聖女のバレンタイン!

聖女のバレンタイン!



~藤丸立香の部屋~


(ベッドに座るヨハンナ・土下座する藤丸立香)


「で?何か言い訳はありますか、立香?」

「全くございません!自分の甘さが招いたことです!」

「前回の江戸?のイベントから数週間経ったというのにレポート全くやってなく、」

「はい...」

「バレンタインのお返しだなんだと色々作ってそれを忘れていて、」

「はい...」

「明日がバレンタイン当日だというのにレポートが終わるまでマイルームから出るなと怒られたと?」

「仰る通りでございます、ヨハンナ様」


「子供じゃないんですからレポートくらいせっせと終わらそうとならなかったんですか?」

「返す言葉もございません...」

「とりあえず私から言うことは1つ!」

「何でしょうか...?」

「『今から死に物狂いで取り掛かりなさい』以上です!」

「畏まりました、ヨハンナ様...」


(全く、せっかくバレンタインに備えてお洒落な衣装用意したというのに。まあ前回のイベントも大変だったみたいですし、そこまで大っぴらに責めない方がいいですね。)

(頑張って立香!ちゃんと終わらせたらご褒美あげますから♪)



~バレンタイン当日~


(うへぇ...やっと終わったぁ...。無数の正雪先生が空想樹になって彼是とか字で起こすと大変だった...。)

(ヨハンナ怒ってるかなぁ)

『ガチャッ』

「ただいま~ごめんヨハンナ、今やっと終わったから...」


【ご褒美は勉強の後で】衣装のヨハンナが現れた


「...天使?女神?」

「頭空っぽで出た感想でしょうが、嬉しいのは嬉しいですね。とりあえず正気に戻りなさい!」(むにー)

「痛い痛い!どうしたの、ヨハンナその衣装?」

「バレンタインに2人っきりなんですからお洒落でもしようかと。どうです?似合ってます~?」

「どうしよう、今のヨハンナの美しさを称えるのに相応しい言葉が出てこない!多分俺にはマスターの資格がないんだ!」

「そこまで具体的な感想求めてないですよ!後、立香は立派にマスターやってますから自信持ちなさい!」

「ええ~っと、綺麗だよヨハンナ。今まで見てきたどんなサーヴァントよりもずっと。」

「ありがとうございます♪そーゆうのが欲しかったんですよ♪あっ、ちょっと失礼...」(クルッ)


(ヤバい、嬉しくてついついニヤニヤしちゃう!今ちょっと立香の顔まともに見れそうにない!)


~5分後~


「大丈夫、ヨハンナ?」

「だ、大丈夫です!もう大丈夫ですから!」

「それで、せっかくのバレンタインだけどどうする?皆ところには後で行くつもりだけど」

「ふっふっふ~♪駄目ですねぇ立香は!バレンタインですよ?だったらやることは1つじゃないですか?」

「え~っと...もしかして?」


「勿論!はい、こちら今年のバレンタインのチョコレートです!」

「待ってました!ありがとう!」


「た~だし、ただ食べさせてあげるのも勿体いないですよねぇ?」

「え?」

「ほらほら!こっち座って下さい!」(ポンポンッ)

「(こっちってベッドなんだけど大丈夫かなぁ?)」

「いいですか?今回は6個入りのチョコレートを用意しました!」

「嬉しい限りだね!」

「それでですね、せっかくのバレンタインですし...『あ~ん❤』して食べさせてあげますね♪」


「まだ目的1つ達成出来てないのでそこまでいただくわけには...」

「多分色々考えて断ってますよねぇ!何こんな時ばかり真面目ぶってんですか!」

「だって、そんな天国みたいなサービス受けるなんて幸せすぎるよぉ」

「ウダウダ言ってないで少しは甘えなさい!貴方は頑張りすぎなんですよ!ほら、頭ここに置いて下さい!」(お膝ポンポンッ)


~数分後 膝枕されてる藤丸~


「はい立香、3個目ですよ♪あ~ん❤」

「あーん...」(モグモグ)

「ふふっ♪素直にモグモグしてると可愛いですね、立香♪」(なでなで)

「(気持ちよすぎるけど、これ無限に恥ずかしいな!)」

「4個目行きますよ、あ~ん❤」

「あーん...」(モグモグ)

「今更ですけど美味しいですか?一応手作りなんですけど?」

「そりゃあ勿論美味しいよ?去年みたいな面白要素が無い感じだけど。」

「去年のチョコ蒸し返さないで下さい!あれだって舞い上がった結果なんですか!」

「あれも美味しかったから期待してたんだよね~♪」

「そーゆうのは先に言いなさい~!」(むにー)


「あ~あ、後2つですよ立香?あっという間ですね。」

「何かごめんね、色々させちゃって...」

「な~に馬鹿なこと言ってるんです?私が好きでやってるんですからそうゆうこと言わないように!」

「なんか名残惜しいなぁ」

「そう言ってくれるとありがたいですね♪」


「じゃあ立香、ちょっと目を閉じてもらっていいですか?」

「?」(パチッ)

「じゃあちょっと失礼してっと...」(片手で目を覆う)

「何か怖いけど、どうかし」

(ちゅっ❤)

「!!!」

「(ちゅむっ❤)好きですよ立香❤」

「~~~!!!」

「(顔真っ赤)っ!!どうですか立香!ヨハンナ様からのバレンタインですよ!」

「(呆然とした顔)」

「立香!り~つか!目を覚まして下さい!」(ぺちぺち)

「え~っと、これは一体?」

「言葉と行動で示したじゃないですか...告白したんです、貴方に」

「ちょっと待ってね...」


~数分後~


「そのぉ、立香?出来れば返事をいただけたらと思うんですけど...流石に恥ずかしいというか」

「ヨハンナ、最後の1個貰うよ?」

「えぇっ!(嘘!普通に食べちゃうの!もー私からはいらないってこと!)」


(ギュッ)

「俺も好きだよ、ヨハンナ!」

「ふえぇ!立香、一体何を!」

「最後の1個は、返事代わりに俺からお返しってことでどうかな?」

「うぅ...そーゆうとこズルいです立香は!急にドキドキさせてくるんですから!」

「あれ、駄目だった?」

「駄目じゃないです、よろしくお願いします...」

(ちゅっ❤)

「好きだよヨハンナ、これからもずっと一緒にいてほしい(ちゅっ❤)」

「んっ❤私だって一緒にいたいですよ立香(ちゅー❤)」

「皆には悪いけど、今日は他の部屋行けそうにないね」

「そうですか。では今日は私が立香を独り占めってことで!」

「これからもよろしくね、ヨハンナ!」

「こちらこそ絶対離さないですからね、立香...」


※この後滅茶苦茶らぶらぶはぁとした





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