻害をかけての挨拶とは無礼な奴だな」
容赦なく吐き捨てると男は
「ふうん…さすが【傷んだ赤色】ですね」
と彼女を知るものなら絶対に避けるであろうタブーに容易く触れる、それを聞いた途端に蒼崎橙子は冷たく冷酷な声で問う
「用はそれだけか?それだけを言いに死にに来たのか?」
男は笑いながらなんの気なしに来客用のソファーに腰掛けると何でもない事であるかのように言う。
「でも橙子さんなら、何でも俺の言いなりになってくれると思うんですよね…しかも自分から」
人形師はしばらくポカンとした後堪えきれないといった風に笑い始め、ひとしきり笑った後
「───出ろ」
短く部屋の脇に無造作に置いてあった鞄に対して命令をする。
影の猫が踊り出る、大口を開け男の顔に噛みつき何度も咀嚼する。魔術は解け男の顔が顕になる。
「さあ、どんな死に顔をして…るの…かな─────っ…❤」
そうして 男の顔を目にした橙子はその容貌を見るなり、胸の中に言葉にならない感情が溢れ出し固まってしまう。
「───はっ…❤はあ?❤ズルいだろ…❤コッチは殺すつもりだったのに❤そんな…❤そんなイケメン顔見せただけで…❤」
しどろもどろになりながら必死に言葉を紡ぐ蒼崎橙子を見て男は満足そうな笑みを浮かべた後、力強く橙子を引き寄せそのまま抱きとめるとゆっくり口付けをする
橙子もそれを拒むことなく受け入れると
互いに目を閉じて、出会ってまだ5分と経っていない仲とは思えないようなキスを始める。初めは男の方から橙子の舌を迎えにいっていたが次第に橙子自ら舌を絡めにいくようになり、橙子は酸欠気味になるほどに男に夢中になっていた。
やがて男に揺さぶられて漸く名残惜しそうに「あっ…❤」と口を離す橙子。2人の舌からは銀色のアーチがゆっくりと垂れ下がり彼女の白いワイシャツに薄く跡を残す。
「改めて聞きます、橙子さん俺の言いなりになってくれます?」
男は、藤丸立香はそう言いながら橙子の目を見つめる
「──はい❤喜んで❤」
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多くの人が行き交い多様なデパートが立ち並ぶ街の中心部で立香と橙子は腕を組んでまるで甘える様に歩く。橙子の小さな歩幅に立香は歩調を合わせ、そんな立香の肩に橙子は体を寄せ密着している。橙子は先程までとは違い黒縁のメガネをかけており立香に対する態度も先程とは違い飼い主にじゃれつく猫のような態度に変わっている。
「ごめんね?立香くん❤こんな可愛げの無い服しかなくて…」
「いえ、そのままの橙子さんが1番綺麗ですよ?」
「…❤よかった♥️」
橙子の服装は白いワイシャツその上から淡い色のコートにタイトな黒いズボンといった出で立ちでそこに、フレームの薄いメガネも相まってまさにデキる美人秘書といった感じだ、ズボンが彼女の肉付きの良い美尻を強調してワイシャツとその紅い髪のコントラストによりより一層クールな雰囲気を漂わせている。
まあクールなのは雰囲気だけで顔は立香の前では緩みきっており例え彼女を知る者が彼女を見たとしても「蒼崎橙子」であると判断するのは難しいだろう。その証拠に。
「橙子さん…今月こそ給料払ってくれるかな…」
「さあね、アイツなんてちゃんと金もってるかも怪しいケド」
彼女の知り合い独り愚痴を零しながら、すぐ隣を通るが気に止めることもなく通り過ぎていってしまう、女の方は視線で無意識に立香を追っていたが。結局橙子も彼らに気づくことなく、2人はそのままデパートに入っていく。
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「カルデア…レイシフト…ふーん…だいたい事情は分かったけど…そんな技術を私物化してやることがお気に入りのメス集めって…❤それとも…そんな手間をかけるくらい私が欲しかったのかな?❤」
てデパート内のカフェの1席で机に肘を突きながらニヤニヤしながら問いかける
「もちろん、資料で見た時から絶対にモノにしてやるって思ってて…近くのホテルも予約してあるんですよ。」
「一応さ…断られるとか考えなかったワケ…?❤」
「いいえまったく、でも結局橙子さんも俺のモノになってくれたでしょ?」
立香は橙子の頬手を添え、彼女の瞳を覗き込むと琥珀色の瞳に立香の顔が写っているのがよく見える、だが橙子が顔をその髪よりも真っ赤にしてしまうと、ぷいっとそっぽを向かれてしまう。
「…っうぅ❤うぅ〜///❤」
「まだ恥ずかしいんですね。でも大丈夫です。今夜たっぷり時間をとって俺に慣れてもらいますから」
直接口にしなくともその意味は橙子にハッキリと伝わり、今夜への期待で体がゾクゾクと震え、久しく機能していなかった彼女の「オンナ」としての部分が蜜で溢れる。
「と、とりあえず!デートを続けましょう?❤実は…アナタと言ってみたい所があるんだけど…❤いいかしら…?❤」
上目遣いでおずおずと橙子が尋ねる。
「いいですよ、橙子さんと一緒ならどこだって構いません」
立香の返事に気分を高揚させ会計を済ませてカフェを出ると2人は再び身を寄せ合いながら歩き出す。
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橙子に案内されるがまま立香が訪れたのはデパート内に店を開くアクセサリーショップだった、まだ橙子は恥ずかしいのか蚊の鳴くような声で
「私はこれから❤君のお嫁さんになるんだから…❤ふ、ふたりでお揃いの❤ペアリングとか貰えたらなぁ…って思って…
どう…?❤もちろんお金は私が払うからさ❤」
立香は顎に手を当てて目を瞑り考える
橙子さんの細くしなやかで美しい指に俺の所有物だって証をつけたい。…でもペアリングなどを買って帰るとカルデアで妻達に怒られるかもしれない…どうしたものか…
うんうんと悩む立香をじっと見つめる橙子
その悩み顔も橙子にとっては垂涎モノらしく、困り顔を見せる未来の旦那様の横顔に見入りウットリとしてる。
やがて立香は怒られそうになったらまた”しつけ”てしまえば良いと思い直し。
「いいですよ、但しお金は俺が出します。好きなの選んでいいですよ。」
と橙子に言うと橙子は嬉しそうに笑うと
「やった❤君とのお揃いなんてやっぱりまだちょっとだけ…恥ずかしいけど…❤すっごく嬉しいよ♥️……ん〜❤でも1つだけお願い聞いてくれる?❤」
「…?俺にできる範囲なら」
「うん❤さっきは好きなの選んでいいって言ってたけど❤やっぱりこれだけは君に選んで欲しいの❤…君の選んだモノならなんでも構わないから❤」
立香はなるほどと納得すると橙子の手を握りながら店内に入ると1つ1つ橙子の手を見ながら店内を見て回る。橙子はそんな立香の真剣な態度が嬉しくて自分の口角が上がってしまうのを堪えきれない。
やがて小さなダイヤのあしらわれた銀色の指輪に決めると店員に丁寧にラッピングしてもらう。その際店員が指輪にはオプションで互いの名前を刻印することができると言う、立香がどうしたものかと悩んでいると橙子がすかさず
「是非、お願いします❤彼は藤丸立香で❤私は…藤丸橙子で❤間違えないようにお願いしますね❤」
かしこまりましたと、店員は言い、それなら刻印には時間がかかるので3日後に受け取りくるように告げる。
立香はその場で受け取らず良かったのか?と聞くと
「うん…❤すぐに付けられないのはチョット残念だけど…❤アナタとの愛の証はできるだけ完璧にしたいの❤」
と彼女の妹が聞いたら大笑いしてしまうような色ボケ発言をこぼす。(その妹もいずれ立香に堕ちるのだが…)
2人は受け取りの予約だけしてデパートで軽く食事を済ませ外にでると、外はすっかり夜になっており橙子はあの時の立香の予約を思い出し期待感で軽く甘イキしてしまう。
「ふっ゙❤ゔぅン゙❤うゔっっぅ゙❤イ゙っく❤」
プシップシッと潮を噴いてしゃがみこんでしまう橙子を軽々と抱え上げお姫様抱っこをして運ぶ立香、このままホテルまで運んでも良かったが流石に人目に着きすぎるのでタクシーを呼び止めると運転手に『2人がしていることに違和感を持たない』という暗示をかけ、ホテルまで向かうように言う。
タクシー内では立香に抱きつくように膝の上に座って犬の様にハッハッと浅く肩で息をしており、暫くしてようやく落ち着いたと思ったら我慢の限界らしく、火照ったメス顔で突然立香にキスをする。
「むちゅ❤ちゅる❤れぇ❤」
最初は橙子にイニシアチブがあったがすぐに立香に負け始め攻守が逆転する。
そうしている間に橙子の腰がへこへこ❤かくかく❤と立香の股間の上で動き初め立香のペニスもズボンを突き破らんとするほどに膨張し橙子は立香のペニスに布ごしで秘部を擦り付ける。
2匹の情欲が最高潮まで達そうとしたその時タクシーが停車しホテルに到着したことを告げる。支払いを済ませ降車し、我慢できないといった風にホテルへ駆け込む2人は、エントランスで手続きを済ませエレベーターに乗り込む。
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エレベーターが到着し立香に手を引かれ部屋に連れ込まれる橙子。
勢いもそのままに橙子をベットに投げ出す立香、そのままワイシャツを引き裂きズボンをずり下ろすとソコでは色気のない無地の下着が愛液や汗でぐっしょりと濡れており立香は思わず見惚れて舌なめずりをしてしまう。
橙子は立香が止まったしまったのを見て気を損ねたのだと思った橙子は
「ごめんなさい…色気のない女で…」
と申し訳なさそうに目をそらすが寧ろ立香は、これからこの女を自分好みのドスケベな女に調教できる喜びでギンギンに勃起しておりソレを見た橙子も先程の悩みも杞憂であったことを知り安心して、少し余裕を取り戻したのか悪戯っぽい笑みを浮かべ立香を誘惑し始まる。
「ごしゅじさま〜❤ご主人様のカッコイイお勃起見せつけられてぇ❤発情しちゃった❤橙子の雑魚メスオマンコ❤ご主人様と出会った瞬間から屈服して負けちゃった専用オナホールに❤つよくて、カッコいいオチンポ様で❤ずこずこ❤して蒼崎家に優秀な跡取り授けてください❤」
橙子の誘惑を聞いた立香はズボンを下ろし我慢に我慢を重ね限界まで固くなったオチンポを解放する、勢いよく飛び出たペニスは橙子のお腹にびたんっと叩きつけられ立香な「お前の中のここまで入るんだぞ」と脅す様に橙子の腹に先走り汁を塗りたくる、その光景に橙子は本能的衝動を抑えきれずしかしそれは立香も同様だったようで2匹のケダモノが貪り合うように交尾を始める。
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立香のデカチンがズンッと挿入され橙子は言葉にならない声をあげ盛大に潮を噴くどうやら橙子は処女であったようで立香のデカチンにぬらぬらと血が着いていたが互いに痛みより快楽が勝るらしく「もっとぉ❤こわ゙してぇ❤雑魚メスま゙んこぶっつぶしてぐださい゙っ❤」と下品におねだりしている、オスもその願いを聞き届け足をメスの腰に回して種付けプレスの準備に入ると。
どっぢゅ❤どっじゅ❤ばちゅばちゅ❤どっぷぅ❤どぐっどぎゅ❤どっずぅ❤
弓を引くのようにチンポを引き抜き、そして叩きつけるように腰を落とす。
互いに絶頂が近く橙子も立香の腰に足を絡めより深く彼を感じようとする。そして…
びゅるるっる❤びゅぐっ❤びゅる〜❤どぐどく❤どっぴゅっ❤ぶりゅじゅ❤びゅ〜❤
ザーメンがとめどなく放出され橙子の子宮を満たすがそれでも射精は止まらずどぼどぼと精液が溢れ出しベットの上に沈澱がつくられる。立香はゆっくりと満足しきれていない肉棒を引き抜き橙子の眼前にぐいっと差し出す、アヘ顔でちろちろと放尿していた橙子だったが目の前のガチガチのペニスに気づくと舌をんべぇ❤と精一杯伸ばし愛液とザーメンが混ざったハメ汁を丁寧に舐めとる。再び綺麗になった自身の剛直に満足した立香は次はどんなプレイをしようか思案していると、橙子が仰向けのまま舌をつきだし「ンあぁ〜❤」と口を開け広げ
「だんまひゃま❤とーこのくちまんこ❤あなほにつふぁったくだひゃい❤」と言い舌をレロレロと動かす。
堪らず立香は合図なしに剛直で喉をレイプし始める。
んぶっ!❤ぐぶっ!❤ぶぽっ❤
容赦なく根元までペニスを突っ込んだ立香に不満を見せることもなく舌を器用に動かし射精を促す橙子、射精した直後にも関わらず余りの快楽に2度目の射精を堪える事ができず橙子の喉奥、いや胃の中にザーメンを直接注ぎ込む。
どっぶゅっ❤どぐどりゅ❤ぶりゅぶぐっ❤びゅるるるるる❤どっぐぅ〜❤❤びゅっ❤びゅっ❤びゅっ──❤びゅぐっ❤
と先程ジョッキ一杯分程射精したとは思えない量を再び吐き出すと、まだ出したりない立香は再び喉レイプを始めようするが、橙子が「つぎはこっち❤」と言わんばかりに腰を淫靡に振っているのを見てあることを思い付き、ゆっくりチンポを喉から引き抜く。
「流石に射精しすぎですって…❤あっ…❤ちょっとまっ❤ゲ゙ッ゙ェェ゙ェ゙ェ゙゙ェっぷぅ❤……❤はー❤あんまり射精しすぎるからでちゃったじゃない❤」
勢いよくザーメンゲップをしてしまう橙子、さすがに恥ずかしいらしく顔を隠しながら壁に手をつく
少し悪戯心が働き橙子の「どぼっ❤どぐゅ❤」と精液が溢れ出している孕み穴ではなく、その上のいまだ1度も遊んだことのないであろう綺麗なケツのアナに目をつける
バレないようゆっくり舌をねじ込むと
「…っ!❤そっちじゃ❤ないってっ❤お゙っ゙❤ヤ゙バっ❤」
と始めてとは思えない程に感じている橙子、これならイけるなと思い舌を引き抜き矢継ぎ早にちんぽを突っ込みアナルセックスを開始する。
「お゙ぉ❤おお゙っ゙っお゙っ゙っ゙お゙❤っ、あ゙ッ゙あぁあ゙っ゙❤イぐ゙っ❤いっく……っ!❤❤いくイ゙グ゙いぐいくっ…❤ん゙ほぉ゙っ❤」
と理性が蒸発したようなオホ声を響かせ、マンコからドポドポも精液を垂らす橙子。立香が射精するまでに5,6回程絶頂しており、吐精の際は直腸に精液が注がれる感覚でだけで3回絶頂しそのまま気絶してしまう。無論この程度では満足しない立香は子宮をガン突きし無理やり目を覚まさせる。
夜は長く時計の針はまだ日付を越えていない。
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朝4時
結局あの後何度も気絶しその度にチンポで起こされ、何度も犯された橙子はついでとばかりに全身を開発され乳首や耳舐めだけで絶頂できるよう改造され、今は全身を白濁液まみれにし目にハートを浮かべ満足気に笑っている。
隣で横たわっている立香は尚余裕といった風に喋りかける。
「橙子さん、どうでした?」
「ヒュー❤はー❤はー❤だしすぎです❤旦那様❤」
とこちらも満足気である。
しばらくして落ち着いてから
「えっ?他のオススメのメス…?ですか❤」
立香は橙子に尋ねる
「そうですねぇ…❤今知ってる範囲だと…❤巫淨霧絵…黒桐鮮花…あと両儀もかな?あとついでに私の妹❤今のオススメは…そうですねぇ❤巫淨霧絵がヤリやすいですよ❤」
立香は舌なめずりをして新たなメスアナ達の詳細な情報を聞く
「まだ満足してないんですかぁ?❤巫淨霧絵は…❤えーと❤今は都内の病院に入院してますよ❤ちなみにぃ❤私はソコに自由に出入りできちゃうんですよ❤」
それだけ聞くと立香は橙子を連れて病院に向かおうとするが橙子に手を引き留められる、何事かと思い振り向くと
「旦那様❤橙子のカラダ❤もう少しだけ食べていきませんか?❤」
とベットの上でケツを可愛らしく振りながらウインクまじりに誘惑される、据え膳食わぬは男の恥とすぐさま飛びかかり、再び交尾が始まる。
結局、ヤり疲れ寝落ちしてしまい延長に延長を重ね帰ったのは次の日の夕方になってしまった。
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ある日
「橙子…こんな時間に呼び出して用事ってなんだよ…」
まだ眠そうに目を擦りながら旦那様のメス候補である両儀式がぶうたれる。
「あぁ、前にいっていた幽霊の方だがコッチで解決してしまった、いやこれから解決するといった方が正しいな」
今日にも旦那様が巫淨霧絵の元に向かうだろう、そして生/性の悦びを徹底的にカラダに教え込むだろう、そうすればあの幽霊達は消える。
「はぁ?人を呼び出してそれだけかよ…帰る、わざわざ来て損したよ」
「待て、用はまだ終わってない実はお前に会って欲しい人がいるんだ、彼はキミのファン?みたいなものでね」
式は困惑していたメガネを外しスイッチ
き切り替えた橙子にしては彼という響きに熱が篭っている、それもただの熱ではないが式にはソレの正体が分からなかった。
「分かった、それで用件は終わりだな?ソイツにあったら、俺はもう帰るぞ」
唯々諾々といった風に承諾する式
「ん、良かった、ならこの住所に向かってくれ時間は何時でもいい但し3日以内にな」
と都内の高級ホテルの住所を渡される
「はいはい」
そういって式は部屋から去っていく
あの指輪は届いたがまだつけてはいない旦那様から黒桐幹也にこの関係を隠すように言われているからだ、それもあるサプライズに向けてとの事だったがその内容を聞いたとき旦那様のイケオスっぷりに惚れ直してしまった。
この指輪を正式に付けられるその日を待ち遠しく思いながら、蒼崎橙子は机の中の指輪を熱っぽく見つめていた、。