ギルドハウス十日町から始まった「つながり」
えはらまさふみ働き方の選択肢がどんどん広がってきている今
移動しながら働く。略して「移働」。
僕はこのライフスタイルが何となく面白そうだと感じ、2017年7月に「全国ときどき移働協会」を立ち上げ、1か月~2か月に1度のペースで、全国の面白そうなコミュニティに、少なくとも2~4日は滞在して、もちろん自分の仕事もするのですが、そこの暮らしに特別何か期待するわけではなく入り込んでみて、そのコミュニティの運営者やメンバーと交流して、つながる、という活動をしています。
あ、申し遅れました、ワタクシ、長野県佐久市と言うところで、コワーキングなどを運営している江原政文(えはらまさふみ)というものです。どうぞよろしくお願いします。
さて、なぜこんな「移働」なんていう活動をしているのか?といえば、正直始めた当初は、直観的にこの生き方面白そう!という程度だったのです。でも、1年半活動をし続けてみて「移働」はこれからのローカルにとって、良い効果をもたらしてくれると感じ始めています。
それはどういう効果かというと、移働には
「地方のコミュニティとコミュニティを繋ぎ、お互いより楽しく豊かに生きることを、地域を越えて共創することができる可能性を含んでいる」
ということです。
リモートワークやテレワークなど、場所を選ばず自由には働く新しい働き方がいま徐々に広まっていますし、移働もそのカテゴリーの中に含まれる一つの働き方ではありますが、あえてリモートワークなどと区別するならば、上述したような効果を含んでいるということです。
そして、その移働の活動の中でギルドハウス十日町やハルさんと出会ったわけですが、その出会いは、昨年のアドベントカレンダーにゆだねて、今回は2018年のハルさんとの体験を中心に書き進めたいと思います。2018年も移働を通じていろんな体験をしましたが、ハルさんとの体験に、上述したような移働の効果を実体験として気づせてもらいました。
※昨年はこんなことをアドベントカレンダーに書いてました。
https://telegra.ph/%E3%81%95%E3%81%8F%E3%82%AE%E3%83%AB%E3%83%89-12-21
ハルさんが長野県佐久市へやってきてくれた
で、2018年8月お盆明け。
ハルさんからの突然のメッセージ。「8月末、佐久に遊びに行きます。」
なんとギルドマスターであるハルさんが、僕の地元佐久に遊びに来てくれるというのです。しかも一週間近くも滞在してくれるとのこと。超突然の展開でしたが(笑)せっかくなので、佐久のいろんなコミュニティの人とも交流してほしいと思い、いろいろとイベント化させていただきました。その中でも、一番集まってくれたイベントが
僕の運営するコワーキング『iitoco!!』と、
今回のハルさんの滞在先『ゲストハウス&シェアハウス柏屋旅館』と、
信州古民家再生プロジェクト、通称『コミサイ』という、決して古民家をバリバリに再生しているわけではないのですが(笑)古民家を切り口に長野県東信地域の人たちがわんさか集まっているコミュニティ
の3団体で共同主催してみました。
タイトルこそちょっと過激にしてみましたが、要は、ハルさんがギルドハウス十日町を立ち上げたことや、コンセプト、そして今後の展開などについて講演していただいて、その後は集まった参加者での交流会という名の飲み会をしてみたわけです。
やはり、ギルドハウス十日町というと、ゲストハウスを運営している人や、古民家を何かしら再生して活用している人、これからギルドハウスのようなことをやりたいと思っている人には有名で、佐久地域に関わらず、いろんなところから人が集まってくれて、大変盛り上がりました。そしてまた、後日、今古民家があってそれを活用したいと思っていた参加者の方から、ハルさんのようなことを始めます!的な熱のこもったメッセージもいただけました。
これからローカルに生きていくために必要な”つながり”をつくる「移働」
こういったことを受けて、ハルさんってやっぱりすごいなーと思いつつも、こうやってハルさんのコンセプトに共感した人たちが、全国にギルドハウス的なものを開いていけば、ある意味地域を超えてコミュニティが形成されていきますよね。これって、これからのローカルに住む人間にとってはすごくプラスのことだと個人的に思っているんです。
冒頭、移働には「地方のコミュニティとコミュニティを繋ぎ、お互いより楽しく豊かに生きることを、地域を越えて共創することができる可能性を含んでいる」ということを書きましたが、
ギルドハウス十日町に、僕がたまたま移働してハルさんと出会って、それで今度はハルさんが佐久に遊びに来てくれて、さらにはいろんな人とハルさんがつながって、中にはギルドハウスのような古民家活用をしようと思う人が現れてきたわけです。
まさに、地域を超えた共創だと思うんですよね。このつながりは決して競合しないと思うし、このつながりが、きっとこの先ローカルを豊かにしていってくれると思うんです。そのつながりを創るのがまさしく『移働』という働き方なのです。
つながりは、さらに、つながりを呼ぶ
さて、ハルさんが佐久に来てくれたその後も、ギルドハウスの住人・元住人という皆さんが佐久に遊びに来てくれたり、佐久の人たちがギルドハウスに遊びに行ったりと交流が起こっているようですし、上述イベントを一緒に企画した「コミサイ」では、来年みんなでギルドハウス十日町を訪れる企画を考える企画「コミサイvol.33 新年 \ \ 行く計/ / @柏屋唐松」を予定していたりと、まだまだ、つながりが広がっていきそうです。移働していて、そして、今回の企画をしてみて、良かったなと思う瞬間です。今後もどんな広がりを見せていってくれるか、楽しみです。
つながりを作ってくれたハルさんに感謝を込めて、ハルさんの佐久でのショットを張っておきます。素敵な笑顔です!
佐久に来てくれてありがとうございました!2019年もどうぞよろしくお願いいたします。