淫蕩のバアル 0 プロローグ
休日のヒナの自室。
そこでは二人の男女が激しく情欲をぶつけ合っていた。
「ヒナッ出るよ!」
「来て! 先生!」
雌殺しの剛槍ともいえる藤丸の陰茎から大量の精液が発射され、ヒナの腟内を新しい藤丸の精液で埋め尽くされ、ヒナの腟内を占拠していた古い藤丸の精液が腟内から押し流される。
シャーレの先生『藤丸立香』は、ヒナと爛れた関係を続けていた。
「はぁ…はぁ…限界…少し休みましょう? 先生。」
「あ、ああ…そうだね。ヒナ。」
藤丸は、ヒナと関係を重ねてから藤丸も攻めの体勢に入り、ヒナは前とは違ってバテてしまっている。
「ねぇ、先生。前の職場では、このおチンチンで何人の女性を鳴かせてきたのかしら?」
ヒナはそう言ってまだ勃起状態を続けている藤丸の陰茎を触り、ゆっくりと扱く。
「えっと…」
「正直に答えてね。」
バアルの魔力の籠った魅了の魔眼で、藤丸を見つめる。
ヒナは、藤丸との性交によりヒナの精神に巣食う魔神バアルの恐怖を取り込み、崇高へと至ったのだ。
「100人以上です…」
「初体験は? どんな感じだったの?」
100人もの女英霊が藤丸自身の性器に依存するようになったのだ。
「最初は無理やり襲われたんだ。」
藤丸は初体験を語る。
セイバーオルタが逆レイプしてきたのが彼の初体験だった。
セイバーオルタは、とある特異点にて媚薬成分を含んだガスを受け、疼きが治まらず藤丸を襲ったのだ。
「でも、私が悪かったんだ。彼女達の気持ちに気付かなかった私が」
藤丸は再び語り始める。
セイバーオルタを起点として女英霊達は藤丸を性的に襲ったこと。
地球のアーキタイプ、原初の竜、ORTの心臓、楽園の妖精、人類悪、外なる神の巫女、根源接続者、神霊等々、様々な女英霊が藤丸を逆レイプしたこと。
普通ならば逆レイプしてきた相手を拒絶するだろう。
けれど藤丸は自分を襲った女英霊達を拒絶しなかった。
寧ろ、関係を持った女英霊が求めれば藤丸は応えていた。
そうしているうちにエリセは、藤丸が女英霊達を(不本意とはいえ)手篭めにしていると噂を聞き、藤丸が女英霊達に悪さできないように搾り取ろうとしたが、一度のピストンで陥落し、藤丸とエリセのセックスの現場を見たマシュがエリセの腰を無理矢理動かし、射精へ導くとエリセは完全に堕ち、マシュはそのままエリセにお手本を見せるように藤丸とセックスを始めた。
彼を性的な目で見る女英霊、彼を慕う女英霊にとって夜の彼は、快楽の獣すらも遥かに超える性的存在として扱われてきた。
セイバーオルタの様な強靭なる精神性、肉体を持つ女は、快楽にも屈さない精神的肉体的防御性をただただ藤丸を味わい、貪り尽くす精神的肉体的攻撃性へと変換し、絶頂を極短スパンで繰り返しつつも藤丸の陰茎を精尽きるまで長時間貪り、皆の前では勇猛なる女傑でも彼だけの前では淫蕩なる捕食者となり、エリセの様な常人に近い精神を持つ女は、藤丸を性的に襲うも返り討ちにされ、一度の射精で完全屈服する。
快楽には屈さない防御性では藤丸には勝てないが、藤丸への愛や情欲によって変換された攻撃性においては藤丸が受け身であれば勝つ事ができる。
藤丸もまた然り、自らを襲う強靭な女達を説得しようとする姿勢では強靭な女達には勝てないが、関係を持った強靭な女達に求められ、応えるように攻めるならば藤丸は勝つ。
ヒナは、前者である淫蕩なる捕食者。
恐らくはキヴォトスの中で唯一の強靭なる英霊に匹敵する強者。
藤丸を求め、藤丸が応える事により性的に敗北する強者。
ヒナ以外の生徒はエリセのように屈服するだろう。
「そうそんな経緯が……
私から提案があるんだけど…キヴォトスの女の子も…私と一緒に堕としてみない?」
「ダメだよ。そんな…」
「あら、私とエッチしておいて…100人以上もの女を鳴かせておいて…今更何を言うのかしら? きっと貴方を襲いたがってる生徒が沢山いるわ。
私だけ貴方を独占するなんて勿体ない。」
ヒナは強者ゆえの余裕を見せる。
否、そうではないキヴォトスにおいて自分のみが藤丸先生と対等に体を重ねられる存在と魔神バアルで得た崇高の知覚によってヒナは察しているのだ。
「さぁ、誰から落としたいの? ゲヘナの子? 他の学校の子? それとも私が所属する風紀委員会?」
藤丸の陰茎は風紀委員会の言葉に反応するとヒナは笑う。
「フフッ、こっちの先生は素直ね。大丈夫、風紀委員会の皆の弱点は既に把握してるから」
そう言って藤丸を誘う。
「休憩は終わり。今から教えるから私で試してね。先生。」
ヒナは、そう言って自身に首輪を着けた。