縫合のエネミー

繭から裁縫針が何本も突き出したような容姿の小さなエネミー。自身の身体を人間の死体に縫い付けて、人に扮して暮らしている。

異能：縫合

【意志を持たない物は自由に、意志を持つ者も同意さえあれば縫い合わせて一つの存在に出来る。一度縫合された物は本人以外は解除不可能。また一度でも縫合して完成した物体に、さらに縫合することは出来ない。発動条件は自分の身体の針を刺す事】

自身の異能をかなり気に入っており、常にこの力でどんな面白いことができるかと考えている。最近は無生物、人間やエネミーの亡骸で遊ぶのにも飽き、生きている存在で自分の異能を使うとどうなるかを探求している。

「おっと、この体もそろそろ限界か。人間って脆いよなぁ……気づけば腕がもげたり筋肉が剥がれたり……」

「やぁどうも、僕の名は伊縫 合道(イヌイ ヨシミチ)。しがないヤブ医者だよ。明日明後日に女になってたり子供になってても驚かないでくれ。"そういうもん"だから」

「治療料？そんなのタダで良いさ。ほら、こっちにおいで」