第2次世界大戦中の大日本帝国の一幕
「これより、万歳突撃を行う。総員覚悟せよ!」
俺達より幼い少女が俺たちに通達した。
彼女は現人神...確か欧米とかでは魔法少女と呼ばれている存在の一人だ。
彼女の権能は『鼓舞』彼女の行うことに賛同し共に同じことをすることで俺達にも現人神様の力をある程度付与され、弾丸を数発喰らっても死ななくなる。
「それでは総員。突撃ー!万歳~!」
『万歳~!』
彼女の掛け声に合わせ、俺達も掛け声を出すことで俺たちは強化され、一気に米兵どもに走る速度が上がった
「現人神様よりも俺たちの方が歳は上なんだ。なら、女子どもを守るのが日本男児だ!総員、現人神様よりも早く走り、にっくき鬼畜米兵どもを一掃するぞ!」
『おぉ~!』
「ぐあっ」「ぐぎゃ!」
いくら強化されても現人神様ほどは強くない。一人、また一人と倒れていく。
されども奴らの陣地にたどり着いて暴れている者もいる。
「ごふっ」
くそ、あいつらの弾丸が致命傷に当たっちまった。
けれど、こんな俺でもまだできることぐらいはある。
俺は両手に一つづつ持った手榴弾のピンを抜きながら、あいつらに向かって走る
「天皇陛下!現人神様!万歳!」
そして、両手に一つづつ持った手榴弾が爆発した
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彼らの万歳突撃は弾丸を打ち込んでもすぐに死なず、走ってきて、時には片目が吹き飛んだ者、腕が吹き飛んだ者も走って来たことから、米兵たちからは『悪魔の行進』とも呼ばれていた。