終わらない██へ捧ぐ旋律

終わらない██へ捧ぐ旋律


あらすじ

ある日学校の元に大量のチケットと手紙とチラシが届く

チラシの内容はその界隈では有名な楽団がこの町にやってくるというもので、手紙には是非ともこの楽団の演奏を聞いてほしいのでこのチケットを送りましたという事が書かれていた

そして迎えた当日、楽団にたどり着くもなにやら何度も見て聞いているような感覚が………?



概要

楽団の施設は演奏が止まぬ限りループし続ける

君たちを招待した者と協力して、ループから抜け出す

そしてその為に必要な楽譜を探し出し、演奏者たちに叩き付ける


登場人物

アカガミ

学園にチケットを送りつけ、楽団へ招待した張本人。全ての事が終わり次第殴られる覚悟で送った

楽団の面々とはなにやら面識があるようで……?

見た目は魔法使い然とした服装と帽子に、赤い髪の男性

イグナイトは秘匿、アビリティは【混沌の落とし子(カオスチャイルド)】という名で、自分の心情に沿って動いた場合その行動や行動に関連するものを強化するというものと説明するが………?

アビリティの効果もあり、独自行動が多い

なんらかの後遺症で活動時間も短く、単独での実行は無理だと考え訓練校にチケットを送った

「どーもどーも、僕は君たちを楽団に招待した張本人にして、ループから抜け出させるための協力者」

「まぁ気軽にアカガミって呼んでね!!偽名だけど!!」

クラヴィーア

楽団の鍵盤楽器担当

見た目は長い黒髪の美人な女性

イグナイトは鍵盤楽器。アビリティは楽譜に応じた現象を引き起こすというもの。演奏の出来でその効果の強力さは可変する

イグナイトの形状はアコーディオンのみだったが、精神等の変容で鍵盤楽器であれば何にでもなるようになった

パイプオルガン(会場演奏)とアコーディオン(街頭演奏)を使い分けている

自由奔放

「ようこそ、控室へ。話は聞いてないが事情は察してるよ」

「……まぁいいだろう。私と飽き飽きしてきたんだ、この演奏には」

「良い結果をもたらすことを、期待してるよ」

クラヴィーアの肖像画

パーカッション

楽団の打楽器担当

見た目は紫髪の男性。だが女だ

イグナイトは打楽器。アビリティは楽譜に応じた現象を引き起こすというもの。演奏の出来でその効果の強力さは可変する。

イグナイトの形状はスネアドラムのみだったが、精神等の変容で打楽器であれば何にでもなるようになった

ティンパニ(会場演奏)とスネアドラム(街頭演奏)を使い分けている

常に不機嫌

「………話は聞いてるよ、まぁ座りな、渡すかはそれからだ」

「ハッキリ言ってあんたらは気に入らない、だけどウジウジウジウジ過去にすがり付いてるアイツの方が気に入らない」

「なら少しでも気に入ってる方に渡す。だから持ってけ、そんでもってアイツの悲観的な顔に叩きつけろ」

苛立つパーカッション

ホーン

楽団の管楽器担当

見た目は黒髪ツインテールの女の子。だが男だ

イグナイトは管楽器。アビリティは楽譜に応じた現象を引き起こすというもの。演奏の出来でその効果の強力さは可変する。

イグナイトの形状はバクパイプのみだったが、精神等の変容で管楽器であれば何にでもなるようになった

トロンボーン(会場演奏)とバグパイプ(街頭演奏)を使い分けている

気振り隊

「ごめんちょっと砂糖吐いてるから待って」

「チューナーは団長に恋心抱いていたけど、その思いを告げる前に団長が出奔してな」

「その団長が残した楽譜を完成させようと演奏した結果がこれだ。止めてくれること、期待するぞ」

気振るホーン

ストリングス

楽団の弦楽器担当

見た目は黒髪の男性

イグナイトはバイオリン。アビリティは楽譜に応じた現象を引き起こすというもの。演奏の出来でその効果の強力さは可変する

苦労人気質

「あー………早く団長帰って来ないかなぁ、演奏外での空気も悪いし、チューナーとはギスギスしてるし………あ、話は聞いてるよ、入って入って」

「そういえば、集めてる人の見た目とかアビリティとか聞ける?」

「………なるほどね、なら安心して託せるかな。君たちの奮闘を、応援するよ」

胸を押さえるストリングス

チューナー

現在の楽団の団長代理兼指揮者代理

見た目は黒髪の少女

イグナイトは音叉。アビリティは同意した者の楽器を即座に調整する。本来の団長兼指揮者がいたときは、その自由な旋律に対してすぐに合わせていた

今はその姿はなく、統制された旋律だけが響いている

「間もなく、演奏を開始します。スマートフォン、カメラ、携帯での録音や撮影はご遠慮くださいませ」

「ようこそ、お客様。ずいぶんとまぁ探し回ったもので」

不眠のチューナー

マエストロ

本来の団長にして指揮者。現在は行方不明

見た目はあまり記録・記憶に残っておらず、精々聞けるのが赤い髪だったいう話

彼、あるいは彼女がいたときは、あまりにも自由な演奏が響いていたとか

「………戻ってきたぞ、団員共」


イベントエリア・楽団施設

今回の公演が行われる移動型の施設。内部は大まかに『会場』『控室』『受付兼待合所』『入り口』の四つに分けられる

『会場』では演奏を聞くことが出来る

『控室』では楽団員に接触することが出来る

『受付兼待合所』では休憩することが出来る

『入り口』では外の様子を伺うことが出来る

ループについての詳細

団長が残した楽譜を楽団員それぞれが演奏したことにより発生。当初一ヶ月は気付かず放置されていたが、ある日休演した際に発覚

そこから他人を招いて同じ目に遭わせようとする者といっそのことと思いループを受け入れ時を過ごす者に分かれ

楽団も同じ曲ばっか演奏するの飽きたけど止めるのもなんかめんどくせぇなぁと思い惰性で続ける楽団員

さっさと終わらせて解放しろと思いつつも続ける矛盾を抱えた楽団員

本当にこれでいいのかと思いつつも口に出す勇気がない楽団員

いつか終わる時が来ると信じてこのループを続ける楽団員

これなら完成させられると思いループを続ける代理団長とで別れた

踏ん切りさえつけられるのなら、楽団員たちは演奏を止める覚悟を決めるだろう

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