聖夜
僕は夕飯の準備をして先生の帰りを待つ。ある程度の調理を終えて時計を確認する。そろそろ先生が帰って来る時間だ。僕は火を止めて、ソファに向かいそこに用意した衣装に着替える為、服とズボンを脱ぐ。そのタイミングで玄関から扉の開く音がする。
“ただいま”
そんな声がして足音が聞こえてくる。まずい早く着替えなきゃ。そう思った矢先、リビングの扉が開く。
“えっと……エレ”
先生に今の格好を見られたことで一気に顔に熱が集まるのを感じる。それと同時にもっと見て欲しいという気持ちも心の底で渦巻く。
「あ、あのこれはその今日はクリスマスだから、ぼ、僕が先生のサンタになろうかなって思って。ほらこの衣装見てよ」
僕はそう言いながらソファに置いてあるミニスカサンタの衣装を見せる。
“可愛い衣装だとは思うけど、暖房が付いてるとは言え身体が冷えちゃうから先に服を着ようかエレ”
先生はそう言いながら着ていたコートを僕の肩に掛けてくれる。先生が先ほどまで着ていたことと、パンツ姿だからこそ肌で直接先生の温もりを感じる。僕は着替え終わると、惜しみながらも先生にコートを脱ぎハンガーに掛ける。
「メリークリスマス先生。ご飯にします?お風呂にします?それともぼ・く?」
“折角エレが夕飯を作ってくれたんだから温かいうちに食べたいからご飯かな?”
「むぅ~」
僕は先生の答えを聞いて少し不機嫌になる。こういう時は僕を食べたい(意味深)って言うべきなのに、先生は食の方が大事なのか。いや作った方からすると温かいうちに食べてもらいたい気持ちはあるし、毎回美味しいと言ってくれるから作ってる側からすると、冥利に尽きるのだが……。僕は夕飯の準備を終え先生と一緒に食器を並べる。向かい合って食事するのはもう慣れたもので、この時間が心地よい。食事を終えると先生が食器洗いをしてくれる。僕がやろうとしても先生は“いつもエレが家のことを支えてくれてるから”と、先生が出来る時は先生の仕事になっている。食器を洗い終えた先生はお風呂へと向かう。先生が入ってすぐに僕も、脱衣所へ向かい服を脱ぐとお風呂に乱入する。ちょうど先生は身体を洗おうとしているところだった。
“ちょっとエレ!?”
「先生お背中流しますよ」
僕は先生に後ろから抱き着き、先生の手からスポンジを取ると背中を擦る。
「どうですか先生?痛かったりしませんか?」
“ちょうどいい力加減だよ”
「それは良かったです」
僕は先生の背中を洗い終わると先生の前へと移動する。
「次は前、失礼します」
“さ、流石に前は自分でやるから”
僕は先生の言葉を無視して、洗い始める。先生は視線を逸らしたけど、少しだけ僕の裸を見てくれた。それに嬉しさを感じつつもっと見て欲しいとも思ってしまう。そのまま先生の身体を隅々まで洗い、泡を洗い流す。
「さあ、先生も僕の背中を流してください。何なら前もやってください先生」
“流石に前は自分でやってよエレ”
僕は先生に背中を任せて前は仕方なく自分でやる。背中を任せる。こう言うとどこかカッコいいな。しばらくして、先生は背中を洗う手を止める。
“こっちは終ったよ”
「ありがとうございます。先に湯船に浸かっててください」
“一緒に入るつもりだったんだ……”
「そのために先生が帰って来るのを待ってたので」
僕は髪を洗いを終えると、先生の足の間に入り込み先生の身体に背中を預ける。温かいお湯が1日の疲れを癒してくれる。腰に先生の先生(隠語)が当たるも別に不快ではない。むしろ……いややめておこう。20分ほど湯船に浸かり一緒に上がる。僕はサンタ衣装を着直す。
「先生、僕もいい大人ですよいい加減手を出してくれませんか?大切に思ってくれているのは嬉しいですけど……僕はその先をシたいです」
僕は先生に抱き着いて先生の耳元で囁く。胸は自信は無いけれど、それ以外ならいいものをもっていると思う。僕はそのまま先生に触れるだけのキスをする。これで手を出してくれなかったら悔しいな。
“エレ……”
「ごめん先生も疲れてるよね。僕だけ一方的に欲しがったら迷惑……ん」
僕が謝罪を口にしていたところを先生のキスで封じられる。数秒のキスで僕の胸は暖かくなる。
“やめてって言ってもやめないから覚悟してよエレ”
先生は普段より低い声で僕にそう答える。その声を聴いただけで僕の下腹部が熱くなる。先生は僕をお姫様抱っこすると寝室へと向かう。まさかお姫様抱っこまでされるとは思っていなかった。先生は僕を優しくベッドに降ろし先生もベッドに座ると、再びキスをしてくる。今度はすぐに終わらず、長いキスで僕は酸素を求めて口を開くするとそこに先生の舌が入ってきて、僕の舌に絡める。快楽と幸福感で頭がいっぱいになる。そこで先生はキスをやめる。そして、先生は僕の胸を服越しに触る。触られるのは気持ちいいが、服越しのせいで少し物足りない。
「んぅ……先生直接触って……足りない」
僕がそう言うと、先生は僕を膝に座らせて僕の服に手を入れて胸を触る。自分でやる時とは違い大きな手で僕の控えめな胸が触られる。先生は最初は優しく触っていたけど、徐々に激しくなる。
「ひゃう………ん、気持ちぃ」
先生に胸を攻められてそれだけで、僕は絶頂する。普段はこんなに早く達することは無いのに。
“エレ可愛いね”
先生に身を預けていると、耳元で囁く。それだけで、僕の身体がピクリと跳ねる。
“こっちも攻めようか”
先生は僕のパンツの中に右手を入れる。女の自分とは違い、大きな手が僕の大事なところへと触れて水音を立てる。入り口を優しく撫でられる度に僕の身体は反応を示す。
「せんせぃ………もっと」
僕がそう言うと先生の指が僕の中に入って来て掻きまわす。それだけで視界がチカチカする。最初は優しく掻きまわしていたけどそれは徐々に激しさを増して再び絶頂する。絶頂の余韻に浸っていると、先生は僕の前に回り僕の濡れたパンツを脱がせるとスカートを捲り僕の股を舐める。初めての感覚にぞわぞわとする。先生の舌の感覚と僕の全身に駆け巡る快楽で僕の思考ははたらかずに、先生から与えられる快楽に身を委ねる。クチュクチュという、音と先生が僕のエッチな液を啜る音が僕を刺激する。
「ひゃ……ん、こんにゃの知らない……」
未知の快楽で僕の頭はいっぱいになる。先生は更に僕のあそこを刺激する。攻められすぎて僕の尿道は緩み始める。そういえば今日最後にトイレに行ったのはいつだっけ?そんなことを考えながらも、迫る限界に僕は慌てる。
「せ、先生!離れてください…んぅ、出ちゃいます」
“イっちゃっていいよエレ”
「違います……そっちじゃなくて、あぁ」
先生の舌で攻められた結果、僕の尿道が緩み先生に向けておしっこを出してしまう。
しゅいいぃぃぃ、じょろろろろろぉぉぉぉ
僕のおしっこは僕の股を舐めている先生の口の中にもそれなりに入る。お漏らしをすることは良くあることだから、今更気にすることではない。ただ、おしっこをかけることや飲まれるなんて初めてで恥かしさが優ってしまう。なんとかおしっこを止めようにも、一度出てしまったものは止まらないし、絶頂の余韻で止める力も入らないため、僕はお腹に溜まっていたおしっこを全部出してしまう。そしてその時に気が付く、僕は無意識に先生の頭を掴んで離れられないようにしていたことに。
「(いやいや、そんな僕が変態みたいな……確かに少し興奮したけど、少しだけだし)そ、その先生ごめんなさい汚いものを浴びせちゃって」
“大丈夫だよエレ”
先生はそう返答してくる。僕は先生のズボンに手を掛けて下着と一緒に引き下ろす。それによって前世では僕にもついていた男の象徴が露わになる。それは、興奮したことで大きくなっていて太さもそれなりにある。
「(これが僕の中に入るんだ……)やられっぱなしも嫌なので、ここからは僕が攻めです」
そう言って僕はそれに手をやって優しくこする。人のモノをヤルという初めての感覚にドキドキしながらも手を動かす。その度に先生のモノが反応する。徐々に先生も気持ちよくなって来て我慢汁が出てくる。そして、先生は射精する。勢いよく出されたそれは僕の顔にかかる独特な臭いが鼻につく。先生は僕にかかったそれを、ティッシュで拭きとる。残念だと思ってしまった。
「(それにしても先生のまだ大きいままだ……)」
僕は覚悟を決めて先生のモノを口に咥える。男の時には当然やったことのない行為に僕はドキドキしながら舌を動かす。
“ちょっとエレ”
「ん…じゅる、じゅる」
僕が舌を動かすたびに、口の中で先生のモノがビクビクと動く。先生が気持ちよくなってることに僕は嬉しくなる。
“出る……エレ離れれ”
先生はそう言うが僕はそのまま先生のモノを舌で舐める。そしてそのまま先生は僕の口の中に射精する。ドロッとした熱い液体が僕の口の中に溜まり、僕は先生のを離す。
“エレ吐き出すんだよ”
そう言いながら先生は僕にティッシュを差し出してくる。しかし僕は、それを受け取らず先生の出したものを飲み込む。喉を通るドロリとした液体。それを僕は美味しいと感じてしまう。
“え、エレ飲んじゃったの?大丈夫?”
「美味しかったですよ先生……それにしても、まだ収まらないんですね先生。僕のココもこんなになってますし来てください先生」
僕は濡れそぼったあそこを指で拡げて先生を誘惑する。先生は僕をベッドに優しく押し倒すと、アレを僕の入り口に宛がう。
“挿れるよエレ”
「はい」
先生の宣言に同意すると先生は僕の中に挿入していく。太くて大きいそれがゆっくりと、進んでいき僕の処女膜で止まる。
“行くよエレ”
先生の言葉に頷くと先生は僕の純潔を奪う。初めてによる痛みで僕は先生の背中に爪を立てる。視界もチカチカして、呼吸の仕方も忘れてしまうような感覚に襲われるも、先生に抱きしめられたことで少し落ち着きを取り戻して、呼吸を落ち着かせる。
“大丈夫エレ?きついならここでやめるけど”
「駄目です、最後までやってください。それに先生のを僕のナカに注いで欲しいんです。痛みも引いてきましたから、先生の好きに動いてください。その出来ればキスをしてください」
“ほんとエレは可愛いな”
先生は僕にキスをしながら腰を動かす。先生が動くたびに僕のナカが刺激されて、快楽と幸福感に頭が支配される。先生が動くスピードを変えて僕は何度目かの絶頂をする。
“エレ出そうだから一度”
「駄目…んっぅ、奥に注いで………先生のモノ全部僕の、ん中に」
先生が僕から抜こうとするも僕は先生を逃がさないように、脚を先生の腰に回してしっかりホールドする。抜けれなくして、先生にナカに出してもらう。お腹の内が熱くなり、僕の中で先生のモノが脈打つ。それに合わせて僕も何度目かの絶頂をする。そしてこれで3回目の射精のはずなのに僕の中にある先生は大きいままだ。
「先生……もっと来てください」
先生は僕の言葉に態勢を変えて僕を攻め立てる。後背位に体位が変わったことで先ほどよりも強く奥を刺激される。僕はそれによって潮を吹く。快楽による満足感は刺激されるものの僕は少し不満がある。
「先生の顔…くぅ、みれにゃいのひゃだぁ」
“なら、エレが上になってみる?”
先生の言葉に僕は少し考えて頷く。僕は力の入らない身体を何とか動かして先生を主に僕の体液で汚れたベッドに押し倒して先生の両手を握り、ゆっくりと腰を動かす。何度も絶頂してイキやすくなった僕の身体はそれだけで敏感に反応してしまう。しばらく自分のペースで動いていると先生が下から突き上げてくる。
「ひゃあぁ」
僕はそれだけで絶頂する。それに加えて、暖房が付いた部屋とは言え裸になってることで少し冷えた身体に溜まったおしっこが漏れ出る。
しゅいぃ……しゅい…じゅいいぃぃぃぃぃ
僕のおしっこは、先生の身体に当たる。先生にマーキングしちゃってるんだ僕。気持ち良さに僕が動けないでいると先生が繰り返し下から突いて来て、先生は僕のナカに再び出す。結合部からは先生の出したものが溢れ出す。
「(もったいないな……先生のが外に出てっちゃう)」
“一回休もうかエレ。水分補給もしないとだし”
「もっと先生とシたい……まだ、2時間しかしてないよ。性の6時間……ううん、それだけじゃ足りないからいっぱい愛して」
“そのためにも休憩が大事なんだよエレ。激しくしすぎたら翌日がツラいからね”
僕は先生にそう説得されて、少し休むことにする。先生が僕から抜いたことで、栓をなくして僕のナカに溜まっていた子種が少し流れ出る。先生は部屋に備え付けてある、小型冷蔵庫からペットボトルを二本取り出して、キャップを軽く開けた方を僕に渡す。手にもほぼ力が入らなくなってたから助かった。僕はペットボトルの中身をコクコクと飲み喉を潤す。思った以上に喉が渇いていたようで僕は小さなペットボトルの水を飲み干す。まだ少し足りないな。
“エレ、私のも飲むかい?”
「いいんですか?先生も喉が」
“エレの出したものを飲んじゃったからね”
そう言われて僕の顔に熱が集まる。あの時は興奮してて快楽になっていたが今になって恥ずかしくなってきてしまった。ただまたあの快楽を味わいたいと思ってしまってる自分が居る。僕は顔に集まった熱を冷ますように冷たい水を一気に飲み干す。
「先生、再開しましょう今すぐ」
“もう少し休憩をするんじゃなかったのエレ”
「時間は有限ですから」
僕はそう言って先生に襲い掛かるが、見事返り討ちにされて先生に抱きつぶされるのであった。しかしそれ以上に僕は、行為が終わった後綺麗なベッドで先生と寝たのに、そのベッドに世界地図を描いてしまい、恥ずかしい思いをすることになるのであった。