舜天×アグラオニケ×ロウヒ

舜天×アグラオニケ×ロウヒ



真 名:舜天(アグラオニケ+ロウヒ)

クラス:アーチャー

性 別:不明

身 長:202cm

体 重:計測不能

好きなもの:月、父親

苦手なもの:特になし

出 典:椿説弓張月、史実、フィンランド神話など

地 域:-

属 性:中立・中庸・人

一人称:私

二人称:貴方

三人称:正式名称



概要

大柄で、どう見てもロボットとしか形容できない全身具足の武者。十分屈強な外見をしているが、中に大男が入っているにしては細身な印象を受ける。鎧を着込んでおきながらそれを意に介さない様子で振る舞うため、その膂力は推して知るべし。声は兜でくぐもって聞こえるが、高めの女性寄り。

実は胴体部の鎧と兜は脱げる。素顔もやや女性寄りの中性的美形で、意外にも感情豊か。本来は冷静、冷徹で表情も平坦なものらしいのだが、気性の激しい魔女が混ざってバランスよく収まった模様。



真名

3代73年に渡り琉球王国の王座に就いた王統の開祖にして、日本最強の呼び声高い剛弓の使い手「源為朝」を父に持つとされる首里の王『舜天』。

されるとあるのは、当の為朝自身が実際は魑魅魍魎との戦いを想定して設計され、後に対軍用もののふユニットとして調整された戦闘機械であるため。伊豆に流された為朝はその後、天運に任せて海を渡り、満身創痍の躯体で沖縄に流れ着いた。為朝を引き上げた当時の技術者が、その技術を流用して作成した機械人間こそが舜天なのだ。その際、解析不可能だった頭脳部や動力の代替として生体パーツが組み込まれている。父が機動戦士ならば子は人型決戦兵器であった。技術の出所は不明だが、要するに舜天は一部生身の人間としての部位を有しており、それに付随して魔術回路をも備えている。純然な機械である為朝は、人の英霊を混ぜ込む為の「核」として相性が悪い。故に宝具「弓張月」を含するもう一人の英霊、舜天に、月の逸話を持つ二人の魔女が織り込まれる事となった。本来の舜天は性別を持たないが、女性寄りになっているのはその為。

後に為朝は耐用年数の限界から機能を停止するが、その遺骸は武装として改修され、それが父の形見である鎧兜を身に着けた逸話として後世に伝わった。子が父を纏って現界するという特異なサーヴァントであり、手足を為朝のものに付け替えたため舜天は父の剛射を限りなく再現できる。

融合したのは、テッサリアの魔女の異名を持つ女性天文学者『アグラオニケ』と、フィンランドの叙事詩「カレワラ」に登場する女神あるいは魔女『ロウヒ』。アグラオニケは月食の発生を予報し、月を天上から引き下ろした魔女とも言われた。ロウヒは魔術により太陽と月を捕え、世界を暗闇に陥れた。そして舜天は、太陽なになぞらえられる琉球国王であり、弓張月にて称えられる。いずれも月に関係し、それが後述の宝具に活かされている。



ステータス

筋力:B

耐久:B

敏捷:C

魔力:B

幸運:C

宝具:A



保有スキル

対魔力(B)

アーチャーのクラス特性。魔術に対する抵抗力。詠唱が三節以下の魔術を無効化する。大魔術・儀礼呪法などを以っても、傷つけるのは難しい。


単独行動(B)

アーチャーのクラス特性。マスターからの魔力供給を断ってもしばらくは自立できる能力。Bランクならば、マスターを失っても2日は現界可能。


陣地作成(A)

本来はキャスターのクラス特性。魔術師として、自らに有利な陣地を作り上げる。魔女ロウヒの性質から付与されているスキル。「洞窟」「暗がり」に属する特殊な陣地を作ることができる。


メカニカル弓術(EX)

敵性反応を探知、ロックオンして自動追尾システムを起動。或いは最大効率の殺傷力を発揮できる場所に矢を放つ。紛れもなく弓術である。


首里天(A)

「カリスマ」を内包した複合スキル。舜天は即位の後、初代琉球国王として舜天王統を成したが、その来歴から純粋なカリスマではなくこのスキルを有する。


月墜の魔女(A)

アグラオニケの性質から付与されるスキルが、ロウヒの逸話によって補強されている。月の神秘を解き明かし、地球の影に覆い隠した偉業から、舜天は月の縁者に対して特攻を持つ。



宝具

舜天・弓張月(しゅんてん・ゆみはりづき

ランク:B+

種別:対艦宝具

レンジ:5~50

最大補足:一隻(便宜上)

たった一矢で船舶を沈めたという父の逸話の再現宝具。為朝の息子或いは為朝本人と後世に伝わり、同じく英霊としての由来に椿説弓張月を持つという点、そして上記の通り為朝の腕を持つ点から舜天も近しい射撃を行うことができる。しかし、為朝本人ではないため精度、威力共にオリジナルには劣り、通常であればランクが低下した劣化宝具としてしか使用できない。それを補い独自の宝具として成立させているのが、融合サーヴァントとして自身が内包した性質である。琉球国王たる自身を太陽と置き、ロウヒの逸話から月を捉え、アグラオニケの逸話により月を地に降ろす。この宝具は人為的な月食により月の魔力を我が物とし、そのエネルギーを以て原点の月光大砲を成すものなのである。その性質上月が出ていない場合には威力が激減するが、条件さえ整えばオリジナルの弓張月さえ上まる可能性を持つ。

純粋な一矢の逸話から遠ざかっているため、より大規模な魔力の爆発を伴う最早ビームのような一撃。決してサテライトなキャノンではない。

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