第二節 ビルの周辺に邪気アリ
稲生・紅衣・メメ・虎屋のスレ主前回メメの拠点である「iプロダクションそれなりにタカイビル」へ向かった一行だったが...
まさにそこは見るからに地獄...という訳でもないがある意味では地獄であった
『しっかりしてください 先輩!』
頭痛に悩まされているとカワキさんが説明を始めた
元はここは荒野だったらしく『陛下と叔母さまが戦闘の結果作った荒野』なんだそうだ。ちなみに陛下は不完全な若い状態であり 叔母さまはあまり好戦的ではないため膠着気味であった
なぜか増える虚たち 消耗する両軍...離反する陛下の息子 度重なる戦闘の果てに世界は疲れ果てていた
そんな中でメメは適当に仲良くなったサーヴァントをカルデア式の電気を魔力に変換する方法でこの荒野に違法建築を開始したのだ。
虚たちは霊力を電気に変換しその電気を魔力に変えるというすごくロスが多い方法だが宝具などによる建築とその後に地道に建築することで無理やりに街を打ち立てたらしい。
『さて 私たちがすべきことは何か... それはトップアイドルになることだ』
『先輩...カワキさんがエリザベートさんのようなことを言い始めてしまいました!』
というのも疲弊しきった全ての軍は「いっそ民主主義的にトップを決めよう」となったらしく...『最も人気な完全無欠のアイドル』を王にしようとしたのだ。
今はせっせとそれぞれ『陛下』『叔母様』『息子』を擁立してアイドルとして育てているらしく決戦は近い。
そしてメメのiプロダクションは今その決戦に向かうべく組織内でトップアイドルを決めている最中なのだった。
『という訳でカルデアのマスター 君を専属プロデューサーとしてコンビを組ませてほしい』
『なるほどねぇ...マスターくんのマネジメント力を頼りたかったわけか』
ダヴィンチちゃんはカワキさんを見た後納得したようにウンウンと唸った
『実際トップを狙える実力もあるだろうし...特異点解決のためにも彼女と協力するのはいい考えだね!』
ダヴィンチちゃんのお墨付きである。
『話は終わりましたかなマスター殿?ちょっと社長に一度会ってもらえますかな』
メメが話しかけてきて我々一行はその場から移動しビルの最上階へ向かった
『弟よ...お前は本当に"ソレ"を信用するのか』
『マスター殿はそんなに怪しくは無いと自分は思うでござるよ兄者』『...まぁ良い』
開口から不穏であったがなんだかんだつつがなくアイドルとして登録が出来た
ちなみにこの後はミッションでいろんなサーヴァントのアイドルグループを倒すはめになった一行だった
例:フランス組 エリちゃん軍団 チーム忍者などなど
余談:メメは基本語尾が安定しない 忍殺やナルトなど忍者っぽいものを色々なものを引用しているためである