私だけが楽しいクロスオーバー

私だけが楽しいクロスオーバー


完全俺得クロスオーバー!!

良い子五つ子×Fate

つっても長男と三男だけですけど…他の子は思いつかんくて……


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「ああ、なんて事だろうねマスター」


稚くかわいらしい見目の少女のような少年が踊るように男を見上げ、歌うように口を開く


「大人になるまで“わたし達”を知らないだなんて……

なんて悲しいことだろう。なんて寂しいことだろう。

“わたし達”は誰にだって寄り添っているはずの物なのに。それを与えられずに大人になってしまっただなんて」


はるか上にある男の、その困惑した大人の、子供でいられなかった彼の、顔へと手を伸ばす

戸惑いながら膝を折った男の顔に触れる。顔の輪郭をなぞり、バイザーを外し、その下の傷痕を撫でる

優しい人。子供の伸ばした手に躊躇なく膝を折れる人

“わたし達”は、そんなあなたのサーヴァント。だからね、


「大丈夫だよ、マスター。大丈夫

“わたし達”はいつだって、いつまでだって、あなたの味方だよ」


【いつだって“それ”は子供に寄り添う“物”】


「“わたし達”はキャスター、ナーサリーライム。

あなたの望み(ねがい)を叶えましょう」


────

「腹が立つぜ!ああ腹が立つ!!」


目の前の人は何故だかずっと怒っている

血みたいな髪がそれでも綺麗で、金色の目がプリンのように光り輝いている


「何故怒らねぇ!何故腹を立てねぇ!何故声を上げねぇ!!

なんで黙っている!なにを受け入れている!てめぇは!怒るべきだろうが!!」


……その通りだ。その通りなのだろう

あの人の所業に私は怒り、憤り、泣き喚き抗うべきなのだろう

──けれど。抵抗も、悲鳴も、懇願も、あの人の前では無意味だったのだ

一つ何かを諦める都度に。一つ何かに絶望する都度に。私の体は私のものでなくなっていった

いつの間にか私の顔は何も映さなくなり、いつの間にか私の肌は何も得ることが出来なくなり、いつの間にか私の舌は何も感じることが出来なくなっていた


「あ゙あ゙腹が立つぜ!てめぇにそんな顔をさせる奴が!てめぇをそんな風にした運命って奴が!」


そして、そうして…そうだ。いしつか、私は心すらも麻痺していたのだ

怒る。怒る。目の前の人は、激しく燃え盛るような怒りを見せた

何も感じとれなくなった私にすら分かるような光炎の瞳が私の身体を貫いた


「怒れ!怒れ!声を上げろ!腹を立てろ!てめぇが生きてるってんなら、今がそれを証明すべき時だ!」


【代わりに怒りに来たんだよ】


「サーヴァントアーチャー、アシュヴァッターマン!

我が身は怒りの化身!この身が燃え尽きるまで怒り続ける劫火でありあんたの武器だ!

さあ、暴れようぜマスター!!」


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他の兄弟は思いつかなかった!誰がいいだろう…

詳しく思いつかなかったんだけどセルは頼光さんで【親ごっこ】とか闇深くていいんじゃいかな!

あとファーミンさんは裏スレで「殺生院ファーミン」呼ばわりされてたのがツボってしまって…多分もっと他に合う鯖居るはずなんだけどそれ以外に思いつかなくなっちゃった……

ナーサリーライムはマスターによって見た目が変わるサーヴァントなので、このナーサリーは幼少ドゥウムの姿をしています。あ、でも弟たちの誰かでもいいかもしれない

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