罰金刑ならぬ…
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───某日深夜、立香の自室にて。
「…あのさ、美遊」
「はい」
「なんでオレ押し倒されてるの?」
「今日、イリヤに性的な視線を向けましたよね?」
「向け……たけど、TPOは弁えたから…」
「駄目です。執行猶予なしの罰金刑ならぬ罰射精刑です。わたしのカラダでスッキリしてちゃんと反省してください」
「それただの役得……というか一応聞くけど、弁護士としてイリヤを呼ぶとかは…」
「却下します。非親告罪かつ裁量はわたしの独断ですから」
「めちゃくちゃだ!?」
美遊が転身状態のパワーを活かし、有無を言わさずズボンを下ろす。すると美遊の前に立香のイチモツが姿を現し、その威容を遠慮なく見せつけた。
「ああっ…♥ これ、やっぱりすごいよぉ…♥ …っ…♥ …こほん……こ、こんなにかっこよくておっきいチンポをイリヤに突きつけようとしてたんですね♥ 相手がお嫁さんだからって横暴過ぎです♥」
「誤解だよ美遊…。というか、美遊の方がよっぽどこれ欲しがってない?」
「気のせいです♥ とにかく、わたしがキンタマ空にしてあげますからそれで満足してください♥ …ちゅっ…♥」
───
情熱的な美遊の奉仕が立香を襲う。竿のみならず玉すら愛おしそうに舐めしゃぶり、雄臭を嗅いで蕩けた顔を晒す美遊。今の彼女を朔月の神稚児だと言っても、信じる者はいるまい。
程なくして、立香が美遊に口内射精する。
「んくっ♥ ごく♥ ごくっ♥ ごきゅッ♥ …ぷは、ぁっ…♥ …お兄ちゃんの遺伝子、濃いよぉ…♥ …はっ。…こほん、こんなに濃いザーメン溜めてイリヤに近づいた時点でマスターは重罪人です。刑は続行しますから覚悟してくださいね?」
「最後までやるつもり?」
「当然です」
美遊が、レオタードをずらして濡れそぼった秘処を見せる。…立香を誘っている。美遊はやる気だ。
「…マスターはわたしがザーメンヌいてあげないと、すぐイケメンチンポイリヤに向けるから…♥ だから、イリヤのためにわたしがいっぱい抱かれてあげます…♥」
───
「ぁあ゛ああッ♥♥ おにいちゃんのきょうあくチンポきたぁぁッッ♥♥♥」
「くっ…! 美遊のナカ、いつもキツキツだな…!」
「ぁあ゛っ♥ ぁっ♥♥ はぁんっ♥♥♥ これやっぱりすごいっ♥ わたしのおまんこお兄ちゃん専用にされちゃってる♥ “■■お兄ちゃん”忘れろって♥ 身も心もオレのものになれっていっぱい叫んでるぅっ♥」
「美遊…!」
「お兄ちゃん♥ そんなに叫ばなくてもわたしとっくにお兄ちゃんだけのものだから♥ わたしお兄ちゃんのサーヴァントだから、“■■お兄ちゃん”とバイバイして立香お兄ちゃんのお嫁さんになっても良いのっ♥♥♥」
「ッッッ!!! …美遊ッ! 好きだ! 愛してる!!!」
「うんっ♥ わたしも大好きっ♥ お兄ちゃんを世界で一番愛してるぅっ♥♥♥」
「ッッ!! 美遊うぅぅぅううッッッ!!!」
「ぁっ♥ お兄ちゃんの気持ちいのくるっ♥♥ お兄ちゃんのつよつよ遺伝子くる♥♥♥ いっぱいいっぱい入ってくるぅッ♥♥♥ ぁ゛あーーッ♥♥ あア゛ーーーッッ♥♥♥ あ゛ァァァあーッッッ♥♥♥♥♥」
立香の白濁が美遊の杯へと注がれる。それはカルデアにやってきた美遊が、元の世界にいるオリジナルの自分と違うことの証明だ。
「ッ……は、ァ……ぁ…。…やっぱり美遊好きだ…。イリヤとクロ共々絶対お嫁さんにしてやる…。元の世界の“お兄ちゃん”相手でも絶対離したくない…」
「〜〜〜ッッ♥♥♥ …もうっ、お兄ちゃんったら…♥ …ならお兄ちゃん、もっと来て♥ 神稚児製造子宮壊しちゃうくらいに抱いて、わたしのことお兄ちゃんだけのものにして♥♥♥」
「…美遊…!」
「あっ♥♥♥」
───恐らくだが……“■■お兄ちゃん”も、元の世界の美遊も、立香と美遊の抱えるものに気づくことはないだろう。
立香と美遊の関係。
立香から美遊に贈られた婚約指輪と結婚指輪の存在。
美遊が朔月でも衛宮でもエーデルフェルトでもなく『藤丸美遊』になっているという事実。
美遊にとっての“自室”が立香の部屋になっていること。
夜な夜な立香の部屋に響く、立香の愛と子種を求める美遊の喘ぎ声。
立香の精液と美遊達の愛液をたっぷりと染み込ませたベッドシーツの存在。
そして……世界を取り戻し、イリヤ達を伴って日常に帰還した立香がイリヤ達を妊娠させる未来。
それら全ては、元の世界に伝わらないのだ。
「いぃっ♥ おまんこずぽずぽされるのイイッ♥ お兄ちゃん好きっ♥♥ 世界で一番大好きぃッ♥♥♥」
───
「「お兄ちゃん!」」
「イリヤ、それにクロ!?」
『下手人はやっぱり美遊さんでしたか。サファイアちゃんがやけに妨害してくるからそうだとは思いましたけどー』
「…イリヤ達に見つかっちゃったね、お兄ちゃん…♥」
「ま、待ってくれイリヤ! クロも! オレははめられたんだ!!」
「わたしのおまんこにいっぱいハメハメしたのはお兄ちゃんだよ♥ もっとしよ♥」
「いや、イリヤ達も来たし流石にちょっと休憩を…」
「…『星天を照らせ地の朔月(ほしにねがいを)』♥」
「おぅふっ!?」
「気持ち良いよね、わたしの宝具腰振り♥ お兄ちゃんがいっぱいくれたザーメンで宝具を使ったんだよ♥ これで、何回でもらぶらぶセックスできるね♥♥♥」
「ちょ、ま…」
「あぁアアァアアンッ♥♥♥♥♥」
「「「美遊(ミユ)ー!?」」」
『……。…サファイアちゃん、あれまさか…』
『はい。姉さんの薬を拝借しました』
『やっぱり……それでもあんな素直になるなんて、ちょっと妬けちゃいますね』
『姉さん?』
『べっつにー?』