私の自慢の先輩

私の自慢の先輩


 グエル先輩は私達ジェターク寮生にとって自慢の先輩だ


………寮生の中にはグエル先輩が戻って来てから変わったと言う寮生もいるがあの人との付き合いが長い寮生にとっては今のグエル先輩は何にも変わっていない


……エラン·ケレス…彼の事も信用はしきれないけどでも…彼のおかげで私達はグエル先輩の苦しみを支えることが出来たんだとそう思っている



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私がその時ダリルバルデの整備士をしに格納庫に行ったのはただの偶然だ。

グエル先輩は例え自分が辛い時でも誰かのために走り抜けてしまえる人だから…私達が着いていくことを許されなくてもあの人を守れるように…そう思っただけだった。

銃声が聞こえた瞬間背筋がゾッと逆立ちすぐに走り出していた

目に入ったのは血の海の中倒れているグエル先輩ともう一人のエラン·ケレスと半狂乱で未だに銃を先輩に向けている女の子


何も考えられなかった…考える余裕なんてなかった、ただただ必死でグエル先輩が死んでしまうと思うと自然に身体がグエル先輩の前に出ていた。

撃たれたと感じたのはすぐででも倒れて意識を失う直前グエル先輩に駆け寄るエラン·ケレスが見えて…彼に任せていればグエル先輩は助かる…そう思って私は意識を手放した

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