支援SS 天崎紫苑の敗北懲罰
「…………ッ」
ズキズキと痛む体。先程の戦いで引き裂かれた忍服。白く細身な裸体は見せびらかすように晒されており、感情の起伏が薄い天崎紫苑でも強い羞恥を感じていた。
小ぶりな胸など見て楽しいのか紫苑は不思議になるが下卑た視線と野次が向けられていることに顔が熱くなってしまう。
(師匠……見ないで)
そんな情けない姿は紫苑を拾って育ててくれた前頭領も見ているはずだ。どう思われているか、どう見られているかを考えてしまえば寡黙な彼女でも泣きたくなってしまう。
そしてむろんこんな情けない姿を晒されるだけでは、敗北の代償が終わらないことも紫苑はよくわかっていた。
「あら近くで見ると本当にカワイイわぁ❤」
近付いてきて葉縁に微笑むくノ一。彼女がこれから紫苑に敗北の代償を与える役らしい。
何をされるのかと震える紫苑にくノ一はより一層笑みを深くすると、その靭やかな指先で紫苑の頬を撫でてくる。
他者に触れられる違和感にゾワリと鳥肌が立つ紫苑だが、今の彼女に抵抗は許されない。忍の掟は絶対。大会が終わるまで敗者は長い恥辱と苦痛に襲われるのだ。
「んッ……」
くノ一の手は頬を撫でるだけに飽き足らず、そのまま小ぶりな胸へと降りていく。ふにふにと揉みしだかれて思わず声が漏れてしまった。
「これからアナタが一人前のくノ一になれるよう房中術を教えてアゲル……まぁ、建前だけどね❤」
房中術……?と困惑を顕にする紫苑に対し、くノ一は徐ろに唇を近付けてきて
「んむぅぅッ!?んくッ……んんぅッ!!!」
強引に塞がれる紫苑の唇。同性同士のキスなんて想像もしていなかった紫苑は、反射的に藻掻いてしまうがくノ一はそれを許さない。いつの間にか紫苑の細く華奢な身体は完全に自由を奪われており、噛みつくことさえできなくなっていた。
「んちゅるッ……ひゃめ……んむぅッ!」
舌を逃がそうとしてもくノ一の巧みな舌捌きはそれも許さない。絡め取るように紫苑の舌は捕らえられ、グチュグチュと激しく唾液を掻き混ぜられていく。
「……ッッッ!んんッ……んぐッ……!?」
歯茎をなぞられれば紫苑の肩は震え上がり、絡め取られた舌を甘噛みされれば目尻に涙が溜まってしまう。
やだやだやだ……と思考が子供のように泣き喚くが強烈なレズキスはまだ終わらない。
(師匠……助け……)
掟も忘れて頭の中で前頭領に助けを求めてしまうが、当然状況は変わらない。一人前といえども14歳の少女でもある紫苑にとっては、どんなものでもキツイ責め苦だっただろう。
やがて数分もかけて続けられた深いキスが終える頃には、紫苑も完全に脱力してしまっていた。
「いや……もう、いやぁ…………」
感情の起伏が薄すとも嫌悪の気持ちはある。思わず吐き出してしまった弱音を前に、くノ一はより笑みを深くしていた。
「あらあら泣いちゃった?イイわぁ、とーってもカワイイ❤でも残念……まだまだこれからよぉ❤」
そう上機嫌に話すくノ一は紫苑の未熟さの残る身体を再び触り始めていく。撫でるようなものからわざと爪先で引っ掻くような動き。
さらにくノ一の後ろの机には様々な忍具が並べられていた。明らかに淫らなことに使われるであろうものから、紫苑の想像もつかない形をしたものまで。
「い、や……」
先程のキスはまだまだ序章なのだと理解させられて、紫苑は震え上がることしかできなかった。
こうして紫苑への罰である同性同士の痴態は大会が終わるまで中継されていく……