腹も口も顔も服も黒い
1天蓋から降りてきた一護たちは傷をいやす者 ヤミーと戦う者 現世へと向かう者とで別れた
「マツィヤ...おぬしは確かに動けるだけの余力はあると思うが なるだけ後方支援に努めるんじゃぞ おぬしの回道はそこの四番隊の隊長にも引けを取らんはずじゃ」
「わーってるよダルヴァ 俺もその辺は流石に弁えている」
死ににくい回復出来るというだけで十分役に立つ 下手に前に出て負けるよりはよい
そう言ってヤミーの方へと向かおうとするダルヴァを含めて涅マユリが話しかける
「黒崎一護に四番隊隊長...そして貴様の人造死神が実験に参加するという訳だネ」
「涅マユリ おぬしにマツィヤを預けているわけではない...そもそも子離れの出来んおぬしのように付き従わせてもおらんし自立しておる子を送り出すだけじゃ」
「被検体になるのは変わりないヨ それと子離れできないのではなく実験の為に手元に置いているというのが正しい物の見方というモノだヨ」
どうだか...と悪態をついた後 ダルヴァは更に巨大になっていくヤミーの方へと向かって行ってしまった
「さて被検体として職務を全うしてくれ給えヨ」
「黒腔は使わせてもらうけどな…ダルヴァの腕失う原因だったテメェに協力する気はねぇ データは勝手に取っておけよ黒愚痴(クログチ)」
「『くろつち』ですマツィヤさん それでは黒い口の魚です」
「無駄に詳しいなテメェ...俺はさっさと先に行くぞ一護」
先に黒腔に飛び込んだマツィヤの後ろで一護はマユリを怒らせたらしい 何を言ったらああも声を荒げるのだろうか気にはなるが置いておいた
k黒腔内で一番最初に入ったマツィヤが道を作っていたが卯ノ花が話しかけてきた
「すみませんマツィヤさん?道を作ってくれているのは良いのですが...黒っぽくてすごく見えづらいです」
「そうはいわれてもな...色の替え方なんて知らねぇしテメェが前に出てくれ一護」
しょうがないなと言いつつ一護が前に出ると今度はボロボロだったりと散々だったため結局卯ノ花さんが道を作る羽目になったのだった