終末戦争“序章”
【時間軸の設定】原作の流れを一気に飛ばして最終戦争をイメージ、なのでキングも既に救出済みです。
【対立陣営】
政府VS麦わら大船団
黒ひげ海賊団VS赤髪海賊団
ガープコビー率いる精鋭VSキッド海賊団
【参戦予定】
クロスギルド(一番の不穏分子)
─────以下本編──────
此処は海軍本部“新マリンフォード”、海軍の総本山でありこの世の全ての正義を志す者が集う場所だ──、此処では常に海賊に対しての対策で海兵がしっちゃかめっちゃかになっているのだが本日はいつもの比ではない…何故なら──
【海軍本部元帥室】
「報告致します‼︎新世界、海賊島ハチノスにて四皇“黒ひげ”及び黒ひげ海賊団、そして“赤髪”及び赤髪海賊団がついに激突‼︎互いに激突まで秒読み段階かと‼︎」
そう、三大勢力の一つ“四皇”、その内二つの海賊団、黒ひげ海賊団と赤髪海賊団がついに激突、戦争が勃発したのだ、しかし事態それだけではない──
「報告‼︎四皇“麦わら”が遂に世界政府直轄の島に侵攻開始‼︎恐らくマリージョアに攻め込む為の足がかりにするものと思われます‼︎同じく“麦わら”の傘下の海賊達凡そ5600人‼︎そして元百獣海賊団の船員5000人‼︎総じて一万を超える海賊達が“麦わら”の元に集っております‼︎」
「どうやら本格的に世界政府を落とすつもりのようじゃのう…‼︎“道化”及びクロスギルドはどうなっちょる?」
「はっ‼︎クロスギルドは静観の体制を崩しておりません‼︎不気味なほどに静かに身を潜めており…」
「流石に元“海賊王”のクルーが率いる海賊団、流れに身を投じて動くほど間抜けじゃねェってことだな…どうする?サカさん俺が行ってクロスギルドの連中、潰してこようか?」【“海軍本部大将”緑牛】ドン!!
緑牛はクロスギルドへの牽制として自分が行きついでに潰してこようかと元帥サカズキに尋ねる
「いや、それには及ばん、上から“麦わら”を優先して潰せと言われちょる、海賊を潰す順番なんぞありゃせんが…麦わらは思想が思想、かつての敵をも吸収してみせた海賊、優先的に潰すのは賛成じゃ…‼︎」
「では戦力の分配は如何様に…?あっしら3人はいつでも何処へでも出撃できやすが…」【“海軍本部大将”藤虎】ドン‼︎
「二年前に始末し損ねたツケがこんな形になって帰ってくるとはねェ〜“五老星”は兎も角として…“天竜人”がやっかましくて仕方ねェよォ?」【“海軍本部大将”黄猿】ドン‼︎
見る者が見たら卒倒するであろうこの空間にはなんと三大将が全員揃っているのだ、すぐに出撃しない理由は今が分水嶺であると各々が理解している為、此処で戦力の対処を誤れば死に目を見るのはこちらだ、故に海軍は後手に回らざるを得ない、何故やら動いているのは何も四皇だけではない、個人の戦力では四皇の船長にも匹敵すると言う海賊団が一つ…つまり“ユースタス・キャプテンキッド”率いるキッド海賊団が爆速で動いているからだ、最悪の世代が此処に来て一気に時代を変えるべく秩序体制に牙を剥いたのだ。
「目的がはっきりしてる四皇達と違ってキッド達はこの海においてかなりの“ジョーカー”になるね…コイツらの動きによっては戦況が大きく変わるとみた方がいい」【“大参謀”つる】
「となると、今の我々が対処すべき海賊は“麦わら”と“キッド”だが…キッドの方は既に対処している」【海軍本部“大目付”センゴク】
「センゴクさん、対処している、とは今此処にいないガープさんと何か関係があるんですかいのう?」
「キッドにはガープ及びコビー大佐率いる精鋭達が向かった、それで対処は可能なはずだ」
「これでおれ達は“麦わら”だけにことを構えれる訳か…おれ達はいつでも行けるぜ」
「直ぐに出撃可能な海兵及び軍艦を全て“麦わら”に向かわせろ‼︎麦わらの一味ら此処で確実に潰す‼︎全面戦争じゃあ‼︎」
「なら私達はクロスギルドの意向を見張っておこう、なにせあっちには“道化”だけじゃなく“クロコダイル”と“鷹の目”がいる、全く厄介な勢力になったもんだよ」
「サカズキ…今回お前は…」
「センゴクさん、止めんでくださいや、今回ばっかりはわしもでる‼︎麦わらは確実に息の根を止めにゃならん‼︎」
「…分かった、その間の指揮は私がとっておこう、戦場に立てる程肉体は動かんが…まだまだ頭の方は現役なのでな」
海軍元帥及び三大将直々の出撃、そして最低限の戦力を残しほとんどの兵を“麦わら”に向けたこの戦争、果たして勝利するのは“秩序”か“混沌”か或いは──