素ヨダナ、ガチでやらかす

素ヨダナ、ガチでやらかす

1番地雷の上でナートゥ踊らされたのスヨーダナ説

霊基異常if

素ヨダナがガチの機構になります。いつもの明るいヨダナはほとんど出ません。あと一応前スレにあげた「狂化特異点」と関連あるけど、読まなくても多分読める。



マスターの独白(アルジュナオルタ編)


事の発端?ほんとになんだったんだろうね

いつも通り周回に連れていこうとしたら既にこの状態だった。

雰囲気もガラッと変わってて…なんていうの?ほら、いつもはさ、明るくて騒がしくて…いや、違うな。人間味…っていうの?なんか、そんなものが完全抜け切っている感じだった。

最初の頃のスヨーダナの方が全然マシ。というか、比にならない。本当に機械だった。

「え、あ、ドゥリーヨダナ??」

「…発見。生存する人類と記録。」

「え?」

「当記録を元にスキャン開始…終了。深刻な事態と推測。現在生存する人口が規定の人口を大きく下回っている。緊急連絡、当機構から該当神へ…失敗。緊急事態と判断。記録及び規則より一時的に第2権限を神々から該当する者に委譲する…成功。次いで当機構の停止及び人口増加機構の起動を推奨」

あ、これヤバイ方の霊基異常だ。

もう、なんて言うか。分かりやすいって言うか。

とにかくそのままダヴィンチちゃんのところに向かったよ。直ぐに。そう、ドゥリーヨダナを連れてね。途中他のサーヴァントに見られたけど、みんな驚いた顔してたね。それぐらい分かりやすい霊基異常だったから。

え?驚いてたのは私の切羽詰まった顔の方?うーん、そうなのか…。

ま、まあ。そのまま直ぐに診てもらったんだけど…。

結果としては、霊基異常で間違いは無かった。でも、治すことは出来なかった。

あ!違うからね!時間の経過が必要なタイプだったってことだから。

現に今はピンピンしてるでしょ?

あ、うん。話戻すね。

原因は…うーん。多分前に行った特異点じゃないかって、ダヴィンチちゃんは言ってた。ほら、ドゥリーヨダナが、特異点側で機構になりかけてたやつ。あの時の干渉が今になって響いたみたいで…。

だから、時間の経過が必要だったんだけど、あまりに見ていられなくて…。

うん、だから、もしかしたら彼の言うことなら聞いてくれるかも、って思ったんだ。思ったんだけどね…。


「…で、見ての通り…」

「…」

「ドゥリーヨダナー?ほら、アルジュナオルタだよー?パーンダヴァ五王子の1人だよー」

「記録…認証失敗。当機構に”アルジュナオルタ”は記録されていません。同期…記録開始…成功。当機構に”アルジュナオルタ”を記録。スキャン…成功。該当する神と同一又は同等の人格を所有。認証…失敗。該当者は当機構を使用する権限が認められていません。」

「こまったな…ほんとにどうしよう…」

「これは…一体…」


結果的には、駄目だった。

ドゥリーヨダナ曰く、同位体に近い存在ではあるが、この世界にいる神そのものでは無いので使用不可、らしい。

ジュナオは、ドゥリーヨダナの姿を見てかなりショックだったみたい。最初は第3再臨できてたから、わざわざ第1まで戻したりして、どうにかしようとしてた。でも、駄目だった。「該当しない」の一点張り。

結局ジュナオは「力になれず申し訳ない」って言ってそのままスヨーダナのところに行ったよ。うん…本当にショックだったのか浮遊しすぎて天井に頭ぶつけてた。

いや、ジュナオに関しては本当に私が悪かった。どうしても、ドゥリーヨダナの姿を見てられなくて、どうにかしなくちゃって気持ちが先々いってた。

…うん。ありがとう。



独白(スヨーダナ編)


あの後?あー、うん。大変なことがあったよ。

えぇと、そう、ジュナオが戻って行ったあと、とりあえず元に戻るまでは私の部屋にいてもらったよ。

え?ドキドキしたかって?うーん、ときめく以前に気味が悪かった。騒ぎもせず、あくびもせず、表情1つ変えずにずっと椅子に座って同じ体勢。本当に機械がスリープモードに入ったみたいに、目はずっと閉じてたね。黙ってればかっこいい、なんて言われてるけど、あれは嫌だなぁ。うん、いつものドゥリーヨダナがいい。

あ、そうそう。スヨーダナだったね。

ジュナオが去って、割とすぐだったかな?スヨーダナがカチコ…じゃなくて、訪れてきたんだ。

「ちちう…じゃなくて、アルジュナオルタの様子がおかしい。マスター、なにかしたか?」

って。

まあ、したといったらしたから、ちょっとぼかしつつもホントの事言おうかなーって思ってたら、スヨーダナがいきなりガチのトーンで「マスター、そこに何が居る?」って聞いてきたからちょっとゾッとした。

仕方がないから中に入ってもらって、ドゥリーヨダナの様子を診てもらったんだ。


「じゃあ、これは霊基異常なのだな?」

「うん…」

「ふん、つまらん。こちらの世界の俺たち(これ)はもっと自由な男でなくては、な!」

「…スキャン開始…終了。個体名「スヨーダナ」、当機構と同位体と認識」

「…不愉快だな。その機械のような口調は貴様に合わん」

「当機構より同位体スヨーダナに提案」

「ん?」


「現在、この地点は当機構の起動に十分な基準を満たしておらず、また、当機構の同位体を複数観測。よって当機構は不要であり処分すべきと判断。当機構の半永久的な停止及び処理を提あ__。」

その言葉を遮るように、ドゴォォン!!って爆発音がした。最後のほうのセリフは聞き取れなかったけど…まあ、何を言おうとしてるかはわかったよ。うん、スヨーダナがガチギレしてた。しっぽが凄い勢いで壁を叩きつけた。そう、今も半壊してるところ。

「『不要』…?貴様、今不要と言ったか?」

「?!す、スヨーダナさん??落ち、落ちついて??」

「貴様!俺たち(これ)の持ちえないものを、あれだけ持っていて!!あれ程兄弟から慕われ、宿敵が居て、友がいて、例え俺たち(これ)のような有り得ざる未来を見られても受け入れられるこの場に居て!それでなお自分は不要だと?!貴様のそれは強欲では無い!貴様らしくもない高慢さだ!貴様は身内までも切り捨てるほど堕ちたのか?!…あ゛ぁ!!腹が立つ!!腸が煮えくり返りそうだ!」

「スヨーダ」

「帰る!マスター、そいつの口なんぞ縫い付けておけ!!あぁ、不愉快だ!反吐が出る!!絶対他の奴らに見せるなよ!」


ってな感じでガチギレしながら帰ってったな。

うん、あんなに切れてるのは初めて見たかも。その後はシュミレーターにずっと引きこもってたみたい。随分暴れ回ってたらしく、シュミレーター内は焼け野原だった、ってさ。

一方のドゥリーヨダナは、うん、何も気にしてなかった。提案が断られたのが分かっても全く顔色1つ変えなかった。私の方が泣きそうになったよ…。




「だからこいつらわし様の口にカレー放り込もうとしてるわけ?!?!」

「そうかもねー」

「いや止めて!もうわし様腹いっぱい!」

「ほら…まだ食べなさい…お腹いっぱいになるまで…」

「もう腹一杯だと言っておろうが!!」

「おい、さっさと食べろ!それがおわったら俺たち(これ)とシュミレーター行くぞ」

「いやわし様病み上が」

「マスター!!ユユツさんが猛スピードでこちらに向かってくると!」

「なんで?!?!」

「あ、そういえばユユツもドゥリーヨダナの姿みてガチギレしてインドの神霊サーヴァントと大喧嘩してたよ」

「それ多分喧嘩じゃないくて殺し合いだなぁ?!」

「追加連絡です!どうやらドゥフシャーサナさん、ヴィカルナさんも向かってるみたいです!」

「あー…2人はずっと縋り付いてたよ。ドゥリーヨダナったら、弟のこと視界に入ってないみたいな反応するから、ドゥフシャーサナがひどく傷付いてたんだから。ヴィカルナも今まで見たことない顔してた」

「というかマスター!全く隠せてないではないか?!全員にバレてるではないか!!」

「だって皆『ドゥリーヨダナは何処にいる?』って探してくる…」

「兄貴ぃいぃぃ!!」

「兄さぁあぁぁん!!」

「ドゥリーヨダナァァァ!!」

「まて、この状態で突撃はやばぐはあぁぁ!!」


こうして、ジュナオ&アルジュナ特製激辛カレーに顔からドボンし、ドゥリーヨダナの悲鳴が艦内に響き渡った。





ジュナオ

いつも明るい奴がまさか人格ごと消失するとは

まさか、この人は元の世界でも、神の意思ひとつでこうなったのでは?

…え?スヨーダナもこうなる未来ある?

…霊基異常が治ったらカレーをご馳走しよう


スヨーダナ

ふーん、面白くない。これと違ってお前は生まれた時から皆から好かれていた。そんなお前にこれよりも機構であることを望まれた姿は似合わん。…おい、今不要といったか?俺の目の前で?誰よりも人間であるお前は望まれているのに?一時機構に堕ちた程度で皆がお前を不要だと言うわけなかろう巫山戯んなツラ貸せ


ユユツ

…は?(なんでなんでなんで少なくても汎人類史ではドゥリーヨダナは人間だったのに、人間として死んだのに!唯一の光をどうして黒く染めたのだ!機構としての機能が目覚めること無かった男がどうして誰よりも機構として成り立っているのか!巫山戯るな、誰だ、誰だ誰だ誰だ!分かった神だなオーケーぶっ○す )


弟と妹

違うだろ…兄貴がこうなるのは。ここにいる誰よりも人として死んだ兄貴がこうなるのは、違うだろ

(ドゥフシャーサナは一周まわってぽろぽろ涙零す。ヴィカルナは目かっぴらいてじっ…とドゥリーヨダナ見てる。妹は酷い顔してドゥリーヨダナの顔に触れてる)

妹もこの後タックルして再びカレーに顔ドボンさせる。


アルジュナ

貴方は悪。それにかわりはありませんが、だからといってその姿が望まれているわけではありません。さっさと戻って、マスターに迷惑をかけたことを謝りなさい。(カレーを用意しながら)


ヨダナ・オルタ

ん…汎人類史の…お前には、似合わんな…

お前に…1番近い俺が…代わりに…?なれないな…すまない…

(汎人類史のお前が機構であるのは似合わん。どれ、俺が代わりにその機構である機能を譲り受けよう。なに、元々近い存在だから、大丈夫…あれ?出来ない…?…すまない…)


ヴァスシェーナ

きっっっっしょ!!嫌悪感やばい!あれが俺の末路になるの?!?!え?あれがやばいだけ?うーん、確かに。




まじで接近禁止命令出された人


ビーマ

巫山戯るな(クソ重)

ぶん殴って治してやろう(野蛮)としたけどいざ本人をみて殺意(どす黒い)しか湧かなくなった。徹底的に潰しにかかる。


アシュヴァッターマン

…返事がない。ただの屍のようだ。

旦那を見た瞬間顔が真っ青になってやばかった。マスターの前だから耐えたけど1人なら多分吐いてた。


カルナ

凄い顔してる(ジナコ曰く)

しばらく壁やものによくぶつかる姿が見られる

「お前は誰だ」と機構に聞いてしまい「当機構に名は無い」「違う、あるだろう」「…失敗、当機構に該当する名を発見出来ない」と返されドゥリーヨダナの人格が完全に消されていると察知し曇る。


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