紅葉

紅葉


アクアに連れられサイクリングをした。着いた場所は真っ赤に染まった紅葉が見渡せるきれいな場所だった。

かな「綺麗ね…」

アクア「だろ?」

かな「よくこの場所知ってたわね。」

アクア「今日有馬と行くためにたくさん調べたからな。」

『私と行くために』このセリフが嬉しくて緩む口元を隠しながらベンチに座る。

アクア「飲むか?」

と一本のスポーツドリンクを手渡してきた。受け取ろうとしたが間接キスになるのが何か照れくさくて断る。

アクア「そうか。」

そう言い断るだろうなと予想したような顔しながらアクアは私の隣に座る。

かな(私が照れてるのに…この男は…)

と一方的に悔しくなった。このままだと負けた気がするので水分をもらうことにした。

かな「やっぱりちょうだい。」

アクア「ん。どう…」

アクアの言葉はキスをして途中で遮ってやった。

かな「ありがとう、潤ったわ。」

アクア「…顔真っ赤にして言うセリフじゃねぇよ。」

かな「あんたこそ。」

そして再びキスをした。紅葉より真っ赤な顔した2人がそこにいた。

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