【胸糞注意・ハピエン】幽玄の泡沫

【胸糞注意・ハピエン】幽玄の泡沫


アナスタシアと出会いはや一年、私達は同じ学級となった。

とは言っても、私に告白する勇気はない。でも、少しでも彼女と近づきたい、そう思った。

その頃の私は、能力が覚醒しておらず、いじめられていた。

筆箱が無くなる程度毎日、時には殴られたりもしたし、アナスタシアに近づいたからと苦痛を与える能力を持つ能力者に能力を使われたりもした。

そんなある日、私は死にかけた。

そして……能力に目覚めた。それが原因だったのだろうか。今まで、三日に一度くらいに飲まされていた、苦い薬の効果が発動し……善性の低下が起きた。

その副作用で身体能力が上がり、私はその能力者を倒せた。

それからいじめは無くなったが、アナスタシアとの距離は少しずつ近づいていき……私達は、恋人となった。

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