神木家と高校文化祭

神木家と高校文化祭



ヒカル(サングラス帽子)「息子と娘の文化祭…楽しみだね」


アイ(帽子+メガネ)「そうだよねー

まず私達自身文化祭楽しんだ覚えが無いし」


ヒカル(サングラス帽子)「だね。人生初めての文化祭を楽しもう、アイ」


アイ(帽子メガネ)「エスコート、お願いねヒカル」


ヒカル(サングラス帽子)「もちろんだとも…あ、ルビー!お父さんだよー!!」


アイ(帽子メガネ)「ママもいるよー!!」


ルビー(知らない人知らない人。なんか2人だけの空間展開してるけど知らない人!)


フリル「……アイさんと、ヒカルさん…?よく似てるねルビー」


ルビー「いやー…あははは…」


ヒカル「ルビー、無視しないでくれよ(サングラス外し)」


ルビー「何外してんの⁈」


アイ「ママとパパ、お忍びで来たから案内して♪」


ルビー「ママもなんで変装解くの⁈」


アクア「あ、父さんと母さんだ。逃げるか」

ーーー

アクア「もう高校生だと親といっしょに回るなんてしないんだよ!」←捕まった

アイ「そっか…そうだったんだね…ごめんね…アクア…」

アクア「母さん?」

ヒカル「僕達、親がいないも同然だったから分からなかったんだ…知らないうちにアクアを傷つけてしまってたみたいだね…」

アクア「父さん!?」

アイ「今日知れて良かった…あれ?涙が…」

アクア「ちょっと!?演技だよね!?こんなところ見られたら…」

A「声荒わてたけどアクア君どうしたの?(ヒソヒソ)」

K「なんでもアクアがご両親泣かせたそうよ(ヒソヒソ)」

M「アクたんそんなことしたの?可哀想…(ヒソヒソ)」

T「俺の父さん泣かせるなんて絶望しかねぇよ(ヒソヒソ)」

アクア「ほら誤解され…事情知ってる知り合いばっかじゃねぇか!」

ヒカル「大丈夫かい?アイ」

アイ「ありがとうヒカル、もう平気…でも帰った方がいいね…」

ヒカル「そうだね…アクアにこれ以上迷惑かける前にそうしようか…ごめんねアクア…」

アクア「分かったから!俺が悪かった!案内するから!家族4人でいっしょに回ろう!」

ヒカアイ「わーい♪(ケロッ)」

アクア「やっぱ演技じゃねぇか!」

ルビー「…何かとんでもないものに巻き込まれた気がする…」

ーーーー

ヒカル「ルビー、遊びに来たよ」

アイ「これが噂の学祭の喫茶店かぁ〜

やっほーママだよ!さっきぶり!!」

アクア「よう…」

ルビー「お兄ちゃん、見ないうちにやつれたね」

アクア「目を離したら2人ともすぐいなくなるんだよ…!父さんは何故か女子生徒に囲まれてるし、母さんは何か色々貰って来るし…!!」

ヒカル「すいませーん、コーヒー4つください。

いつも娘がお世話になってます」ペコリ

みなみ「いえいえ〜」

アイ「フリルちゃん今日は参加出来て良かったね」


フリル「はい。アイさん達もオフ取れて良かったですね」

ルビー「自由だなー…あの2人」

アクア「おまえもまた後で合流してくれ胃がもたん…」

ヒカル「初めて来たけど楽しいねアイ。…アイ?どうしたんだい?」

アイ「べっつに〜女の子に囲まれて楽しそうにしてるヒカルのことなんか全然気にしてないし〜。」

ヒカル「僕はアイといる時が一番だよ。心配かけさせてごめんね。」

アイ「…なら証明してよ。」

ヒカル「愛してるよアイ。流石にここではできないから…続きは帰ってからね♪」

アイ「…うん!許す♪」



ルビー「お兄ちゃん間違って砂糖マシマシのコーヒー買ってない?」

アクア「ブラックだと思ったが…間違えたか…」

ヒカル「アクア!ルビー!そうは言ったけどアクアとルビーもいる時が一番楽しいからね〜!!(大声)」

アイ「私も〜!アクアとルビーがいる時が一番好き!!(大声)」

アクルビ((顔真っ赤))

ーーー

時間も過ぎ、終わりがくる

ヒカル「今日は楽しかったね。」

アイ「ね~。また行きたいなぁ。」

ルビー「も~次からは事前に来るって言っといてよね。」

笑い合いながら帰る帰り道、しかしアクアの表情は重かった。

アクア「…その…今日はごめん…」

ルビー「?お兄ちゃん?」

アイ「何か謝ることあった?」

アクア「…えっと…今日怒鳴ってごめん…」

ヒカル「いや、あれは僕達が悪かったよ。」

アイ「悪ノリし過ぎたからね。」

アクア「…それでも…言い過ぎた…」

肉体が年齢に引っ張られる。思ったことと言うことすることが解離している。素直になれない。

アクア(前世で何を見てたんだ俺は…この2人には親がいなかった…今の俺の年齢ぐらいの時は相当苦労してはずなのに…今思い出を取り戻そうとしてるのに…俺は…突き放そうとしてた…ケロッとしたのは演技でもあの涙は本当だった…)

アクア「ごめんさな…」

そう言い切る前に2人はアクア抱きしめた。

ヒカル「アクアが優しい子だってことは知ってるよ。自分を責めちゃダメだ。」

アイ「こんなにも私達のことを思ってくれてる。ありがとう、アクア。」

ルビー「…お兄ちゃんだけずるい!私も!」

ヒカル「そうだね。ルビーもおいで。」

アイ「早く早く!」

ルビー「わーい♪」

アクア「…狭いよ」

ルビー「そうは言っても離れないのを私は知ってるよ〜♪」

アクア(…この妹には敵わないな。)

ヒカル「…もうこんなことするような歳ではないかもしれないけど…今日は許してね。」

そういうとヒカルは2人の頭を撫でた。

ヒカル「大きくなったね。2人とも。」

アイ「ここまで元気育ってくれてありがとう。」

そう言ってアイも2人の頭を撫でた。暖かく、大好きな匂いに溢れ、救われた気がした。





帰宅後

文化祭満喫して帰って家で撮った家族写真やこっそり学祭中の友達と触れ合ってるアクルビの写真見てホッとしてる2人


ヒカル「アクアはかなり早熟で賢い子だから友達ができるか心配だったけど良かったよ

仲良さそうに話す子達がいるみたいだし」


アイ「ルビーも仲良い友達居るの安心したな〜

私、居なかったし」


ヒカル「僕もいなかったよ。基本1人」


アイ「うそだー

ヒカルはララライでも仲良さそうな子達居たじゃん」


ヒカル「本当の意味では仲良くなれなかったんだ

周りの反応に合わせててね。

接し方が分からなかった…だからアイと2人で演技の練習したり、色々話をしたりご飯いったりが楽しかったよ」


アイ「やっぱり似たもの同士だ…私達」


ヒカル「互いに欠けたものを2人で補って16年。

楽しく賑やかに暮らせるのは君とあの子達のおかげだ」


アイ「少し長めのお休み貰えたら何処か、みんなで出かけようよ。思い出を作りに」


ヒカル「良いね、どこに行きたいかはアクア達帰ってから聞いてみよう」







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